※本ページはアフィリエイト広告を含みます。
1993

ブラック・ジャック
★ 3.8 / 5.0アクション冒険ドラマミステリー超自然
| 放送年 | 1993年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 10話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Tezuka Productions |
医学の世界で囁かれる伝説の医師ブラック・ジャック。無免許ながら驚異的な腕を持つ彼は、莫大な報酬と引き換えに絶望的な患者を救う。黒いマントに身を包んだ謎の男は、独自の信念とヒポクラテスの誓いのみを守り、神の意志さえも超越して生命を守ろうとする。
目次
作品概要・あらすじ
あらすじ
医学界で密かに語り継がれる伝説の天才外科医、ブラック・ジャック。無免許ながら神業とも称される手術の腕を持ち、莫大な報酬と引き換えに、現代医学では救えないとされた患者たちの命を救い続ける。黒いマントを纏い、顔に大きな傷を刻んだ謎めいた男は、法や権威に縛られることなく、独自の信念とヒポクラテスの誓いだけを胸に生きる。時に富める者には法外な治療費を要求し、時に貧しき者を無償で救う。生命の尊厳とは何か、医療とは誰のためのものか——一話完結のドラマを通して、人間の生と死の深淵が静かに描き出されていく。みどころ・魅力
① 出崎統監督が描く劇場級の映像美
独特の止め絵や光の演出で知られる出崎統監督が手がけた本作は、TVアニメとは一線を画す重厚な作画と演出が魅力です。陰影を効かせた画作りが物語の緊張感を高め、一話ごとに映画を観るような満足感を味わえます。② リアリティを追求した手術描写
ブラック・ジャックの真骨頂である手術シーンは、緻密で本格的な描写が徹底されています。命を救う一瞬の緊迫感、執刀医としての覚悟が画面から伝わり、医療ドラマとしての見応えを存分に堪能できる作りになっています。③ 一話完結で味わう深い人間ドラマ
各エピソードが独立した構成で、患者やその家族が抱える事情を丁寧に掘り下げていきます。命の重さ、医療の在り方、人間の業——重いテーマを正面から描きながらも、ブラック・ジャックの不器用な優しさが心に残ります。キャスト・声優一覧

