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Artiswitch
| 放送年 | 2021年 |
|---|---|
| フォーマット | ONA |
| 話数 | 6話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Sunrise |
東京原宿の若者の間で、ウラ原宿という場所に魔女ニナが営む店があるという噂がある。ニナはカメレオンとブタを連れた若い魔女で、客の秘密の願いを叶える。その方法は、客を神秘的な空間に招き、心の奥底にある「本当の気持ち」を見つめさせることだ。
作品概要・あらすじ
あらすじ
東京・原宿の若者たちの間で、「ウラ原宿」に魔女ニナが営む不思議な店があるという噂が広まっている。カメレオンとブタを連れた若い魔女ニナは、訪れた客の秘めた願いを叶える。しかしその方法は魔法の力で直接叶えるのではなく、客を神秘的な空間へと誘い、心の奥底に眠る「本当の気持ち」と向き合わせること。自分でも気づいていなかった内なる声を見つめる、静かで心揺さぶる物語。みどころ・魅力
① 「自分の本音」を掘り下げるサイコロジカルな演出
単なるファンタジーにとどまらず、各エピソードで登場人物が自分の内面と深く向き合う構造が印象的です。「本当は何がしたいのか」「何を恐れているのか」を可視化する演出は、見る側にも静かに問いかけてきます。② 原宿という現実の街に溶け込む不思議な世界観
実在するカルチャーの発信地・原宿を舞台にしながら、その裏側に異空間が存在するという設定が独特の余韻を生み出しています。日常と非日常の境界線が曖昧なアートワークと合わさり、独自の雰囲気を作り出しています。③ 短編ながら一話完結で密度の高いドラマ
ONA形式の短編作品でありながら、各話に明確なテーマと感情の起伏が詰め込まれています。テンポよく展開しつつも余韻が残る構成で、短い尺の中にしっかりとした読後感があります。キャスト・声優一覧


















スタッフ
| 監督 | 池田一真 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 吉田恵里香 |
| 原案キャラデザ | マツオヒロミ |
| 音楽 | ラスマス・フェイバー |
| 美術監督 | 丸井元子 |
| 音響監督 | 藤田亜紀子 |
| ED | yonkey feat. 足立佳奈「飛ぶ、サイハテ。」 |
関連作品
アニメ
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
きっかけは、正直に言うとキャスト表だった。石田彰と大塚明夫が同じ作品に出ていて、しかも役名が「ブタ」と「カメレオン」。これはなんだ、と思って調べたら2021年のONA。原宿の魔女の話。5分前後の短編で、見るのに時間もかからないし、まあ試しに、と思って再生ボタンを押した。
最初に見たとき、正直なところ「謎の作品だな」という感想しか出てこなかった。映像的には作り込まれていて、原宿という舞台の選び方も独特。でも何を見せたいのか、どこに連れていかれるのかが最初は掴めなかった。2回目を見て、ああこれはそういう作品なのか、と少し輪郭が見えてきた。完全に理解したとは今も思っていない。
「本当の願い」と「見せている自分」——原宿という舞台が必然だった理由
この作品を単純な「魔女が願いを叶える話」として見ると、おそらく何かを取りこぼす。ニナがやっていることは、願いを「叶える」のではなく、客が本当は何を望んでいるかを「見せる」ことだ。表向きの願望と、心の奥底にある本当の欲求が一致していないことを、神秘的な空間の中で可視化する。
その舞台として原宿を選んだのは、意図的だと思う。原宿という場所は、自分を「見せる」ために人が集まる場所だ。ファッション、キャラ作り、SNS映え。ウラ原宿という設定も、その「見せる表側」に対して「本当の裏側」を暗示している。魔女ニナの店は、自分のペルソナを一枚一枚剥がしていく場所として機能している。
カメレオンが大塚明夫というのも、よく考えると象徴的だ。カメレオンは環境に合わせて色を変える生き物で、それ自体が「見せる自分を変える」ことのメタファーになっている。大塚明夫の声には、長年の経験から来る揺るぎない重量感があって、どんな台詞でも「これが真実だ」と聞こえさせる力がある。カメレオンというキャラクターに、嘘をつかない者の声として配役した選択はかなり正解だったと思う。
対してブタ役の石田彰は、この人が出るだけでどこか屈折した知性を感じさせる。石田彰の声は、表向き穏やかに見えて内側に複雑なものを抱えている役に異常に合う。ブタというキャラクターの立ち位置——単純に見えて実は深いところで機能している——を、声だけで体現していた。
この作品が一番面白いのは、客が「自分の本当の願い」を知って、それが必ずしも幸せな発見ではない、という部分だ。本当の気持ちを知ることは解放でもあり、同時に重荷でもある。すっきりとした答えを出さない語り口が、短い尺の中で妙に余韻を残す。
特に刺さったシーン
序盤のある客が、自分の「願い」を口にする場面がある。言葉にしてみると、自分でも思っていた願いとは違うものが出てきてしまう、あの瞬間の描写が印象に残った。宮本侑芽演じるてぃあらの声が、そのシーンで妙に空虚な響きを持っていて、「願いを叶えてもらった」はずなのにどこか満たされない表情と重なる。宮本侑芽はまだ出演作50本前後のキャリアだけど、声に「若さゆえの不安定さ」を計算して乗せる技術があって、この役にはそれがちょうどよかった。
あと、石田彰のブタのあるひとことが、ある場面でさらっと入ってきて、その重さに2回目でようやく気づいた。1回目は流してしまったのに、後から思い返すと「これ、全部を言い表していたな」と。そういう仕込み方をする作品だということが、そこで分かった。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 短編ONAで実験的な語り口を試みる作品が好きな人
- 石田彰・大塚明夫のキャストだけで再生ボタンを押せる人
- 原宿・サブカル・ファッションという文脈に親しみがある人
- 「本当の自分とは何か」という問いに飽きていない人
- 答えを出さない作品の余韻が好きな人
合わない人
- 物語に明確な起承転結を求める人
- 5分前後の短編形式に物足りなさを感じやすい人
- 主人公への感情移入を軸に見る人(この作品は客観的な距離感がある)
- 謎が謎のまま着地することに苛立ちを感じる人
次に見るなら
モノノ怪——薬売りが「型・真・理」を暴くことで怪を祓うという構造が、本作の「本当の願いを暴く」ことと近い。映像的な実験性も高く、短編的な尺感覚で見られる。ニナの店に近い空気を持った、より骨格のしっかりした作品として見るといい。
夏目友人帳——心の奥にあるものを丁寧に掘り起こす語り口という点で近い。こちらは明確な感情の解放が毎話あるので、本作よりずっと見やすい。本作が少し難解に感じたなら、同じ方向の空気を持つこちらから入るのもあり。
ブギーポップは笑わない(2019年版)——都市と若者の「本当の自分」という組み合わせで、複数の視点から少しずつ全体像が見えてくる語り方が近い。こちらはより長く、謎が解けていく快感もある。本作に物足りなさを感じた人は逆にこれで補完できる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
現時点では国内外の主要な動画配信サービスでの配信は確認されていません。視聴を検討される場合は、各種プラットフォームの最新情報をご確認ください。配信状況は随時変わることがありますので、引き続き情報をチェックしてみてください。


