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ポケットモンスター ベストウィッシュ 「ビクティニと黒き英雄」
| 放送年 | 2011年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | ゲーム |
| 制作 | OLM |
ポケモンベストウイッシュの映画2作品は7月16日に同時公開される。タイトルは「ビクティニと黒き英雄ゼクロム」「ビクティニと白き英雄レシラム」。サトシとピカチュウがビクティニに出会うまでのストーリーは同じだが、登場する伝説のポケモンはゼクロムまたはレシラムで異なる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
サトシ、アイリス、デントの一行が訪れたのは、大地が移動する「ドリフトランド」の上に築かれた城下町アイントオーク。そこで彼らは、人々に勝利をもたらすと伝えられる幻のポケモン・ビクティニと出会います。やがて町には、かつてこの地を救った英雄と「絆の柱」をめぐる古の伝説が深く関わっていることが明らかに。ビクティニの力を狙う者の野望によって町が危機に陥るなか、サトシは伝説のポケモン・ゼクロムとともに、ビクティニと町を守る戦いへと身を投じていきます。みどころ・魅力
① 幻のポケモン・ビクティニの愛らしさと”勝利”の力
本作の主役は、ベストウィッシュ世代を象徴する幻のポケモン・ビクティニ。つぶらな瞳と無邪気な仕草で観る人を惹きつけながら、「勝利をもたらす」その特別な力が物語の核として描かれます。サトシとの心の交流が、ラストの感動へとつながっていきます。② 伝説のポケモン・ゼクロムが彩るダイナミックな戦い
黒き英雄編に登場するのは、漆黒の伝説ポケモン・ゼクロム。雷をまとった圧倒的なパワーと迫力ある飛行シーンは劇場版ならではの見ごたえ。レシラムが登場する「白き英雄」編と対をなす構成も、本作ならではの楽しみ方です。③ 移動する大地”ドリフトランド”と古の王国伝説
舞台となるのは、大地そのものが動く幻想的な城下町アイントオーク。美しい街並みと、かつてこの地を救った英雄の物語が重なり合い、壮大なスケールの冒険を生み出します。アクションとファンタジーが融合した世界観に引き込まれます。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 原案キャラデザ | 杉森建 |
|---|---|
| 音響監督 | 三間雅文 |
| ED | 「宙 -そら-」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
正直に言うと、最初は「ビクティニってどれだっけ」から入った。ポケモン映画なんて毎年夏にやってるもので、伝説のポケモンが一匹増えるたびに記憶の棚がいっぱいになって、もう誰が誰だか曖昧になっていた頃だ。だから半分は「夏の風物詩を消化する」くらいの軽い気持ちで見始めた。ところがオープニングで空中都市の意匠と、橙色の小さなビクティニがちょろちょろ動き回るのを見て、あれ、これ思ってたより手が込んでるぞ、と姿勢を直した。2回目に見たときは逆に、序盤ののどかな町並みのカットがやけに沁みた。あれは後で効いてくる景色だったんだな、と。
故郷を取り戻したい男の「正しさ」が、いちばん危ういという話
この映画、子ども向けの夏休みイベントの顔をしているが、芯にあるのはわりと苦い。山寺宏一が演じるモーモントという男は、悪役という言葉でくくるには無理がある。彼がやろうとしているのは復讐でも世界征服でもなく、ただ「先祖の故郷をもう一度地に戻す」こと。動機がまっとうすぎるのだ。だからこそ怖い。正しさを一点に絞り込んだ人間は、その正しさのためなら他の何かを犠牲にしてもいいと、いつの間にか思い込む。ビクティニという無垢な存在が、その「正しさ」のエンジンとして組み込まれていく構造を見ていると、これは伝説ポケモンバトルの皮をかぶった、責任と暴走の話なんだと気づく。
単なる勧善懲悪なら、モーモントを倒して終わりでいい。でもこの作品は、彼の願い自体は否定しないまま、その手段だけを止めようとする。サトシが彼に向ける言葉が説教くさくならないのは、サトシ自身がビクティニとの約束を背負っているからだ。「守る」という同じ動詞を、片方は故郷のために、片方は目の前の一匹のために使う。同じ言葉のはずなのに、向かう先が違うだけでこんなに景色が変わる。山寺宏一の声が、悪意ではなく疲れと祈りで満ちているのが効いていて、終盤になるほど彼を憎めなくなる。これは敵を作らないまま緊張を最大化する、地味に難しいことをやっている映画だと思う。
特に刺さったシーン
刺さったのは派手な伝説バトルそのものより、ビクティニがサトシに懐いていく序盤の積み重ねだ。大谷育江のピカチュウもそうだけど、このシリーズは言葉を持たないポケモンの「声」で感情を運ぶのが本当にうまい。ビクティニの、あの語尾だけで甘えと不安が伝わる鳴き分けを聞いていると、終盤の展開がただのスペクタクルで済まなくなる。悠木碧のアイリスがビクティニを見て表情をゆるめるカットも好きで、彼女のちょっと子どもっぽい声質が、この小さな伝説ポケモンと並ぶと不思議と保護者みたいに響く。あと忘れちゃいけないのが林原めぐみのムサシで、ロケット団の軽口が一拍入るたびに画面が呼吸するのを、2回目で改めて実感した。あの緩急がなかったら、この映画はもっと息苦しかったはずだ。終盤、ビクティニが約束のために力を振り絞るところで、思わず座席の肘掛けを握っていた。
読んで見たくなったら——『ポケットモンスター ベストウィッシュ 「ビクティニと黒き英雄」』はAmazonプライムビデオで視聴できる(30日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 夏のポケモン映画を一本でも劇場で見た記憶があって、あの匂いごと思い出したい人
- 分かりやすい悪役より、「動機はまっとうなのに間違える人間」のほうに惹かれる人
- 伝説ポケモンの設定やデザインの作り込みをじっくり眺めたい人
- 言葉を持たないキャラの鳴き声の演技に弱い人
合わない人
- ベストウィッシュ以降のサトシ一行を知らず、人間関係の前提がほしい人
- 伝説バトルの爽快感だけをテンポよく浴びたい人(前半はわりと静かに進む)
- 悪役にはきっぱり悪役でいてほしい、白黒つけたい人
次に見るなら
モーモントの「正しさの暴走」にやられたなら、ミュウツーの逆襲へ。生み出された者の怒りと孤独を真正面から描いた、シリーズの原点にして到達点で、敵に共感してしまう構造はここから始まっている。無垢な伝説ポケモンとの一夏の関係に弱いなら、幻影の覇者 ゾロアークがいい。母と子、人とポケモンの境界をにじませる話で、本作と地続きの優しさがある。人間ドラマ寄りの一本を探しているなら、七夜の願い星 ジラーチを。願いを叶える存在をめぐる切なさという点で、ビクティニの物語とよく響き合う。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「ポケットモンスター ベストウィッシュ ビクティニと黒き英雄」は、2026年6月現在、AmazonプライムビデオとNetflixで配信されています。どちらのサービスでも視聴できるため、ふだん利用しているサブスクでそのまま楽しめます。対になる「白き英雄」編とあわせて観ると、物語をより深く味わえます。