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HERO MASK part II
| 放送年 | 2019年 |
|---|---|
| フォーマット | ONA |
| 話数 | 9話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Studio Pierrot |
Hero Mask 第2部 謎の怪物による連続殺人事件が多発する中、主人公ジェイクは事件の真犯人を追い続ける。一方、彼の正体がヒーロー・マスクであることが組織に知られ、危機的状況に陥る。過去の秘密が明かされ、世界を揺るがす陰謀へと物語は加速していく。ジェイクは愛する者たちを守りながら、事件の全貌と組織の目的を暴露することができるのか。
作品概要・あらすじ
あらすじ
謎の怪物による連続殺人事件が相次ぐ中、SSPO捜査官のジェイムズ・ブレイクは事件の真相を追い続ける。しかし彼の正体がヒーロー・マスクであることが組織に露見し、身の危険が迫る。過去に封印された秘密が次々と明かされ、世界規模の陰謀が浮かび上がる。守るべき存在を胸に、ジェイムズは組織の目的と事件の全貌に迫っていく。みどころ・魅力
① 加速する謎と伏線回収の爽快感
第1部で積み上げた謎が一気に動き出す第2部。怪物の正体、組織の真の目的、ジェイムズの過去——複数の伏線が絡み合いながら解き明かされていく構成は、ミステリーとして高い満足感をもたらします。続きが気になって止まらない展開が続きます。② 洋風クライムアクションの映像美
西洋を舞台に描かれるスタイリッシュなカーチェイスや銃撃戦は、国産アニメでは珍しい海外ドラマ的な質感が魅力。スピード感ある演出とダークな色調が緊迫感を高め、アクション好きにも響くビジュアルに仕上がっています。③ 追う者が追われる者になるサスペンス
捜査官として敵を追っていたジェイムズが、今度は組織に狙われる立場に転落するという構図の逆転が最大のフック。個人の正義と組織の論理が激突する中で、何が正しいのかを問い続ける重厚なドラマが展開されます。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 青木弘安 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 青木弘安 |
| キャラクターデザイン | 片桐貴悠 |
| 音楽 | 加藤久貴 |
| 美術監督 | 園田由貴、中村隆 |
| 音響監督 | 久保宗一郎 |
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感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
これ、Part Iを見てから来るべき作品だ、というのは分かっていた。分かっていたけど、Netflixのサムネイルを何度かスクロールして通過して、ある夜なんとなく再生ボタンを押してしまった。「まあ、途中から入っても大体わかるでしょ」という、あの根拠のない自信。結論から言うと、ちゃんと分からなかった。
内山昂輝が演じるハリーの立ち位置も、組織との因縁も、序盤はひたすら「これはPart Iで説明されたやつだな」という補完作業で頭が埋まる。物語の輪郭だけは掴めるのだが、キャラクターへの感情移入にタイムラグが生じる。2回目を見ると、その分だけ文脈が繋がって見え方が変わるのだが、最初の視聴でそのラグに耐えられるかどうかで、この作品の印象がほぼ決まる気がする。NetflixオリジナルONAらしい映像の作り込みと音響の重さは本物で、雰囲気だけなら十分に引き込まれる。ただ、入口の設計は親切ではない。
「英雄」という仮面を被ることで、人は何を失うか
タイトルのHERO MASKは、文字通り「英雄の仮面」だ。怪物による連続殺人という謎めいた事件を追うジェイクが、やがて自分自身の正体を組織に知られ、追われる側に回っていく——この構造は、表向きには正体隠匿スパイアクションの骨格を持っている。だが2周目で気づくのは、この作品が一貫して「仮面を被ることのコスト」を描いていることだ。
甲斐田裕子が演じるサラ・シンクレアのポジションがその象徴で、彼女は組織の内部にいながら、何者かであり続けようとする人物として機能する。一方で嶋村侑のティナや藤井ゆきよのイヴ・パーマーは、それぞれ異なる形で「守られる存在」と「知りすぎた存在」の間を揺れる。ここに志村知幸演じるフレッド・ファラデーのような、より制度側に近いキャラクターが絡むことで、英雄であることが個人の選択ではなく「役割」として消費されていく構造が浮かぶ。
陰謀が世界規模に膨らんでいく終盤の展開は、正直なところスケールが先行していて、キャラクターの内面が置き去りになる瞬間もある。ただ、内山昂輝のハリーが「愛する者を守る」という動機だけで動いている部分に、この作品の芯がある。英雄というラベルを外したとき、残るのは普通の人間が普通に怖がって、それでも前に出るという、地味な話だ。その地味さを大きな絵で包んでいるのがHERO MASK part IIで、それは長所でもあり、やや過剰でもある。
特に刺さったシーン
終盤、ハリーが組織の包囲網の中で正体を完全に晒した状態で対峙するシーン。内山昂輝の芝居がここだけ少し抑制が利いていて、怒鳴らない、叫ばない、ただ淡々と動く。その温度の低さが、逆に覚悟の深さとして伝わってくる演技で、思わずリモコンを止めた。
甲斐田裕子のサラも、この局面での短いセリフひとつに、長い逡巡が滲んでいて、セリフの密度と情報量のバランスが見事だった。主要キャストが揃って「抑えた演技」で重さを出す場面は、Netflixオリジナルの予算感と音響設計が後押ししている部分も大きく、配信ONA特有の映像と音の作り込みが活きた瞬間だと思う。TVアニメとは明らかに異なるミックスの質で、深夜にヘッドホンで見ると全然印象が変わる作品だ。
読んで見たくなったら——『HERO MASK part II』はNetflixで視聴できる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- HERO MASK Part Iを見て「続きが気になる」状態で来た人
- 洋画風のスパイ・アクションスリラーをアニメで見たい人
- 内山昂輝・甲斐田裕子の演技目当てで見られる人
- 陰謀論的な大きな絵の話が好きで、細部の粗さは許容できる人
- NetflixオリジナルONAの映像クオリティと音響に期待している人
合わない人
- Part Iを飛ばして本作から入ろうとしている人(かなり厳しい)
- キャラクターの内面描写や感情の掘り下げを重視する人
- スケールアップするにつれてご都合主義的になる展開が気になる人
- 1クールでスッキリ完結する話を求めている人
次に見るなら
当然だが、まずHERO MASK(Part I)を見ること。本作の文脈を理解するための唯一の正道で、同じくNetflixで配信中。2作セットで見て初めて物語が機能する構成になっている。
陰謀と正体隠匿を絡めたスパイアクションが好きなら、91Daysも合う。禁酒法時代のマフィアを舞台に、復讐という目的のために「別の顔」を被り続ける主人公の話で、仮面と素顔の間で揺れるというテーマの重なりがある。
組織と個人の対立、世界規模の陰謀という軸で見るなら、PSYCHO-PASSシリーズも一考の価値がある。こちらはシステムとの闘いという切り口で、制度に守られることと制度に飲まれることの境界線を執拗に問い続ける作品だ。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『HERO MASK part II』はNetflixにてオリジナル作品として独占配信されており、第1部に続けてそのまま視聴できます。全話一挙配信のため、自分のペースで一気見するのに適しています。第1部を見終わったらすぐ続きを楽しめる環境が整っています。

