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夢王国と眠れる100人の王子様
| 放送年 | 2018年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | ゲーム |
| 制作 | project No.9 |
主人公は普通の女性だったが、異世界に迷い込んだことで、自分が長く失われていた王女であることが判明する。彼女は夢の世界の王子たちの助けを借りて、「夢喰い」と呼ばれる悪夢のような怪物たちの襲撃に立ち向かわなければならない。
作品概要・あらすじ
あらすじ
ごく普通の生活を送っていた主人公は、ある日突然「夢の世界」へと迷い込んでしまう。そこで彼女は、自分がこの世界で長い眠りについていた王女であることを知らされる。夢の世界を蝕む「夢喰い」と呼ばれる怪物たちの脅威に立ち向かうため、100人の王子様たちとともに旅をしながら、失われた記憶と王国の真実を取り戻していく物語。
みどころ・魅力
① 個性豊かな100人の王子たちとの出会い
作中には100人もの王子様が登場し、それぞれ異なる外見・性格・能力を持つ。乙女ゲーム原作ならではの多彩なキャラクター造形で、お気に入りの王子を見つける楽しさは格別。声優陣も豪華で、各キャラクターの魅力が丁寧に描き出されている。
② ファンタジー世界観と王女覚醒のストーリー
夢の世界という幻想的な舞台設定が個性的で、王女としての記憶を取り戻す主人公の成長が物語の軸となる。異世界召喚ものでありながら、主人公が単なる保護対象に留まらず、自らの役割と向き合う姿が描かれる点が魅力。
③ 乙女ゲーム原作らしい華やかな演出
スマートフォンゲームが原作のため、ファン層に向けた丁寧なアニメ化がなされている。王子たちとの絆が深まるシーンや戦闘シーンの演出に力が入っており、原作ゲームを知らない視聴者でも楽しめる導入の作りとなっている。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 日色如夏 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 高橋ナツコ |
| キャラクターデザイン | まじろ |
| 音楽 | 高田雅史 |
| 美術監督 | 松宮正純、宮本実生 |
| 音響監督 | 藤田亜紀子 |
| OP | ムームーン「あふれる光」 |
| ED | アビ「Secret Dreams」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
タイトルを見たとき、まず「100人は多い」と思った。物理的に多い。王子が100人いる世界って、ハーレムものの上限をどこかで誰かがぶち抜こうとした結果だろうか。調べたら案の定スマホ向け乙女ゲー原作で、なるほど、そういう設計思想ねと一人で納得した。
2018年放送、1クール。正直、最初は「乙女ゲー原作アニメ」というジャンルに対してかなり斜に構えて見始めた。異世界転移、実は王女、王子たちに囲まれる——パーツだけ並べると量産型の設計図そのものだ。でも2周目で気づいたのは、「夢の世界」という舞台設定がこのジャンルの中ではわりと機能している、ということ。夢を喰う怪物に対抗する王子たちを束ねる主人公、という構造に、ただのイケメン鑑賞以上のテンションが通っている。
「選ばれた存在」であることを、主人公自身が一番信じていない話
この作品の核心は、「王女だった」という事実と「普通の女だった」という自己認識のズレを、主人公がずっと引きずって進んでいくところにある。異世界転移もの、特に乙女ゲー原作のアニメ化作品は、主人公が早々に「選ばれし者」として受け入れられて、そこからは怒涛のイケメン展開に突入するパターンが多い。でもこの作品の主人公は、自分が王女だと言われてもどこかピンときていない顔をしていることが多い。記憶がないから、というのが表向きの理由だが、見ていると、それだけじゃない気がしてくる。
