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To LOVEる -とらぶる- Multiplication ~前から後ろから~
| 放送年 | 2017年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Xebec |
このOVAは、フランチャイズ10周年記念として発売された書籍『トラブル・クロニクル』に同梱されていた。
作品概要・あらすじ
あらすじ
本作は「To LOVEる -とらぶる-」シリーズ10周年を記念して発売された書籍『トラブル・クロニクル』に同梱された特別OVAです。宇宙人の少女ララや個性豊かなヒロインたちと、平凡な高校生・結城リトが織りなす、シリーズおなじみのドタバタなラブコメディが描かれます。アニバーサリーを彩る一編として制作されており、原作の持ち味であるお色気とコメディの要素がコンパクトに凝縮されています。長年シリーズを追いかけてきたファンへの記念ギフトとして、気軽に楽しめる短編に仕上がっています。みどころ・魅力
① 10周年を祝うアニバーサリーOVA
シリーズ10周年記念書籍『トラブル・クロニクル』の同梱特典として制作された、ファン向けの特別な一編です。節目を彩る作品ならではの祝祭感があり、長くシリーズを支えてきた読者・視聴者へのプレミアムなプレゼントとして位置づけられています。② シリーズの真骨頂であるお色気コメディ
ジャンルはコメディ・セクシー・SF。シリーズの代名詞でもあるサービスシーンとテンポの良いギャグが惜しみなく盛り込まれ、本編らしいノリをそのまま味わえます。短い尺の中に「らしさ」がぎゅっと詰まっているのが魅力です。③ おなじみのキャラクターたちの魅力
ララをはじめとする人気ヒロインたちと結城リトの掛け合いが健在で、キャラクター本来の魅力を改めて堪能できます。原作・アニメシリーズに親しんできたファンほど、お祝いムードの中で楽しめる内容になっています。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 原作 | 長谷見沙貴 |
|---|---|
| 原案キャラデザ | 矢吹健太朗 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
最初は「10周年のオマケ映像」くらいの気持ちで再生した。『トラブル・クロニクル』っていう分厚い記念本に同梱されてた一本で、本編の続きでも外伝でもなく、シリーズそのものを一回ぎゅっと煮詰めたような立ち位置のOVAだ。だから身構えずに見始めたんだけど、サブタイトルの「前から後ろから」で、ああこれは本気だな、と察した。
正直に言うと、1回目は笑った。やりすぎだろ、と。でも2回目に見ると、笑いより先に「よくここまで一度もブレずにやり切ったな」という妙な感心が来る。問題作と呼ぶのは簡単だけど、10年かけて積み上げてきたものの最終形態として見ると、笑いの種類がちょっと変わってくる。
10年、お色気から一度も目を逸らさなかったシリーズの「様式美」
To LOVEるってシリーズは、ずっと「お色気を言い訳しない作品」だった。宇宙人の王女が地球に転がり込んできて、発明品が暴走して、気づいたら服が——という筋立ては、SFというより事故を起こすための装置に近い。普通ならそこで照れたり、ギャグでごまかしたりする。でもこのシリーズは一度もそれをやらなかった。お色気をやるなら、作画も演出も声も全部本気でやる。その振り切りだけは、10年間まったくブレなかった。
このOVAは、その振り切りを一切の薄め物なしで濃縮したような一本だ。物語的な必然性とか、キャラの成長とか、そういうものはほとんど後ろに退いている。残っているのは「この絵を、この動きを、ちゃんと描き切る」という職人的な意地だけ。だから単なるサービス映像に見えて、実はものすごく芸術点の高い仕事をしている。線の一本、影の落とし方、肌の質感——そこに費やされた労力を思うと、これはもう様式美の領域だと思う。
問題作と呼ばれるのは、たぶん内容が過激だからじゃない。「ここまでやって、しかも一切手を抜かない」という姿勢が、見る人によっては居心地が悪いくらい真剣だからだ。ふざけているように見えて、作り手は一切ふざけていない。10周年の節目に、お祝いムービーでも総集編でもなく、こういう一本を出してくる。その選択そのものが、このシリーズの自己紹介になっている。10年、自分が何者かを一度も見失わなかった作品の到達点——そう思って見ると、笑いの奥に妙な清々しさが残る。
特に刺さったシーン
触れておきたいのは声優陣の仕事だ。このシリーズの強さは、攻めた絵を、声優陣がまったく重く受け止めずに、いつもの日常コメディのテンションで演じ切っているところにある。花澤香菜の結城美柑は相変わらず家族思いのしっかり者で、ツッコミの呼吸が一級品。豊崎愛生のモモ・ベリア・デビルークは、あの小悪魔的な企みを声だけで完全に成立させてしまう。井口裕香の黒咲芽亜の飄々とした感じ、名塚佳織の古手川唯のまっすぐで律儀な反応、川澄綾子の天条院沙姫の品のある慌てっぷり——それぞれの「いつも通り」が、画面の異常さと噛み合って、ちゃんとコメディとして着地する。
個人的に唸ったのは、終盤の畳みかけるパートでも、声優陣の演技が一切崩れないこと。普通ならテンションで押し切るところを、芝居の精度で押してくる。だから下品にならない。絵がどれだけ攻めても、演技が日常の地平に踏みとどまっているから、見ていて笑えるんだ。あの絶妙なバランスは、場数を踏んだベテラン勢じゃないと出せない。
読んで見たくなったら——『To LOVEる -とらぶる- Multiplication ~前から後ろから~』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- To LOVEるシリーズを一通り見てきて、最後まで付き合う覚悟がある人
- お色気を「作画の本気度」で評価できる、ある種の職人気質なオタク
- 振り切ったものを、テンション低めにニヤニヤ楽しめる人
合わない人
- シリーズ未見で、よりによってここから入ろうとしている人(まずTVシリーズから)
- 物語の必然性やキャラの成長を求める人
- お色気そのものが苦手な人(この一本には逃げ場がない)
次に見るなら
To LOVEる -とらぶる- ダークネス:そもそもこのOVAは単体で見るものじゃない。本編のTVシリーズを通ってからが本番だ。シリーズの空気を知っていてこそ、この濃縮版の意味がちゃんと立ち上がってくる。
ハイスクールD×D:お色気とバトルを同じ熱量で本気でやり切る、という意味では兄弟みたいな作品。振り切りの気持ちよさが好きなら、たぶんそのままハマる。
そらのおとしもの:バカみたいなお色気コメディに見えて、ふとした瞬間に妙に切なくなる。振り切った先に感情を置いてくるタイプが見たくなったら、これを。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
本作はdアニメストア、U-NEXT、Amazonプライムビデオ、Huluで配信されており、いずれのサービスでも視聴できます。アニメ作品を幅広く扱う主要な配信サービスでカバーされているため、普段お使いのサービスでそのまま楽しめます。複数の選択肢があるので、ご自身の契約状況に合わせて視聴方法を選べます。
