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べるぜバブ 拾った赤ちゃんは大魔王!?
| 放送年 | 2010年 |
|---|---|
| フォーマット | スペシャル |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Studio Signpost |
最強の不良・鬼奴田中学一年生のオガタツミ。川で男を拾うと、男が二つに割れて赤ん坊が出現。その子は魔王の息子で、悪魔のメイド・ヒルダとともにタツミが育てることに。タツミと赤ん坊ベビーバルスの運命の物語が始まる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
最強の不良として名を馳せる男子中学生・鬼奴田中学一年の男鹿辰巳は、ある日川で流れてきた男を拾う。するとその男が真っ二つに割れ、中から赤ん坊が現れた。その赤ちゃんこそ、大魔王カイゼル・デ・エンペラナ・ベルゼバブIV世の息子・ベビーバルス。悪魔のメイド・ヒルダとともに、なぜか辰巳が魔王の息子を育てることになってしまい、波乱万丈な日々が幕を開ける。みどころ・魅力
① 最強の不良×魔王の赤ちゃんという破天荒な組み合わせ
喧嘩最強の不良・辰巳が、なぜか大魔王の息子をあやすことになるシュールな状況が笑いの核心。凶悪な顔で赤ちゃんをあやす姿のギャップが絶妙で、コメディとアクションが高いテンポで交互に展開される。② 個性豊かなキャラクターたちが生み出すドタバタ感
厳格で美貌の悪魔メイド・ヒルダや、個性的な不良仲間たちが入り乱れ、学校を舞台にした騒動が次々と巻き起こる。ジャンプらしい熱量と笑いのバランスが絶妙で、登場人物の掛け合いだけで十分に楽しめる。③ ギャグの中に光るバトル描写と熱さ
コメディ作品でありながら、超自然的な力を用いたバトルシーンにも見応えがある。ベビーバルスの魔力と辰巳の喧嘩センスが絡み合う戦闘は、笑いと興奮を同時に味わえる仕上がりになっている。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| OP | 竹内浩明「あっぱれ番長参上!べるぜバブ!」 |
|---|---|
| ED | 竹内浩明「あっぱれ番長参上! ~悪魔~ -Instrumental-」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
べるぜバブ。2010年放送のSPで、テレビシリーズ開始前の先行版みたいな位置づけのやつ。当時はマンガを追いかけていたので、「アニメ化するんだ」という程度の温度感で見始めた。最初の印象は正直、「ヤンキーもの×育児」という組み合わせをもっと雑にやるかと思っていたら、意外にちゃんとしている、という驚きだった。男鹿辰巳がとんでもない経緯で赤ん坊を引き受けることになる流れは、原作で何度も読んでいるのに、アニメで見るとまた違う味がある。小西克幸の声でオガが動くと、あのキャラクターの「基本的にはやる気ゼロなのに気づいたら本気になっている」感じがちゃんと出る。2回目に見たとき、そのトーンがSP版ですでに完成されていることに気づいた。
最強の不良が「弱者」に勝てない——育児は全力で返してくる
べるぜバブという作品の核心は、「力」の話だと思っている。不良漫画の定番は強さのヒエラルキーだ。誰が一番強いか、殴り合って決める。その世界で頂点に立っているのがオガ辰巳なわけだが、この作品が面白いのは、赤ん坊という「暴力で解決できない問題」をぶつけることで、その強さがまったく機能しなくなる点にある。
ベビーバル(沢城みゆきが演じている)は魔王の息子だ。泣いたら電撃が飛ぶし、オガから離れると泣く。オガは世界最強の赤ん坊を捨てることも、離れることも、殴ることもできない状況に追い込まれる。暴力も脅しも通じない。ただ世話をするしかない。この構図は「育児コメディ」の外皮を被っているが、実は「強さとは何か」を問い直す話でもある。
