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劇場版 ポケットモンスター ベストウイッシュ キュレムVS聖剣士
| 放送年 | 2012年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | ゲーム |
| 制作 | OLM |
ポケットモンスターの15作目の映画で、「ベストウィッシュ」シリーズの第2作。伝説のポケモン・キュレムが登場し、新たなフォルム「ブラックキュレム」「ホワイトキュレム」も現れる。伝説の銃士ポケモン・コバルオン、テラキオン、ビリジオンと、新たに明かされた4番目のメンバー・ケルデオが登場する。
作品概要・あらすじ
あらすじ
氷の伝説のポケモン・キュレムは、かつて聖剣士の一員・ケルデオに敗れた過去を持ち、再戦を挑むケルデオを追って雪深い廃駅の街へと現れます。一人前の聖剣士となるべくキュレムへの挑戦を急ぐケルデオでしたが、力及ばず深い傷を負って逃走。偶然居合わせたサトシたちは、傷ついたケルデオを助けながら、コバルオン・テラキオン・ビリジオンら聖剣士の仲間とともにキュレムの猛追に立ち向かいます。真の勇気と仲間の絆が試される中、ケルデオは「聖剣士」として本当の強さを見出していきます。みどころ・魅力
① ブラック/ホワイトキュレムの圧倒的迫力
本作最大の見どころは、キュレムが見せる二つの新フォルム「ブラックキュレム」「ホワイトキュレム」。氷を操る圧倒的なパワーと冷酷な存在感で、シリーズ屈指の強敵として描かれます。雪と氷に閉ざされた街を舞台にしたバトル演出は緊張感たっぷりです。② 半人前の聖剣士・ケルデオの成長物語
焦りから無謀な戦いを挑み傷つくケルデオが、真の勇気とは何かを学び、一人前の聖剣士へと成長していく姿が物語の核。若さゆえの未熟さと、それを乗り越える過程に多くの視聴者が自分を重ねられる、王道の成長ドラマです。③ 聖剣士4体が集結する熱いチームバトル
コバルオン・テラキオン・ビリジオンの伝説の三銃士に、4人目のケルデオが加わる「聖剣士」集結は本作の大きな魅力。それぞれ異なる個性と技を持つポケモンたちが連携して強敵に挑む構図は、特撮ヒーローのような高揚感があります。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 湯山邦彦 |
|---|---|
| 原案キャラデザ | 杉森建 |
| OP | 松本梨香「やじるしになって!」 |
| ED | ローラ「Memories」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
正直に言うと、ポケモン映画は毎年あるものだと思っていて、その年その年のやつを律儀に追う気はあまりなかった。キュレムって強かったっけ、くらいの温度で席についたのが本当のところだ。ところが見始めて二十分もすると、こっちの予想していた「子ども向けの一本」とは少し毛色が違うことに気づく。氷に閉ざされた廃駅の町、群青に沈んだ画面、追われ続ける見習いの剣士。最初の「どうせ」が、いつのまにか「これ、どうなるんだ」に変わっていた。二回目に見たときは、冒頭の静けさが全部ラストの伏線だったとわかって、序盤の寒々しさの意味が裏返る。なめてかかった自分が少し恥ずかしくなる、そういう入り方だった。
強さに憧れた見習いが、逃げることを覚えるまでの話
この映画の芯にあるのは、キュレムというデカい伝説のポケモンの強さ自慢ではない。中心にいるのはケルデオという、聖剣士に憧れる見習いのほうだ。コバルオン・テラキオン・ビリジオン——三体の先達に並びたくて、まだ早いのに無理を押して挑み、当然のように敗れて、町ごと氷漬けにされかねないところまで追い込まれる。物語が描いているのは、勝つことではなく、勝てない自分をどう引き受けるか、という地味で苦い問いのほうだ。
面白いのは、この作品が「修行して強くなりました」という素直な成長譚を選ばなかったところで、ケルデオが最後に手に入れるのは腕力ではない。一度ちゃんと逃げて、何のために戦うのかを思い出してから戻ってくる。背伸びと蛮勇を、まず捨てる。聖剣士の「剣」が本当に意味するものは何か、という問いに、勇ましさではなく覚悟で答えさせる構成になっている。子ども向けの体裁をしているけれど、ここで言われているのは「憧れだけで踏み込むと、守りたかったものまで巻き込んで凍る」というかなり大人びた話で、見終わってから効いてくる。毎年あるシリーズの一本、と侮っていた自分の浅さが、ここでもう一度きまり悪くなる。
特に刺さったシーン
刺さったのは派手な大技の応酬ではなく、コバルオンがケルデオに引導を渡すように突き放す場面だ。山寺宏一の声がここで効く。叱るのでも慰めるのでもなく、低く抑えた声で「お前はまだだ」と告げる、その温度の低さ。突き放しているのに見捨ててはいない、という距離の取り方が声だけで成立していて、思わず姿勢を正した。憧れの相手にいちばん言われたくない言葉を、いちばん信頼している相手から言われる残酷さが、あの一声に全部入っている。
もう一つ、アイリスとデントが前線でわちゃわちゃやっている横で、大谷育江のピカチュウがほんの数フレーム見せる怯えの芝居が良い。悠木碧と宮野真守のテンポのいい掛け合いがシリーズらしい軽さを担保しているぶん、ピカチュウの素の反応が画面の緊張を一段引き締める。賑やかさと寒さのバランスが、声の演技で立っている映画だと思う。
読んで見たくなったら——『劇場版 ポケットモンスター ベストウイッシュ キュレムVS聖剣士』はU-NEXTで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- ポケモン映画を「子ども向け」と侮っていて、一度ちゃんと裏切られてみたい人
- 勝ち負けより「焦って背伸びした若いやつが立て直す話」に弱い人
- 山寺宏一・大谷育江あたりのベテランの抑えた芝居を耳で味わいたい人
- 群青に沈んだ氷の町、という画面の温度感が好きな人
合わない人
- キュレムや伝説のポケモンの圧倒的なバトルスペクタクルを期待している人
- シリーズ本編のキャラ関係をある程度知っていないと乗りづらいと感じる人
- 主役が一度「逃げる」展開に、もやっとしてしまう人
次に見るなら
同じベストウイッシュ期の劇場作なら劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ ビクティニと黒き英雄 ゼクロム/白き英雄 レシラムがいちばん地続きで、伝説のポケモンと人の願いが絡む構図が好きなら続けて効く。「未熟な若者が一度つまずいてから本物の覚悟を得る」テーマに惹かれたならポケモン・ザ・ムービーXY 破壊の繭とディアンシーあたりも、見習いの危うさという点で重なる。バトルの派手さより内面の話に寄りたいなら、シリーズの原点劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲を改めて。強さとは何かという問いの、いちばん古くていちばん重い答えがそこにある。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「劇場版 ポケットモンスター ベストウイッシュ キュレムVS聖剣士」は、U-NEXTとDMM TVで視聴できます。どちらのサービスでも配信されているので、ご自身が利用しやすい方を選んで楽しめます。氷の伝説ポケモンと聖剣士たちの熱いバトルを、ぜひこの機会にチェックしてみてください。




