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かげじつ!せかんど
| 放送年 | 2023年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ(短編) |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | ライトノベル |
| 制作 | Studio PuYUKAI |
『陰の実力者になりたくて!』第2期のショートアニメ第2弾。これらのショートは当初テレビで放送され、その後KADOKAWAアニメYouTubeチャンネルにアップロードされた。さらに、『陰の実力者になりたくて!』第2期のBlu-rayおよびDVDリリースの特典として収録されている。全12話が3巻に分かれており、各巻に4話ずつ収録される。
作品概要・あらすじ
あらすじ
大人気ダークファンタジー『陰の実力者になりたくて!』第2期に連動したショートアニメ第2弾。本編では語られないキャラクターたちのゆる〜い日常や、シドとシャドウ組織の面々が繰り広げるとぼけたやり取りが全12話で描かれる。テレビ放送後にKADOKAWAアニメ公式YouTubeチャンネルでも公開されたほか、第2期のBlu-ray・DVDに各巻4話ずつ特典映像として収録されている。みどころ・魅力
① 本編では見られないキャラたちのゆるい素顔
シリアスな展開が続く本編とは打って変わり、シドや七陰メンバーが脱力全開でコミカルに動く。普段クールなキャラのズレた行動が笑いを生み、本編ファンほど「このキャップの落差が好き」とハマる作りになっている。② 1話完結のお手軽フォーマット
ショートアニメならではの短尺・1話完結構成で、スキマ時間にサクッと楽しめる。本編の続きを待つ期間の箸休めとして最適で、本編を観ていれば予備知識ゼロで楽しめるコメディに仕上がっている。③ 円盤購入者向け特典映像としての希少性
全12話がBlu-ray・DVD全3巻の特典として分割収録されており、パッケージ版ならではのコンテンツとなっている。dアニメストアでも配信されているため、円盤なしでも視聴できる点はファンにとって嬉しい。キャスト・声優一覧






















スタッフ
| 監督 | 芦名みのる |
|---|---|
| 原作 | 逢沢大介 |
| 原案キャラデザ | 東西 |
| キャラクターデザイン | たけはらみのる |
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アニメ
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
本編2期が始まったタイミングで、「あ、かげじつも帰ってきたのか」とわりと自然な流れで再生した。ショートアニメという形式だから身構えずに見られる、というのが正直なところで、本編の重厚さとは別の棚に置いてある感じがちょうどいい。最初はBGM代わりに流していたんだが、2周目でちゃんと腰を据えて見たら、このシリーズがやろうとしていることの解像度が急に上がった。本編では「シドウ様のために」と命を賭けているシャドウガーデンの面々が、こっちでは普通にテンションで会話しているギャップ。そこに気づいてから、見方が変わった。
「最強設定」を脱いだとき、キャラクターははじめて人間になる
かげじつ!せかんどが描いているのは、突き詰めると「キャラクターの余白」の話だと思っている。本編の陰の実力者になりたくて!という作品は、基本的にシドウ様という絶対的な中心点があって、シャドウガーデンの面々はそこに収束するように動く。Alpha然り、Beta然り、構造上どうしても「シドウ様の周辺人物」という読まれ方になりがちだ。
ショートアニメというフォーマットがそこに介入してくる。本編の文脈から切り離された小さなエピソードの積み重ねによって、各キャラクターがシドウ様の引力の外でどんな顔をしているのかが見えてくる。これ、実はかなり贅沢な設計で、本編を追っているだけでは絶対に拾えなかった情報量がここにある。
水瀬いのりが演じるBetaは、本編では知的で冷静な参謀的ポジションが強調されるが、このシリーズでの彼女の芝居には別の層が出てくる。感情の処理が少し遅れるような間の取り方、あれは水瀬いのりならではの技術で、セリフの字義よりも「このキャラクターが今どういう状態か」を音で語っている。声優ファン的な見方をするなら、このショートシリーズは水瀬いのりの仕事を観察するうえでも面白い素材になっている。
Alpha役の瀬戸麻沙美、Gamma役の三森すずこ、Epsilon役の金元寿子、Delta役のファイルーズあい。それぞれが本編とは微妙に違うトーンで演じているのが2周目以降に聴き取れてくる。ファイルーズあいのDeltaなんかは、コメディパートで一瞬だけ素に近い感じが出る瞬間があって、「声優と夜あそび」のMCとしての顔が少し滲んでいるように感じるのは深読みしすぎかもしれないが。
「最強設定のキャラクターがシュールなことをする」というコメディの文法は今やありふれているけれど、かげじつのそれが安定しているのは、本編側のキャラクター描写がちゃんと機能しているからだと思う。土台がしっかりしていれば、そこから外れたときの落差がコメディとして成立する。シリーズ2期目という安心感は、単なる「慣れ」ではなくて、積み上げた文脈への信頼感だ。
特に刺さったシーン
複数のメンバーが画面に揃ったとき、声優陣がアンサンブルとして機能している場面がいくつかある。特に、全員が同時に反応するくだりで、それぞれの「ずれ」の微妙さが際立つ瞬間がある。三森すずこのGammaだけが一瞬テンポを外して反応するあの感じ、あれはスタジオで計算されたものなのか偶然なのか判断がつかないのだが、2回見るとどう見ても確信犯だと気づく。意図して「ちょっとだけ遅れている」ことで、画面に奥行きが生まれる。
また、本編では常に凛としているAlphaが崩れる瞬間の、瀬戸麻沙美の声のトーンの落とし方が個人的に好きで、ここだけで2、3回巻き戻した。「このキャラクターがこういう顔をするんだ」という発見の瞬間が、短編シリーズの醍醐味だと再確認させてもらった形だ。
読んで見たくなったら——『かげじつ!せかんど』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 本編の陰の実力者になりたくて!を1期から追っていて、シャドウガーデンの面々に愛着がある人
- ショートアニメをBGM代わりではなく「ちゃんと見る」習慣がある人
- 声優陣のアンサンブルをキャストクレジットと照合しながら楽しめる人
- 重い本編の合間に、同じ世界観の「軽い息抜き」を欲している人
合わない人
- 本編未視聴でいきなりここから入ろうとしている人(前提知識がないと半分くらい意味が消える)
- ショートアニメという形式に対してそもそも「密度が薄い」と感じるタイプ
- 本編の重厚なダーク世界観を求めている人(こちらはほぼコメディ全振り)
次に見るなら
「最強キャラクターの日常コメディ」が刺さったなら、転生したらスライムだった件 コロシアムはリムルと仲間たちの日常パートを切り出した作品で、構造が近い。本編を知っている前提でキャラクターの関係性をコメディに転化している設計が似ている。
声優アンサンブルの妙味を引き続き楽しみたいならぼっち・ざ・ろっく!を推す。コメディの密度と、声の演技で情報を上乗せしてくるやり方が近い系譜にある。短いシーンに意味を詰め込む技術という点では、比較対象として有効だ。
ファイルーズあいをもっと追いたくなったならダンベル何キロ持てる?。テンション設計が全然違うが、彼女の「明るく突き抜けていく演技」の原点として押さえておく価値がある。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『かげじつ!せかんど』はdアニメストアで視聴できます。本編『陰の実力者になりたくて!』第2期のファンであれば、ショートならではの脱力系ユーモアをお手軽に楽しめる作品です。全12話・短尺フォーマットなので、まとめて一気見するのにも向いています。



