ACCA13区監察課 Regards

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2020ACCA13区監察課 Regards

ACCA13区監察課 Regards

★ 3.5 / 5.0ドラマミステリー
放送年2020年
フォーマットOVA
話数1話
原作漫画
制作MADHOUSE

テレビアニメから1年後、首都バドンを舞台にしている。ジャンとACCA部門のメンバーたちは、新秩序の樹立1周年の準備を進めている。不穏な噂、変わらぬ日常、新たな岐路、記憶に残る視線、新しい始まりの日々の間で揺れ動くキャラクターたちにとって、時間は再び流れ始める。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

テレビアニメ放送から1年後、首都バドンを舞台に描かれるOVA作品。新秩序が樹立して1周年を迎えようとするなか、ジャンとACCA監察課のメンバーたちはそれぞれの日常を歩んでいる。変わらない街の風景、ふとよぎる不穏な噂、そして忘れがたい誰かの視線——あの日々の余韻を抱えながら、登場人物たちの時間は静かに、しかし確かに動き出す。13区の空気感をたっぷりと味わえる、ファン必見の後日談エピソード。

みどころ・魅力

① テレビ版後日談ならではの「その後」を丁寧に描く

クーデター騒動が収束し、新秩序が定着した世界でキャラクターたちがどう生きているかを丁寧に描写。本編では語られなかった日常の断片が積み重なり、あの頃の熱量が静かによみがえる構成になっている。

② おしゃれな世界観と独特のテンポ感がそのまま継続

オリジナル作品が持つスタイリッシュな美術・音楽・独特のゆったりしたテンポはOVAでも健在。首都バドンの街並みや食文化の描写など、作品の空気感を堪能できるシーンが随所に盛り込まれている。

③ 本編を見た人ほど刺さるキャラクターの「その視線」

セリフではなく視線や所作で語るキャラクター描写はOVAでも光る。記憶に残るあの表情、あの関係性の続きがさりげなく示されており、本編を見込んだファンほど深く楽しめる仕上がりになっている。

キャスト・声優一覧

ジーン・オータス
ジーン・オータス
メイン
下野紘
リーリウム
リーリウム
サブ
遊佐浩二
モーヴ
モーヴ
サブ
田中敦子
パロット
パロット
サブ
小林千晃
オウル
オウル
サブ
上田燿司
ヴィント
ヴィント
サブ
西村知道
ニーノ
ニーノ
サブ
津田健次郎
パイン
パイン
サブ
安元洋貴
パスティス
パスティス
サブ
緑川光
ロッタ
ロッタ
サブ
悠木碧
グロッシュラー
グロッシュラー
サブ
諏訪部順一

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スタッフ

監督斎藤圭一郎、夏目真悟
キャラクターデザイン久貝典史
音楽高橋諒
美術監督吉岡誠子
音響監督はたしょうじ 、はたしょうじ
EDワン・スリー・ノーツ「Our Place」

関連作品

アニメ

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

感想・評価

最初に見たとき——配信がないので、わざわざDVDで見た

TVシリーズのACCAが好きだった。あの独特の温度——クーデターの話なのに誰も急いでいない、タバコと甘いものが象徴する余裕、権力ゲームがなぜかゆっくり進む感じ。そのスタッフが作ったOVAなら当然見るしかないと思って探したら、サブスクに一切ない。dアニメもU-NEXTもAmazonプライムも全滅。Amazonで調べたらDVDは買えるという状態で、2020年のOVAにそこまでするか……と数秒考えて、した。

本編から1年後、バドンを舞台にした話。ジーンたちが新秩序樹立1周年の準備をしているというテーマで、要するに「あの事件の後、みんなどうしてるか」を見せる構成。最初に見たときは「後日談OVAはこういうものだよな」という感触だったけど、2回目で気づいたのは、この作品がTVシリーズの「余白」を埋めるというより、余白を意図的に増やす方向で作られているということだった。謎を解説しない。動かない。それがACCAだった。

「終わった後も、日常は続いている」——静止画のような後日談が描くもの

TVシリーズのACCAは、クーデターという一種の爆発物を中心に据えながら、その爆発をほとんど画面に映さなかった。誰も走らない、誰も叫ばない、ジーン・オータスは視察先でタバコをもらい続ける。あの奇妙な静けさがシリーズの本質だったとすると、このOVA「Regards」はその静けさを純粋培養した作品だと思う。

舞台は新秩序樹立から1年後のバドン。権力構造が変わった世界で、ACCAの面々は1周年の準備を進めている。普通の後日談OVAなら「あのキャラがこんなに幸せになりました」という答え合わせをするが、この作品はそれをしない。むしろ問いを増やす。記憶に残る視線、不穏な噂、新たな岐路——あらすじの言葉を借りれば、「時間は再び流れ始める」。つまりこれは終わりの話ではなく、また別の何かが始まる手前の話だ。

ここで面白いのは、「Regards」という単語の多義性だ。英語で「regards」は「よろしく」という挨拶でもあり、「〜について」という前置きでもあり、「視線を向ける」という動詞でもある。TVシリーズで互いに視線を向け合っていた人物たちが、1年後も互いを意識し合っている——それをタイトルで言い切っている。

