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ハイキュー!! 人形アニメ
| 放送年 | 2020年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 10話 |
| 原作 | 漫画 |
『ハイキュー!!』の原作者古舘春一による漫画の42巻目に付属するストップモーション・アニメ作品。烏野高校のバレーボール部員たちを人形で表現した全10話の短編アニメである。
作品概要・あらすじ
あらすじ
『ハイキュー!!』の原作者・古舘春一が手がけた全10話のストップモーション・アニメ作品。原作コミックス42巻の付録として制作され、烏野高校バレーボール部の選手たちを愛らしい人形で表現。試合のシーンや日常の一コマを独特のコミカルなタッチで描き、ファンのあいだで話題となった短編シリーズである。みどころ・魅力
① 原作者自らが生み出した”人形”キャラクターたちの愛らしさ
古舘春一本人がデザインに関わったストップモーションの人形は、日向・影山・澤村ら馴染みのキャラクターをデフォルメしながらも個性をしっかり再現。動かすたびにじわじわとにじみ出るユニークさがクセになる仕上がりになっている。② 全10話・短編ならではのテンポのよさ
1話あたりの尺が短いため、テレビアニメとは異なるテンポで気軽に楽しめる。試合シーンから日常描写まで幅広くカバーしており、「ちょっとした隙間時間に1本」というスタイルで視聴できる手軽さも魅力のひとつ。③ コアファンへの”ご褒美”的なレア感
コミックス42巻付録という限定的な形式で誕生した作品のため、シリーズを長く追いかけてきたファンにとっては特別なスピンオフ。本編では見られないシュールで笑える演出が随所に盛り込まれており、ハイキューファンなら見逃せない一作となっている。スタッフ
| 監督 | 村田朋泰 |
|---|
関連作品
アニメ
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
42巻の特典OVAだと知ったとき、正直「おまけでしょ」と思って後回しにしていた。ハイキューのアニメは何周もしていたし、人形でやるという情報だけ見て「グッズ感覚のコンテンツかな」とたかをくくっていた。見始めて30秒で、その認識をひっくり返された。ストップモーションのコマ割りで日向がジャンプしたとき、あの「下手だけどちゃんと動いている」感触が、なぜか本編のどの演出より胸に来た。2回目に見て気づいたのは、人形ゆえの「止まり方」が絶妙で、普通のアニメでは流れすぎていくカットを強制的に目に焼き付けさせてくる構造になっていること。おまけじゃなかった。
人形にしたら、やっと見えてきた——バレーボールという「瞬間の集積」の話
ハイキューという作品は、試合の「流れ」を描くことに全力を注いでいる。TVアニメの演出もそうで、スパイクの軌道・受け・声・BGMが一体となって「ここだ」という瞬間を作る。それが正解であることは疑わない。でも、人形アニメを見て初めて気がついた。あの手法は同時に、個々の「静止した一瞬」を溶かしてもいる。
ストップモーションは構造上、コマとコマの間に「止まり」が生じる。人形が空中に固定されたまま、次のコマへと跳ぶ。この不連続性が、バレーボールという競技の本質と奇妙なほどかみ合っている。サーブが飛び、誰かが動き、別の誰かが止まる。全員が同時には動けないから、瞬間ごとに「主役」が切り替わる。ストップモーションはその切り替えを、あえてぎこちなく可視化する。
本作が単なるファンサービスではないと思う理由はここにある。原作者が「人形でやる」を選んだのは、余白を作るためだったんじゃないか。本編では絵と音で埋め尽くされていた「コートの静寂」「息を呑む0.1秒」を、人形のぎこちない動きによって観客側に委ねている。「感動させてもらう」のではなく、自分の記憶と照らし合わせながら見る、という鑑賞体験の設計。10話・短編という制約が逆に効いていて、1話ごとに「このシーン、TVで見たやつだ」という照合が走り続ける。それがどこかノスタルジックで、静かに痛い。
特に刺さったシーン
日向と影山がトスとスパイクを合わせる場面を人形でやっているとき、動きの「ズレ」がそのままキャラクターの関係性に見えてくる瞬間がある。ストップモーションだから、完璧に滑らかには動かない。なのにそのぎこちなさが、ふたりの「噛み合っているようで噛み合っていない、でも結果的に決まる」という関係性を無言で再現している気がして、思わず巻き戻した。演出のつもりではなく素材の制約から生まれた偶然だとしても、それがちゃんと機能しているのが面白い。人形の目が動かないのに、なぜか「見ている」感じがする場面が複数あって、そこだけで30分くらい考えさせられた。
読んで見たくなったら——『ハイキュー!! 人形アニメ』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- ハイキュー!!本編をTVシリーズで全部見ている(前提条件に近い)
- ストップモーションや人形劇など「作り手の手仕事」が見える表現が好き
- 短編・実験的なスピンオフに対して「失敗してもいい」と思えるタイプ
- 試合シーンより「キャラクターが普通に存在している場面」が好きな人
合わない人
- ハイキューにスピード感・熱量を求めている(この作品は静かで地味)
- OVAに本編と同等のクオリティを期待して見ると肩透かし感がある
- ストップモーションの「カクカクした動き」が生理的に苦手な人
- 特典映像を「公式グッズ」として消費したい人(考えさせてくる作りなので)
次に見るなら
ハイキュー!! (TVシリーズ)——当然ではあるが、人形OVAを見た後に本編に戻ると、同じシーンが別の解像度で見える。「あのコマ割りを人形でやっていたやつか」という照合が走り続けて、2周目以降の体験が変わる。本編未見なら絶対に先に見ること。
あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。——スポーツではないが、「作り手が素材の制約を逆手に取って感情を作る」という点で構造が近い。短編・実験フォーマットに耐性がついてきたところで見ると刺さりやすい。
ピンポン THE ANIMATION——ストップモーションではないが、「競技の瞬間を分解して再構築する」という演出思想が共鳴する。人形OVAで「動かないからこそ見えるもの」に気づいた人が次に行くべきスポーツアニメとしてちょうどいい。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『ハイキュー!! 人形アニメ』はdアニメストアで視聴できます。全10話とコンパクトにまとまっているため、本編を見終えた後のお楽しみとしても気軽に楽しめます。ハイキューの世界観を新鮮な形で体験できる、ファン必見のスピンオフ作品です。













