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2015

ヤング ブラック・ジャック
★ 3.4 / 5.0ドラマ
| 放送年 | 2015年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Tezuka Productions |
天才的な無免許医師が活躍する大塚治虫の傑作漫画「ブラック・ジャック」の前日譚。若き日のブラック・ジャックが、どのようにして無免許で医療行為を行うようになったのか、その過去が描かれる。医学の知識と技術を駆使し、既存の医療制度では救えない患者たちを救っていく、彼の波乱万丈な人生が明かされる。
目次
作品概要・あらすじ
あらすじ
時は1960年代後半。学生運動やベトナム戦争に揺れる激動の時代、医学生・間黒男(はざま くろお)は、ずば抜けた技術を持ちながらも、まだ医師免許を持たない一人の若者だった。白髪と継ぎはぎの肌を抱えた彼は、既存の医療制度では救いきれない患者たちと次々に出会い、その天才的な手術の腕で命をつないでいく。やがて「ブラック・ジャック」と呼ばれることになる男が、いかにして無免許医療の道を歩み始めたのか。手塚治虫の不朽の名作の原点を描く、波乱に満ちた前日譚です。みどころ・魅力
① 名作「ブラック・ジャック」誕生の原点に迫る前日譚
あの黒いコートと無免許医という生き方が、どんな経験から生まれたのか。原作ファンならニヤリとする伏線が散りばめられつつ、初見でも引き込まれる人間ドラマとして成立しているのが本作の大きな魅力です。② 時代背景とリンクする骨太な医療ドラマ
ベトナム戦争や学生運動など、1960年代の混沌とした社会情勢が物語に深みを与えています。極限状況で下される医療の判断や、命の重さを問う展開は、単なる手術ものを超えた見応えを生み出しています。③ 若き天才のメスさばきと葛藤
まだ免許を持たない間黒男が、リスクを背負いながらメスを握る。神業のような手術描写と、医療制度の壁にぶつかる葛藤が交互に描かれ、後の「ブラック・ジャック」へと続く信念の形成過程に引き込まれます。キャスト・声優一覧

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スタッフ
| 監督 | 加瀬充子 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 高橋良輔 |
| 原作 | 田畑由秋 |
| 原案キャラデザ | 大熊ゆうご |
| キャラクターデザイン | 三浦菜奈、片山みゆき |
| OP | UMI☆KUUN「I am Just Feeling Alive」 |
| ED | 佐藤ナントカ「オールカテゴライズ」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
きれいな顔のブラック・ジャックが出てくるらしい、くらいの軽い気持ちで再生した。原作のあの継ぎ接ぎだらけの男が、まだ傷の少ない医学生だった頃の話だと知って、正直なところ身構えていたところもある。前日譚というのは、たいてい後付けの言い訳になりがちだから。ところが舞台が1960年代——学生運動とベトナムの空気がそのまま画面に乗っていて、最初の数分で姿勢を直すことになった。2回目に見て気づいたのは、若き間黒男がまだ世界に期待している顔をしている、ということ。あの皮肉屋になる前の、ほんの少しだけやわらかい目をしている。まだ世界を嫌いになる前の、間黒男の話
この作品を、有名な無免許医がどうやって生まれたかを説明するための補足だと思って見ると、半分しか入ってこない。たしかに彼が免許を捨てる理由は描かれる。でも本当に描かれているのは、まだ人を信じることをやめていない一人の医学生が、信じ続けるための代償をひとつずつ払っていく過程のほうだ。 舞台に1960年代を選んだのがうまい。ベトナム戦争、学生運動、金で動く医療制度——若い間黒男が手を伸ばすたびに、彼の善意は制度や戦争や差別にぶつかって跳ね返される。技術はある。知識もある。それでも救えないものがあると突きつけられたとき、彼の目から少しずつ熱が抜けていく。その温度の下がり方こそが、後の継ぎ接ぎだらけの男にまっすぐつながっている。 そしてキリコの存在が効いてくる。諏訪部順一が演じる、死を売る医師。生かすことを選ぶ間黒男と、楽にすることを選ぶキリコは、同じ「患者を救う」という言葉を正反対の意味で使う。この二人が対になることで、医療ものにありがちな「命は尊い」の一言が宙吊りにされる。何のために生かすのか、誰のための死なのか——答えを出さないまま並べてみせるあたりに、この作品の覚悟がある。原作のブラック・ジャックが、なぜあそこまで人間を突き放しながら、それでもメスを握り続けるのか。その理由の半分は、たぶんこの頃に置いてきている。特に刺さったシーン
やっぱりキリコと初めて正面から向き合う場面で、画面の前で手が止まった。諏訪部順一の声が、低くて滑らかで、まったく揺れない。人を死なせることに迷いがないというのを、台詞の内容ではなく声の温度だけで成立させてくる。対する若い間黒男が、理屈で言い返そうとして言葉に詰まる——あの沈黙が効いている。正しさを持っているのに勝てない、という構図が、声の芝居だけで伝わってくるのがすごい。 山之辺マサトを演じる松岡禎丞も良くて、まっすぐな分だけ危うい青年の体温を、序盤の張り詰めた展開でちゃんと持たせている。岡本舞子の伊藤静は、感情を声に乗せすぎない引き算がうまくて、派手に泣かせにくるタイプの芝居じゃないからこそ、終盤の静かな場面が後を引く。脇では遊佐浩二の藪や緑川光の醍醐多宝丸が、若い主人公を試す側として要所を締めていく。2回目に見ると、この声の距離感だけで関係性が読めるように組まれているのがわかってくる。読んで見たくなったら——『ヤング ブラック・ジャック』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 原作のブラック・ジャックを読んでいて、あの男の「前」を覗いてみたい人
- 命を救う/救わないをめぐる、答えの出ない問いを抱えたまま楽しめる人
- 学生運動やベトナムを背景にした、1960年代の重い空気が好きな人
- キリコと間黒男のような、思想がぶつかり合う関係性に弱い人
合わない人
- すでに完成された皮肉屋のブラック・ジャックだけが見たい人
- 一話完結でスッキリ片づく医療ミステリーを求めている人
- 美形にリデザインされた主人公が、どうしても受けつけない人
- 戦争や手術描写の生々しさが苦手な人
次に見るなら
若き日の彼を見たなら、順番としてはやはりブラック・ジャックへ。あの継ぎ接ぎの男が、どんな顔で世界と距離を取るようになったのか、答え合わせのように見られる。 人を救う天才と、人の業をめぐる重さが好きならMONSTER。腕を持った医師が自分の選択の意味を問われ続ける話で、白黒つかない問いの居心地の悪さが近い。 医療ものから少し離れていいなら昭和元禄落語心中。一人の人間が時代に流されながら「その人」になっていく過程を、乾いた大人の筆致で描く。間黒男の温度が下がっていく感じが刺さった人には、たぶん響く。配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
本作「ヤング ブラック・ジャック」は、dアニメストアとU-NEXTで配信されており、いずれのサービスでも視聴することができます。アニメ作品に強いdアニメストアと、幅広いジャンルを扱うU-NEXTの両方で観られるため、ご自身の利用環境に合わせて選べるのが嬉しいポイントです。名作の原点である前日譚から世界観に触れたい方は、ぜひチェックしてみてください。





