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2020

本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません OVA
★ 3.7 / 5.0ファンタジー日常系
| 放送年 | 2020年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | ライトノベル |
| 制作 | Ajiado |
**第1話:ユスタキウスの変装作戦** 大司祭はマイネについてさらに情報を得たいため、彼の側近エックハルトとユスタスを派遣して調査させる。 **第2話:コリンナ夫人を訪問** エッファとトゥーリはマイネの洗礼式の衣装を見たいというコリンナの要望により、マイネとともにコリンナの邸宅を訪問することになる。
目次
作品概要・あらすじ
あらすじ
本作は『本好きの下剋上』TVシリーズの世界を、本編とは別角度から描いた2話構成のOVAです。第1話「ユストクスの変装作戦」では、神殿長がマインという少女の素性をより深く知るため、側近のエックハルトとユストクスを送り込みます。変装の名手ユストクスが、平民として暮らすマインの日常へと潜り込んでいく姿がユーモラスに綴られます。第2話「コリンナ夫人を訪問」では、マインの洗礼式の衣装をひと目見たいというコリンナの願いを受け、母エーファと姉トゥーリがマインを伴ってコリンナ邸を訪れます。本編では語られなかった家族や周囲の人々の何気ない時間を、優しいまなざしですくい上げた番外編です。みどころ・魅力
① 本編では描かれない”日常のすき間”を覗ける
TVシリーズが物語の本筋を駆け抜けていくのに対し、本OVAはその合間にあったはずの何気ない一コマに焦点を当てます。家族とのやり取りや街の人々との交流など、マインを取り巻く温かな日常が丁寧に描かれ、本編ファンほど「こんな時間もあったのか」と嬉しくなる作りになっています。② ユストクスの変装が生む軽妙なコメディ
第1話の主役とも言えるのが、神殿長の側近ユストクスです。彼の得意とする変装を駆使した”潜入調査”は、シリアスになりがちな調査劇を一転、肩の力が抜けるコメディへと変えてくれます。普段は見られないキャラクターのコミカルな一面が引き出され、群像劇としての奥行きを感じさせる一編です。③ 洗礼式の衣装をめぐる家族の物語
第2話では、マインの洗礼式という人生の節目を前に、母エーファと姉トゥーリの愛情がにじみ出ます。コリンナ邸を訪ねるという小さな出来事の中に、衣装づくりへの思いや家族の絆が織り込まれ、派手な展開はなくとも心がほどけるような余韻を残します。日常系の魅力が凝縮された章です。キャスト・声優一覧

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スタッフ
| 原作 | 香月美夜 |
|---|---|
| 原案キャラデザ | 椎名優 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
最初は、本編を一気見し終えた勢いのまま、軽い気持ちで再生ボタンを押した。本好きの下剋上、いわゆる本編は好きだったんだよな、と思いながら。ただOVAまで追うかというと、正直、微妙なところだとも思っていた。本編の外側にある番外編というやつは、たいてい蛇足になるか、コアなファンへのご褒美になるかのどちらかだから。これは後者だった。TVシリーズを補完する小さなエピソード集で、ユストクスがマインの周辺を嗅ぎ回る話と、洗礼式の衣装をめぐってコリンナ夫人の邸宅を訪ねる話。本編を見ていなければ何ひとつ刺さらない作りで、逆に言えば、見ていれば確実に頬がゆるむ。2回目に見たときのほうが、細部に気づけてよかった。マインという「異物」を、周りの大人たちがどう値踏みしていたかの話
本編はずっとマインの内側にいる物語だった。前世の記憶を抱えた幼児が、本を作るために知恵を絞り、周りを巻き込んでいく。視点は基本的に彼女のもので、だから見ているうちにマインの異常さのほうに慣れてしまう。五歳児が商人を相手に交渉し、神殿の構造に口を出す。本編を追っていると、それがいつのまにか当たり前の風景になっている。 このOVAが面白いのは、その視点をいったん外に出すところだ。ユストクスがマインを調査する話は、要するに「あの子、何かおかしくないか?」という大人側の違和感から始まる。関俊彦の、飄々としていてどこか食えない声がここで効いてくる。彼はマインを脅威としてではなく、興味深い観察対象として扱う。その距離感が、本編では描かれなかったマインの「外から見た異様さ」を静かに浮かび上がらせる。 コリンナ邸の話も構造は同じだ。母エーファの視点——折笠富美子の、柔らかくて芯のある声——を通すと、洗礼式の衣装という日常のイベントの裏で、母親が娘の特異さをどう受け止めているかが透けて見える。普通なら戸惑うはずのことを、彼女は愛情で包んで飲み込んでいる。 単なる本編の補完エピソードに見えて、これは「マインを愛する者・警戒する者の目」を集めた短編集なんだと思う。主人公を一歩引いて見る、その引きの画角こそがこのOVAの主題だ。子安武人のベンノや速水奨のフェルディナンドが本編で見せた「マインへの距離の取り方」を思い出すと、なおさら腑に落ちる。特に刺さったシーン
序盤、ユストクスがマインの周辺を探るくだりで、井口裕香の声がいつもより少しだけ無防備に聞こえる瞬間がある。本編では常に何かを企んでいるマインが、ここでは観察される側に回っているからだ。井口裕香の芝居は、賢しさと幼さを同じ一息の中に同居させるのが本当にうまくて、嗅ぎ回られていることに気づいていないマインの無自覚さが、かえって可笑しい。自分が「変装作戦」を仕掛けられるほどの存在になっているなんて、本人はたぶん思ってもいない。 それと、コリンナ邸で衣装をめぐる終盤の場面。トゥーリとエーファが、マインのために用意された一着の前で見せるささやかな反応——あそこで思わず息が止まった。派手な展開は何もない。ただ、この家族が貧しいなりにマインを大事にしてきた時間が、その布に全部詰まっている。本編を最後まで見たあとだと、布一枚の重みがまるで違って見える。これはそういう、見た人にだけ効く種類のシーンだ。読んで見たくなったら——『本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません OVA』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 本好きの下剋上のTVシリーズを最後まで見て、もう少しこの世界に留まっていたい人
- マイン以外のキャラ——ユストクスやエーファのような脇役の内面が気になる人
- 大きな事件より、日常の細部に宿る感情を拾うのが好きな人
合わない人
- 本編未見で、ここから入ろうとしている人(残念ながら何ひとつ刺さらない)
- 物語が大きく動くこと、新展開を期待している人
- OVAに本編級の濃度や尺を求めている人
次に見るなら
狼と香辛料——商売と交渉の知恵そのものが物語の核になっている。本好きでベンノとマインのやり取りにいちばん血が通っていると感じた人なら、こちらの賢い駆け引きも間違いなく好きなはず。 薬屋のひとりごと——規格外の知恵を持った主人公が、周囲から「この子は何者だ」と値踏みされていく構造が近い。マインの「外から見た異物っぷり」が好きだったなら、猫猫の立ち位置にも同じ面白さを感じられる。 SPY×FAMILY——タッチはずっと軽いけれど、「特異な子どもを、戸惑いながらも家族が愛情で包んでいく」という点はエーファの視点と地続きだ。コリンナ邸の温度が心地よかった人に。配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
本作は、dアニメストア、U-NEXT、Amazonプライムビデオ、Huluの4つのサービスで配信されており、主要な定額制サービスを利用していればすぐに視聴できます。アニメ専門のdアニメストアはもちろん、見放題作品の幅広いU-NEXTやHulu、普段使いのAmazonプライムビデオでもOVA本編を楽しめます。ご自身が契約中のサービスから手軽にアクセスできます。