彼女を取り囲む100人の王子たちは、それぞれが「自分の王女を守る」という強固な意志を持っている。その重さを、彼女は素直に受け取れない。受け取っていいのかわからない、という感じが画面から漏れてくる。これは「自己肯定感の低いヒロイン」というよりも、「外部から与えられたアイデンティティをどう内面化するか」という話として読んだほうが面白い。
「夢喰い」という怪物の設定も、このテーマと接続している。夢を喰われると、その人の中にある希望とか記憶とかが侵食される。王女の記憶が失われていたという設定は、単なる都合ではなく、「何者であるかを外から決められても、自分の内側が空っぽなら意味がない」というこの作品の問いに対応している。100人の王子に守られながら、本人が一番「自分」を取り戻せていない——そのアンバランスが、乙女ゲー原作のアニメとしては珍しい引っかかりを作り出している。
もっとも、1クール12話前後でこのテーマを完全に着地させるのは厳しく、結論がやや尻切れになるのはゲーム原作アニメの宿命でもある。だとしても、ただのイケメンパレードとして処理するには惜しい構造を持った作品だと思っている。
特に刺さったシーン
オリオン役の櫻井孝宏の演技が、序盤の導入部でかなりの仕事をしている。異世界に迷い込んだばかりの主人公に状況を説明する役回りなのだが、あの声で静かに「あなたは王女です」と言われると、情報として受け取るより先に感情が動いてしまう。これが別の声だったら同じシーンでもう少し距離を置いて見ていたと思う。声優の演技が物語の入口の角度を変える、という意味での好例だった。
もう一箇所は、ハーツ役の梶裕貴が主人公に対して珍しく感情をこぼす場面。普段のハーツは整った振る舞いを崩さないキャラクターとして描かれているので、そこにわずかな乱れが入ったとき、梶裕貴の声の質感が変わる一瞬が妙に記憶に残っている。「2回目で気づいた」というよりは、1回目では何が起きたか正確にわからなくて、見返してようやく「ここだ」となった種類の印象だ。
読んで見たくなったら——『夢王国と眠れる100人の王子様』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 乙女ゲー原作アニメを普段から見ている人(ゲームとの比較込みで楽しめる)
- 夢・記憶・アイデンティティといったテーマに自然と引っかかる人
- 櫻井孝宏・梶裕貴・鈴村健一の演技が好きで、同一作品で聴き比べたい人
- 1クールで完結しなくてもゲームで続きを追う気がある人
合わない人
- 100人の王子全員に均等なスポットライトを期待すると密度不足に感じる
- ファンタジーの世界観設定が丁寧に説明されないと乗れない人(「夢の世界」のルールはやや曖昧なまま進む)
- 主人公が積極的に状況を動かすタイプを好む人(どちらかというと守られながら進む構造)
- 1クールで話が完結することを重視する人
次に見るなら
アムネシアは乙女ゲー原作アニメの中で「記憶喪失のヒロインが自分を取り戻していく」構造が最もクリアに機能している作品で、夢王国の主人公のアイデンティティ問題に近いテーマを別角度から楽しみたいならここが入口になる。雰囲気は夢王国よりやや暗め。
魔法使いの約束は「多数のイケメンキャラを束ねる女性主人公」という設計が近く、こちらもスマホゲー原作。ファンタジー世界の作り込みが好みなら、比較対象として見る価値がある。
華ヤカ哉、我ガ一族 キネマモザイクは大正時代という舞台こそ違うが、複数の男性キャラそれぞれに個別のドラマを持たせながら進む構造が似ており、乙女ゲー原作アニメのパターンを広く押さえたいなら選択肢に入れておいてよい一本だ。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
『夢王国と眠れる100人の王子様』はdアニメストア、U-NEXT、DMM TVで配信中です。主要な動画配信サービスで視聴できるため、気軽に全話まとめて楽しめます。乙女ゲーム原作のファンタジーアニメをお探しの方は、ぜひこの機会にチェックしてみてください。
よくある質問
まとめ
『夢王国と眠れる100人の王子様』はdアニメストア、U-NEXT、DMM TVで配信中です。主要な動画配信サービスで視聴できるため、気軽に全話まとめて楽しめます。乙女ゲーム原作のファンタジーアニメをお探しの方は、ぜひこの機会にチェックしてみてください。