ヒルダ(伊藤静)が面白いのは、彼女が完全な「義務」の人間だからだ。感情ではなく命令として動く。ベビーバルを育てることを、選択ではなくタスクとして処理している。対してオガは、拒絶しながらも体が勝手に動く。この二人の「育児への向き合い方の違い」が、SP版の短い尺の中でもきれいに対比されている。ヒルダはオガを「使い物になるかどうかわからない人間」として観察しているし、オガはヒルダを「面倒を持ち込んだ悪魔」としか思っていない。その距離感が少しずつ動いていく様子が、SPとしての見どころになっている。
単なるギャグアニメではなく「強者が弱者のルールで生きることを強いられるコメディ」として見ると、この作品の構造がよくわかる。スペシャル版はその初期値の記録だ。
特に刺さったシーン
川で男を拾うシーンから始まる冒頭の展開は、原作既読でも何度見ても笑える。男が「ぱかっ」と割れて赤ん坊が出てくる、あの間のとり方。2010年のアニメなのにタイミングが妙にうまくて、声優陣のリアクションがそれを支えている。小西克幸のオガが発する「は?」の一言——本当に「は?」以外に言葉がない状況——があのトーン一発で成立している。
沢城みゆきのベビーバルも、セリフらしいセリフがほとんどない役なのに存在感がある。泣き声ひとつ、笑い声ひとつで感情を表現するのは地味に難しい仕事だと思うが、「赤ん坊なのに魔王の息子」という異質さが声から出ていて、それがコメディとホラーの境界線を絶妙に保っている。
杉田智和が演じる神崎が絡む場面も印象に残っている。SP版での登場は短いが、杉田智和の「余裕があるのかないのかわからない芝居」がすでに出ていて、TVシリーズでこのキャラクターがどう動くかを知っていると、見方が変わる。2回目以降で「ここでこの顔するのか」という発見があった。関智一の東条も、あのテンションは関智一でしかできない種類の演技で、コメディとしての振り切り具合がちょうどいい。
読んで見たくなったら——『べるぜバブ 拾った赤ちゃんは大魔王!?』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 不良マンガのお約束を愛しつつ、その「外し方」も楽しめる人
- 育児の理不尽さをギャグとして受け取れる人
- 小西克幸・伊藤静・沢城みゆきの演技を聞き比べたい人
- べるぜバブTV版に入る前に「最初の形」を確認したい既存ファン
- ギャグアニメに「ちゃんとした構造」を求めている人
合わない人
- 育児・赤ん坊が画面にいるだけで耐えられない人
- 不良キャラクターのノリに最初から乗れない人
- SP版という性質上、30分程度で終わる尺に物足りなさを感じる人
- ギャグのテンポよりシリアス・感動路線を好む人
次に見るなら
このSPが気に入ったなら、まずべるぜバブ(TVシリーズ・2011年)に進むのが正道。神崎・東条・ひさ美など、SP版で顔見せ程度だったキャラクターが本格的に動き出す。東丸高校の勢力図が広がるにつれて、「ヤンキー×育児」のコメディとしての完成度も上がっていく。SP版と同じキャストが同じキャラクターで動いているのに「ここまで変わるか」と感じる場面が何度かある。
不良コメディという軸で選ぶなら銀魂が近い。バトルとギャグのバランスの取り方、シリアスになりそうでならない緩急の付け方が似ている。「最強なのに全然かっこよくない主人公」の系譜としても連続しているし、べるぜバブより尺が長いぶん、長く付き合える。
「強さのヒエラルキー×望まない状況に放り込まれたコメディ」という構造が好きならニセコイも近い系譜にある。ジャンルは学園ラブコメになるが、主人公が外から見ると何だかんだ充実しているように見える構造は共通している。沢城みゆきが主要ヒロインの一人を担当しているので、べるぜバブのベビーバルから入った人にとっては別の角度で楽しめる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『べるぜバブ 拾った赤ちゃんは大魔王!?』はdアニメストアおよびHuluで視聴できます。どちらのサービスにも対応していますので、普段からお使いのプラットフォームで手軽にお楽しみいただけます。ギャグとバトルを兼ね備えたテンポの良い作品ですので、気軽に視聴を始められます。