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星方天使エンジェルリンクス
| 放送年 | 1999年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 13話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Sunrise |
宇宙海賊から輸送船を守るため、エンジェルリンクスという会社が活動している。16歳のメイフォン・リが率いるこの組織は、護衛を雇えない輸送業者たちを無料で守り、宇宙の安全を守る。しかしメイフォンの過去が彼女たちに襲いかかり、大きな試練をもたらす。
作品概要・あらすじ
あらすじ
宇宙海賊が横行する時代、わずか16歳のメイフォン・リが経営する護衛会社「エンジェルリンクス」は、資金のない輸送業者を無償で守ることを使命としている。個性豊かな仲間たちと宇宙を駆け回る痛快な日々が続く中、メイフォンの謎めいた過去が少しずつ明らかになり、彼女たちに予期せぬ大きな試練をもたらしていく。笑いとシリアスが交錯する、1999年放送のスペースオペラ。みどころ・魅力
① 16歳CEOが率いる「無償護衛」という型破りな設定
16歳という若さで護衛会社を経営するメイフォンの破天荒な設定が、作品最大の魅力のひとつ。お金を取らずに弱者を守るという熱い信念と、仲間との軽妙なやり取りが生み出す痛快なコメディタッチの活劇は、テンポよく楽しめる見せ場となっています。② SF設定とラブコメが絶妙に絡み合うユニークな世界観
宇宙を舞台にしたシリアスなSF設定の中に、個性的な女性クルーたちによるハーレムコメディ要素が巧みに組み込まれています。笑いあり、アクションあり、恋愛要素ありと、多彩な要素が詰め込まれた独自の雰囲気が楽しめます。③ 明るさの裏に隠されたメイフォンの過去とシリアスドラマ
物語が進むにつれ、天真爛漫なメイフォンが抱える重い過去と秘密が明らかになっていきます。コメディ一辺倒ではなく、シリアスなドラマパートが作品に深みと緊張感をもたらし、クライマックスへの引きを作り出しています。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 山口祐司 |
|---|---|
| シリーズ構成 | あみやまさはる |
| キャラクターデザイン | 西田亜沙子 |
| 音楽 | 佐橋俊彦 |
| 美術監督 | 佐藤勝、加藤浩 |
| 音響監督 | 三間雅文 |
| OP | ナウナウ「All My Soul」 |
| ED | 宮原律子「True Moon」 |
関連作品
アニメ
書籍
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
タイトルに止まった。「星方天使エンジェルリンクス」──声に出してみると音節が多くて、でも妙に語呂がいい。1999年という年号を見て、90年代後半のスペースオペラ特有の命名センスだと思い直して、そのまま1話を再生した。未視聴の棚にずっと積んでいた作品で、正直な動機はタイトルへの好奇心だった。
最初の印象は「思ったより軽い」だった。宇宙海賊から輸送船を守る少女組織、護衛費は無料、率いるのは16歳──という設定自体は飲み込めるのだが、序盤のテンションがコメディ寄りで、本当にシリアスな話になるのかと半信半疑で見ていた。2周目でようやく気づいたのは、この軽さが意図的だということ。中盤からメイフォンの過去が見え始めると、序盤の空気の意味が全部変わる。1周目には単なる賑やかしに見えたやり取りが、2回目には「あ、ここで既に伏線張ってたのか」という顔になる。
「タダで守る」という持続不可能な理想が、宇宙の秩序に突きつけるもの
傭兵と海賊が当たり前に存在する宇宙で、護衛費を一切取らない会社が動いている──この設定のおかしさ、視聴者は当然「資金はどこから?」と疑問を持つ。作品はその問いをしばらく宙吊りにする。この宙吊りが、実は作品の核心に直結している。
「金を払えない者は守られない」が前提の世界に、エンジェルリンクスはその前提ごと無視して割り込んでくる。力のない輸送業者を無料で守り続けるという行為は、善意の表明であると同時に、金銭による秩序への静かな反逆だ。傭兵文化が支配する宇宙において、これは単なる好意ではなく、構造そのものへの異議申し立てになっている。
ただ、この作品が単純な「善意礼賛」で終わらないのは、メイフォンの行動原理に「守らなければならない理由」があるからだ。その理由が過去と深く結びついており、中盤以降で明かされるにつれ、「タダで守る」という行為の重みが変質していく。序盤は爽快な正義感として機能していたものが、後半では強迫観念に近い何かとして見え始める。「いいことをしている」と「そうしないと壊れてしまう」の境界が、メイフォンの中で曖昧になっていく。
この変化を林原めぐみが担う役のセリフ回しが序盤から予告していて、2周目はそのへんを注意深く聞き直したくなる。「この人はなにか背負っている」という予感が、1話の段階で既に声に滲んでいる。それに気づいてしまうと、コメディパートの賑やかさが少し違う顔をして見えてくる。
特に刺さったシーン
中盤以降、セルジュを演じる中井和哉の声が一段と存在感を増す場面がある。序盤では適度な距離感のある人物として描かれているのだが、終盤の展開でその距離感の意味が変わる瞬間があって、そこで初めてセリフが本当の重さで聞こえてくる感じがした。中井和哉は「静かに抑えていたものが一気に出る」瞬間が上手い声優で、この作品でもそれが機能している。
緑川光演じる飛田鴻星は、チームの中でいちばん「まともな人」として機能するキャラクターで、序盤はやや地味に映る。が、終盤の追い詰められたシーンで緑川光特有の「静かに怒っている声」が出てきた瞬間に急激に刺さった。あの声域、引き出しが思っていた以上に広い。
関智一の掛け合いのテンポは1話から軽快で、コメディとして機能していると最初は思っていたのが、後から聞き直すと「コメディに見えてぎりぎりの均衡を保っている空気感」だったと気づく。90年代の声優仕事の情報密度はやはり違う。
読んで見たくなったら——『星方天使エンジェルリンクス』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 90年代後半のスペースオペラを気楽に楽しみたい人
- コメディから始まってシリアスに転がる構造が好きな人
- キャラクターの過去が少しずつ明かされる積み上げ式の物語が得意な人
- 緑川光・中井和哉の演技を追いかけている人
- 13話という短さで完結している作品が好きな人
合わない人
- 「無料護衛会社の運営資金はどこから来るのか」が気になり続ける人(作品はあまり丁寧に答えない)
- 序盤の軽いテンションと中盤以降の落差が苦手な人
- 主人公の年齢設定に距離を感じる人
- テンポが一定でないと乗れない人
次に見るなら
星方武侠アウトロースターはエンジェルリンクスと同じ宇宙を舞台にした先行作品。本作より戦闘描写が多く、スペースオペラとしての骨格がより太い。エンジェルリンクスで世界観に興味を持ったなら、こちらを先に見てもよかったと思うくらい補完関係にある。
トライガンは「殺さない主義で荒野を生きる賞金首」という、やはり持続不可能な理想を掲げる主人公の話。理想と暴力が衝突する構造がエンジェルリンクスと近く、コメディ寄りの序盤から徐々に重くなっていく展開の作り方も似ている。
ブラックラグーンは宇宙ではなく現代舞台だが、傭兵と無法者が跋扈する世界でアウトサイダー的なチームが仕事をこなすという構造が共通する。大人向けの味わいで、エンジェルリンクスより骨太な方向に振れている。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『星方天使エンジェルリンクス』は現在、dアニメストアとDMM TVで視聴できます。1999年放送のクラシックなスペースオペラを手軽に楽しめる環境が整っていますので、気になる方はぜひこの機会にチェックしてみてください。