メイン
›


サブ
›


サブ
›


サブ
›


サブ
›


サブ
›


サブ
›


サブ
›


サブ
›


サブ
›


サブ
›


サブ
›

スタッフ
| 監督 | 出﨑統 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 杉野昭夫 |
| OP | 栄子 工藤「Just Before Sunrise」 |
| OP | アナザー・ムーン「記憶の君へ」 |
| OP | ザ・オレンジ・ヴォックス「Moon Shadow」 |
| OP | 工藤栄子「Rebirth」 |
| ED | 栄子 工藤「I’ll Be Back Again — Moonlight」 |
| ED | アナザー・ムーン「Kono omoi tsutaerareru (I Thought I Could Convey This Feeling…)」 |
| ED | ザ・オレンジ・ヴォックス「Black Jack」 |
| ED | 工藤栄子「HOPE — Not to be defeated, not to cry, and not to be daunted」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
手塚治虫の代表作、くらいの認識だった。ブラック・ジャックという名前だけは子供の頃から知っていて、黒いマント、顔の傷、無免許の天才外科医。それくらい。ちゃんと見たことは一度もなかった。で、配信で見つけて、軽い気持ちで再生したら——これ、いわゆる「子供向けの手塚アニメ」じゃない。1993年のこのOVAは、後年のTVシリーズとは完全に別物だと思っていい。あっちが入り口だとしたら、こっちはコアファンが腰を据えて潜る深いほうだ。一話ごとに、人が生きるか死ぬかの話を、出崎統の容赦ない演出で正面から突きつけてくる。最初の数分で居住まいを正した。2回目に見たときは、彼が報酬の額を口にする場面で、もう笑えなくなっていた。あれは金の話をしているようで、全然そうじゃない。高額な報酬は、生命の値段じゃない——ブラック・ジャックが本当に値踏みしているもの
ブラック・ジャックといえば、法外な手術代を平然と吹っかける無免許医、というイメージがある。実際、序盤から彼はとんでもない金額を口にする。数千万、ときにはそれ以上。守銭奴と呼ばれても仕方がない。でもこのOVAを2回、3回と見ていくと、あの金額がギャグでも欲の演出でもないことが、じわじわわかってくる。 彼が値踏みしているのは、患者の財布じゃない。生きようとする意志のほうだ。それだけの大金を払ってでも生きたいのか。あるいは、その人間を生かすために、周りの人間はどこまで本気になれるのか。ブラック・ジャックはそれを冷たく測っている。金は、覚悟の重さをはかる天秤に乗せる分銅でしかない。 あらすじにある「神の意志さえも超越して生命を守ろうとする」という一文が、見ているうちに重くのしかかってくる。彼は「もう助からない」「寿命だから」という言葉を認めない。自然の摂理だの天命だのを、メス一本で蹴り飛ばそうとする。けれどこのOVAが本当に容赦ないのは、そうやって救った命が必ずしも幸福につながらない、というところまで描き切ることだ。救うことと、幸せにすることは違う。手塚治虫が原作で問い続けたその矛盾を、出崎統の演出は一度も逃げずに引き受けている。 決定的なのは大塚明夫の声だ。彼のブラック・ジャックは、一度も命乞いをしない。患者にも、運命にも。あの低く乾いた声で報酬の額を告げるとき、そこにあるのは強欲じゃなくて、生命に対する異様なまでの真剣さなんだと、3回目でようやく腑に落ちた。特に刺さったシーン
具体的なネタバレは避けるけれど、中盤、ある患者が運び込まれてくる手術シーンの緊張感がすごい。出崎統お得意のハーモニー処理——動きがふっと止まって、一枚の劇画のような絵に切り替わるあの演出が、まさに生死の境目で使われる。ページをめくる手が止まるみたいに、こちらの呼吸まで止まった。 ゲストの患者を演じる声優陣も毎話よくて、林原めぐみが回によってまったく違う顔を見せる。か弱い者にも、芯の通った相手にもなる。あの振れ幅を一人で出してくるのは反則だと思う。 そして、ピノコ。水谷優子のあの独特な舌足らずの喋り方が、ブラック・ジャックの周りに漂う死の気配を、唯一中和してくれる。重い回ほどピノコの存在がありがたくて、彼女が画面に出てくるたびに、ああ息ができる、と思った。シリアスとユーモアの配分が絶妙で、ここで肩の力が抜けるからこそ、次の患者の話がまた深く刺さってくる。読んで見たくなったら——『ブラック・ジャック』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 出崎統の演出(入射光・ハーモニー処理・劇画タッチ)にしびれるタイプの人
- 一話完結の重たい医療ドラマを、腰を据えてじっくり浴びたい人
- 手塚作品の「生命とは何か」という問いそのものが好きな人
- 大塚明夫のブラック・ジャックを、ただただ堪能したい人
合わない人
- ポップで明るいブラック・ジャック(TVシリーズ寄り)を期待している人
- 派手なアクションや、見終わったあとの爽快感を求めている人
- 90年代OVAの、間(ま)を長く取る演出がもどかしく感じる人
- 後味のいい結末しか受け付けない人
次に見るなら
MONSTER——浦沢直樹原作。一度救った命の重さと業を、ひとりの医者の視点で延々と問い続ける物語。ブラック・ジャックの倫理観にぐっときたなら、この長い旅も間違いなく刺さる。 火の鳥——手塚治虫が生涯をかけて描き続けた、生と死そのものの話。ブラック・ジャックのテーマの源流がここにある。あの問いの根っこを知りたくなったら。 ヤング ブラック・ジャック——間黒男が、どうやってあの黒マントの医者になったのか。前日譚として見ると、本編での彼の頑なさの意味が違って見えてくる。配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ | |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
劇場映画に匹敵するクオリティで描かれたOVA版「ブラック・ジャック」は、現在ABEMA、dアニメストア、U-NEXT、Amazonプライムビデオ、DMM TVで視聴できます。複数の主要サービスで配信されているため、お使いの視聴環境に合わせて選びやすい作品です。骨太な医療ドラマをじっくり味わいたい方は、これらのサービスでチェックしてみてください。