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劇場版 Free!-Timeless Medley- 絆
| 放送年 | 2017年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Kyoto Animation |
「Free!」の劇場版第一部。主に「Eternal Summer」と第一期の内容を再編集したもので、ハルと岩鳶高校に焦点を当てている。未公開シーンや「High Speed」キャラクターのカメオ出演も含まれている。
作品概要・あらすじ
あらすじ
『Free!』の劇場版第一部として2017年に公開された再編集作品です。テレビアニメ第1期と第2期『Eternal Summer』を中心に、七瀬遥と岩鳶高校水泳部の歩みを再構成しています。幼い頃から水と泳ぎに特別な思いを抱く遥が、仲間たちとの再会や衝突、そして将来への迷いを通して「自由」の意味を見つめ直していく姿が描かれます。本作には未公開シーンに加え、前日譚『High Speed!』に登場するキャラクターのカメオ出演も盛り込まれており、シリーズを追ってきたファンにも新鮮な発見がある構成となっています。みどころ・魅力
① 第1期+『Eternal Summer』を凝縮した総集編構成
テレビシリーズ2期分のドラマを一本に再編集し、遥たちの成長と関係性の変化を一気に追体験できるのが本作の核です。長いシリーズを通して描かれた「水泳との向き合い方」「仲間との絆」が圧縮されることで、物語の芯がより鮮明に浮かび上がります。シリーズの復習にも最適な一作です。② 七瀬遥と岩鳶高校に焦点を当てた再構築
副題「絆」が示す通り、本作は遥と岩鳶高校水泳部の視点を軸に据えています。マルチな群像劇だった原作シリーズから、あえて遥の内面と仲間との関係に絞ることで、彼が「自由(Free)」の意味へたどり着くまでの心の動きを丁寧に追える構成になっています。③ 未公開シーンと『High Speed!』キャラのカメオ
単なる再編集にとどまらず、本作には新たに描き下ろされた未公開シーンが追加されています。さらに前日譚『High Speed!』のキャラクターがカメオ出演し、シリーズ全体のつながりを感じさせる演出も。既にシリーズを観たファンほど楽しめる仕掛けが散りばめられています。キャスト・声優一覧




















スタッフ
| 監督 | 河浪栄作 |
|---|---|
| OP | スタイルファイブ「RISING FREE」 |
| ED | スタイルファイブ「EVER BLUE」 |
関連作品
アニメ
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
最初は総集編か、と少し身構えて劇場に入った。テレビシリーズを通しで見ている人間からすると、再編集ものは「知ってる話をもう一度」になりがちで、お金を払って座る理由を自分の中で探してしまう。ところが始まって数分で、その身構えがどうでもよくなった。大きなスクリーンと、体の芯に届く水音。あの作品の水は、テレビのスピーカーで聞いていたものとは別の生き物だった。遙が水に入る最初のカットで、ああこれは劇場で見るべきものだったな、と妙に納得してしまう。あとから配信で見返したときも悪くはなかったけれど、最初のあの没入感は、暗い客席で水音に囲まれていたからこそ起きたものだった気がする。
ひとりで水に還る男が、リレーで誰かと繋がるまで
七瀬遙という男は、基本的に自由形しか泳がない。タイムにも順位にもさして興味がなく、ただ水を感じていたい——それが彼の出発点だ。島﨑信長の声が面白いのは、その無感動さを冷たさではなく、水の中にいるときだけ世界とちゃんと繋がれる人間の不器用さとして響かせるところで。陸の上ではいつも半分眠っているような遙が、水に入った瞬間だけ表情の温度が変わる。その落差が、この作品全体の背骨になっている。
『絆』というサブタイトルは、正直まっすぐすぎて少し照れる。でもこの再編集を通して見ると、その言葉が安っぽいスローガンではないことがわかる。遙にとって泳ぐことは元々、誰かと競うものでも分かち合うものでもなかった。ひとりで水に還る行為だった。それが、橘真琴という幼馴染がそばにいて、松岡凛という宿敵がいて、リレーという「ひとりでは成立しない競技」に出会うことで、少しずつ書き換えられていく。鈴木達央が演じる真琴の、遙の半歩後ろから支えるような声のトーンが、この変化を地味に、しかし確実に押している。
宮野真守の凛は、その対極にいる。タイムと順位と過去の約束に縛られて、感情を爆発させながら泳ぐ男。遙が「水を感じる」人なら、凛は「水と戦う」人だ。このふたりがぶつかり、最終的にひとつのリレーに収束していく構図が、再編集だからこそ無駄なく見える。テレビでは数話かけて溜めたものが、映画の尺だと一本の線として繋がってしまう。だからこれは単なるスポーツものではなく、「ひとりで完結していた人間が、他人を必要とすることを覚える話」なんだと、見返してようやく腑に落ちた。
特に刺さったシーン
やっぱりリレーだ。個人種目をどれだけ丁寧に描いても、この作品が本当に泣かせにくるのはバトンならぬ「水のリレー」の場面で。前の泳者が壁にタッチした瞬間、次の泳者が飛び込む——その水しぶきが画面いっぱいに散る瞬間、劇場の音響だと本当に水を被ったような錯覚がある。ここで島﨑信長の遙が、いつもの無表情を一瞬だけ崩す。声にならない短い吐息みたいな芝居が入って、思わずこちらも息を止めていた。
あと地味に好きなのが、High Speed組のカメオだ。内山昂輝の桐嶋郁弥がちらっと映る場面、知っている人だけが反応できる作りで、こういう目配せに弱い。ゆきのさつきの天方先生がふっと空気を緩めるくだりも含めて、緊張だけで押し切らない緩急が効いている。水の中で泳いでいるだけのカットが、これだけ画として持つこと自体がもう、ちょっとした事件だと思う。
読んで見たくなったら——『劇場版 Free!-Timeless Medley- 絆』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 京アニの作画と水の表現を、ストーリー以前にまず「見たい」人
- 競技の熱さより、キャラ同士の関係性の機微を追いたい人
- テレビシリーズを見たうえで、もう一度劇場の音響で浴び直したい人
合わない人
- 完全新規で、いきなり再編集版から入ろうとしている人(順番的にしんどい)
- スポーツものに、明確な勝敗のカタルシスを求める人
- 男子キャラ中心の関係性と空気感が、どうにも肌に合わない人
次に見るなら
本編の関係性のルーツが見たくなったら、前日譚の劇場版 ハイ☆スピード! -Free! Starting Days- へ。遙たちの中学時代を描いた一本で、本編ではカメオだった内山昂輝の桐嶋郁弥がここでは中心に立つ。「絆」の前にあったものが見える。
部活と青春の機微をもっと浴びたいなら、同じ京アニの 響け!ユーフォニアム。水ではなく音だけれど、ひとつの目標に向かって不器用な人間が噛み合っていく感触は近い。関係性の温度を細かく描くのが好きな人に。
リレーの「ひとりでは勝てない」感が刺さったなら ハイキュー!!。個の強さと、それでも誰かに繋がないと届かないという構造を、もっと熱量高くやってくれる。遙が他人を必要とするまでの話が好きだったら、たぶん相性がいい。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『劇場版 Free!-Timeless Medley- 絆』は、dアニメストアとDMM TVで配信されており、どちらのサービスでも視聴できます。月額制で対象作品が見放題になるため、シリーズ本編とあわせてまとめて楽しみたい方にもぴったりです。気になる方は、いずれかのサービスで配信状況をチェックしてみてください。