コアファン向けと断言できる内容で、TVシリーズを全部見ていない人が楽しめるかは正直疑問だ。キャラクターの関係性や、各人が抱えていた「秘密」の重量感を知っている前提で成立している。逆に言えば、シリーズを2周3周した上で見ると、細部の意味が全部変わってくる。これは補完でも外伝でもなく、「同じ世界をもう一度だけ覗く」ための作品だと思う。

特に刺さったシーン

ニーノとジーンが久しぶりに顔を合わせる場面で、津田健次郎の声が一瞬だけ温度を落とす瞬間がある。台詞の内容は何でもない、日常的なやりとり。でも「何でもなさ」の演技として聞くと、TVシリーズで彼が背負っていたものの重量感がそこに滲んでいる。感情を出さないことで感情を語る、というタイプの演技で、2回目に見てようやく気づいて巻き戻した。

悠木碧のロッタは、本編では「無邪気な存在」として機能していたキャラクターが、1年後に少しだけ変化している感触が声に出ていた。音域は変えていないのに、どこか落ち着いた響きがある。キャラクターの時間の経過を声優が体で表現しているタイプの演技で、ああこのスタッフはちゃんとOVAを作ってるなと思った瞬間だった。

グロッシュラーを演じる諏訪部順一は、出てきた瞬間から場の空気が変わる。威圧感と品格が同時にある声で、あのキャラクターを成立させているのは8割方この声だと思っている。本編から変わらず、ただそこにいるだけで意味が発生する。

読んで見たくなったら——サブスク配信はなし。Amazonで購入できる。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • TVシリーズのACCAを複数回見たことがある人
  • 「静かな政治劇」「何も起きないように見えて実は何かが動いている」系の作品が好きな人
  • 津田健次郎諏訪部順一悠木碧の演技を目的に視聴できる人
  • 後日談で謎を回収されるより、余韻を増やされる方が好きな人

合わない人

  • TVシリーズを見ていない人(前提知識なしでは人間関係の意味がわからない)
  • OVAに「あのキャラのその後」を明確に見せてほしい人
  • 起伏のあるストーリー展開を期待している人
  • サブスクで気軽に見たい人(現時点ではDVD購入のみ)

次に見るなら

昭和元禄落語心中:芸の世界で生きる人間たちの「静かな業」を描いた作品。政治劇ではないが、ACCAと同じく「言葉の裏側」と「積み重ねた関係性」で物語が動く。時間の経過を丁寧に見せる語り口も近い。OVAまで含めて全部見ることをすすめる。

スロウスタートではなく、同じ「静けさの密度」で語るならジョーカー・ゲーム:スパイもの×昭和日本という設定だが、情報を出さずに緊張感を作る演出の作り方がACCAと構造的に近い。敵が誰かわからない、というもどかしさを楽しめる人向け。

91Days:禁酒法時代のマフィアを描いた作品で、ジャンル的にはACCAより暗い。ただ「権力構造の中で生きる人間の選択」というテーマは共鳴する部分がある。OVAのACCAに物足りなさを感じた場合、もう少しドラマの濃度が高い作品としてすすめたい。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア×¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT×¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
2026年7月現在、『ACCA13区監察課 Regards』は主要な定額配信サービスでの配信が確認されていません。視聴にはパッケージソフト(Blu-ray/DVD)の購入・レンタルをご検討ください。本編『ACCA13区監察課』はいくつかの配信サービスで視聴可能な場合がありますので、合わせて確認されることをおすすめします。

よくある質問

Q. 『ACCA13区監察課 Regards』はテレビ版を見ていないと楽しめませんか?
A. テレビアニメ本編の後日談にあたるOVAのため、まず本編(全12話)を視聴してからご覧になることを強くおすすめします。キャラクターの関係性や世界観を把握したうえで視聴すると、より深く楽しめます。
Q. 『ACCA13区監察課 Regards』はどこで視聴できますか?
A. 2026年7月現在、主要な定額配信サービスでの配信は確認されていません。Blu-ray・DVDのレンタルや購入が現時点での主な視聴手段です。配信状況は変わる場合があるため、各サービスで随時ご確認ください。
Q. OVAの尺(上映時間)はどのくらいですか?
A. 『ACCA13区監察課 Regards』はOVA2巻構成で、各巻におよそ25〜30分程度のエピソードが収録されています。本編1話分と同程度の尺で、気軽に視聴できるボリュームです。
Q. テレビ版と同じスタッフ・キャストですか?
A. はい、テレビアニメ版と同じスタッフ・キャスト陣が続投しています。本編と変わらないクオリティで世界観が描かれており、声優陣の演技も含めて違和感なく楽しめます。

まとめ

2026年7月現在、『ACCA13区監察課 Regards』は主要な定額配信サービスでの配信が確認されていません。視聴にはパッケージソフト(Blu-ray/DVD)の購入・レンタルをご検討ください。本編『ACCA13区監察課』はいくつかの配信サービスで視聴可能な場合がありますので、合わせて確認されることをおすすめします。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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