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アドバンスドポリス
| 放送年 | 1999年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | AIC |
西暦2040年の数年前、巨大都市メガ東京を舞台にした特殊警察部隊A.D.ポリスが暴走ボーマーの制御に当たっていた。刑事佐々木健二は暴走ボーマーにより相棒を失う。その後、ドイツ出身の新しい相棒ハンス・クライフが配属される。二人は互いに対抗心を持ちながらも、ボーマーが引き起こす事件に立ち向かっていく。
作品概要・あらすじ
あらすじ
西暦2040年を数年後に控えた近未来の巨大都市・メガ東京。サイバネティクス技術が発展した世界では、制御を失った改造人間「ボーマー」による凶悪事件が相次いでいた。これに対処するのが特殊警察部隊A.D.ポリスだ。ベテラン刑事・佐々木健二はボーマーとの戦いで相棒を失い、深い傷を抱える。やがてドイツ出身の新人刑事ハンス・クライフが相棒として配属され、互いに反目しながらも、凶暴なボーマー事件の真相へと迫っていく。みどころ・魅力
① 近未来ディストピアに生きる刑事たちのリアルな葛藤
単なるヒーローものではなく、暴走するテクノロジーと対峙する現場の刑事たちの精神的な消耗や苦悩が丁寧に描かれている。人間とボーマーの境界が曖昧になっていく世界観の重みが、物語全体に緊張感を与える。② 個性がぶつかり合うバディの化学反応
感情型の佐々木と冷静沈着なハンスというコントラストが際立つ二人のバディ関係が見どころの核心。反目から生まれる火花と、共闘を経て変化していく互いへの認識の変化が、エピソードを重ねるごとに味わい深くなる。③ 1990年代OVAの世界観を引き継いだ重厚なメカアクション
「バブルガムクライシス」から連なるボーマー世界観を継承しつつ、TVシリーズとして再構築された迫力のアクション描写が展開される。メカデザインやSF設定の密度が高く、特撮・ロボットファンにも響く仕上がりとなっている。キャスト・声優一覧






スタッフ
| 監督 | うえだひでひと |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 紺野直幸 |
| OP | Infix「Imaginary Girl」 |
| ED | マーシャ「時の中で」 |
関連作品
アニメ
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「1999年、メカ、SF警察もの」この三点セットを見てピンと来る人はたぶんわかる。90年代末のサンライズ系サイバーパンクの空気感が好きで、ずっと積んでいたやつをようやく引っ張り出した。最初の数分で「ああ、これはバブルガム・クライシスの世界観の延長線上にいる作品だ」とわかる。メガ東京、ボーマー、AD.ポリス——固有名詞だけで時代が出てくる。
2回目を見て気づいたのは、序盤の引きが思ったより丁寧だということ。「暴走ボーマーに相棒を殺された刑事」というテンプレ設定を、テンプレとして消費させない粘り気がある。千葉進歩が演じる佐々木健二の声が、ドライな台詞を拾うたびに少しずつ疲弊を滲ませていて、そこに気づいてから印象が変わった。
誰も褒めてくれない仕事を、それでも続けるやつらの話
この作品を「バディもの」として見ると少しずれる。確かに日独コンビの対立と和解はあるし、テンションの違う二人がぶつかりながら信頼を築くという骨格はその通りだ。ただ、それだけ読むと何かが抜け落ちる。
アドバンスドポリスが本当に描こうとしているのは、都市の「おもて側」に出てこない消耗の話だと思う。ボーマーが暴走するたびに出動して、体を張って、それで市民は「またボーマー騒ぎか」と流す。相棒が死んでも現場は回り続ける。新しいパートナーが来て、また組む。佐々木がハンス・クライフに対して最初から全力で敵対視するのは、「またどうせいなくなる」という自衛だったんじゃないかという読み方ができる。
1999年という公開年も効いている。バブル崩壊後の閉塞感がリアルだった時代に、「報われないが正しいことをする」というテーマを近未来警察のフォーマットで包んでいる。千葉進歩の演技はここで光っていて、主人公の台詞に妙な重さが乗る瞬間がある——怒鳴っているのではなく、ただ疲れているだけという声の芝居。あの塩梅は当時のキャリアの蓄積がなければ出てこない。
単なる特撮風SF警察アクションではなく、「なぜ消耗し続けるのか」という問いを全話通して薄く塗り続けている作品として見ると、終盤のある展開が違う顔になる。
特に刺さったシーン
序盤、佐々木とハンスが初めて本格的に連携せざるを得なくなる場面がある。互いの流儀を認めていないまま、状況だけが二人を同じ方向に向かせる——台詞で「わかり合った」と言わせず、行動だけで処理する演出が地味に上手い。
千葉進歩の声が一番立っていると感じるのは、感情のピーク点ではなく、その直前の無音に近い間だ。怒鳴る手前の「……」みたいな空気を、ちゃんと音として出せる人なので、序盤の佐々木が新しい相棒を拒絶するシーンがセリフよりも声の空気で成立している。思わず音量を上げて聴き直した。
終盤の山場は「それ、やるんだ」という静かな驚きがある。派手に爆発させて終わらせる選択もできたはずのところを、もう少し手前で切るタイミングの判断が渋い。
読んで見たくなったら——『アドバンスドポリス』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- バブルガム・クライシスやパトレイバーが好きで、90年代サイバーパンクの空気を懐かしめる人
- バディもののテンプレに飽きていて、対立が単純解消されない関係性が見たい人
- 千葉進歩の仕事を追いかけている声優ファン
- ヒーロー的な爽快感より、疲弊した公務員的なリアリズムの方が刺さるタイプ
合わない人
- テンポ重視で、キャラクターが早めに打ち解けてほしい人
- メカ・SFの設定解説を丁寧にやってほしい人(ここは省略気味)
- 90年代アニメ作画の粗さが目に入ると没入できない人
- カタルシスのある終わり方を期待する人
次に見るなら
同じ世界観の出発点としてバブルガム・クライシスは外せない。ボーマーとメガ東京の設定がここから来ているので、アドバンスドポリスを見てから遡るのも面白い順番だ。ナイトセイバーズ側の視点で同じ都市を見ると、AD.ポリスの立ち位置が違って見える。
近未来都市で特殊警察が消耗しながら事件を処理するという構造が好きなら機動警察パトレイバー(TVシリーズ)。こちらはコメディ色が強いが、「組織の中で働く人間のリアル」という核が近い。主人公たちが別に特別でもヒーローでもないという空気感が共通している。
バディの対立と信頼を描く軸で次を探すならDARKER THAN BLACK -黒の契約者-。時代は2007年で新しくなるが、感情を抑えたまま関係が深まっていく描き方の趣味が似ている。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『アドバンスドポリス』は、dアニメストアで視聴できます。1999年放送の近未来バディアクションとして、重厚なSF設定と個性派キャラクターの掛け合いを楽しめる作品です。バブルガムクライシスの世界観に触れてみたい方にもおすすめです。

