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IT’S MY LIFE
| 放送年 | 2019年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Creators in Pack |
かつての王妃騎士団の団長アストラ・ルドガー・ドゥームズデイは、ついに念願の引退を果たし、貯金で自分の家を手に入れた。しかし、ようやく辿り着いた隠居生活の地に、ある若い少女が墜落してくる。彼女は魔女の見習いで、アストラを他の誰かと勘違いしているようだ。
作品概要・あらすじ
あらすじ
王妃騎士団の元団長アストラ・ルドガー・ドゥームズデイは、長年の功績の末についに引退を決意。貯蓄をはたいて手に入れた念願の一軒家で、静かな隠居生活を始めようとしていた。しかしある日、空から魔女見習いの少女が墜落してくる。彼女はアストラを別人と勘違いしており、彼の穏やかな日常は早々に波乱の様相を呈し始める。
みどころ・魅力
① 「引退したい」元最強騎士のコメディ
かつての英雄が「もう戦いたくない」という一点だけを軸に動く設定が新鮮。強さと不本意さのギャップが笑いを生み出し、ファンタジー世界のシリアスな設定をあえて脱力系のトーンで描く絶妙なバランスが楽しめます。
② 勘違いから始まるドタバタな出会い
魔女見習いの少女が起こす誤解と騒動を軸に物語が展開します。テンポよく積み上がるすれ違いとキャラクター同士のやりとりが軽快で、短編OVAながら最後まで飽きさせない構成になっています。
③ アクション×コメディの丁寧な作画
アクションシーンとコメディ演技の両立が高水準で、OVAならではの映像クオリティが光ります。ファンタジー世界の世界観構築も丁寧で、短い尺の中にしっかりとした没入感があります。
キャスト・声優一覧






















スタッフ
| 監督 | ひらさわひさよし |
|---|---|
| 美術監督 | 青山央和 |
| 音響監督 | ひらさわひさよし |
| ED | 「Turn The Page」 |
OP・ED
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「IT’S MY LIFE」というタイトルだけ渡されて、何の作品かわかる人間が世の中に何人いるだろう。ファンタジーとも読めない、アクションとも読めない、ただの英語4文字。調べてみると2019年のOVA、しかも配信はU-NEXTのみ。アニメDB上の情報がほぼそれだけで、TVシリーズの外伝でも続編でもなく、マンガを原作とした単独OVAという立ち位置らしい。要するに事前情報ゼロで飛び込む形になった。 見始めて数分で全部わかった。元王妃騎士団の団長が引退して、自分の家を買って静かに暮らそうとしたら、どこかから少女が落ちてきた——それだけの話だ。設定の複雑さより笑いの方向性が先に来るタイプで、コメディとしての輪郭はかなりはっきりしている。 2回目で気づいたのは、稲田徹が声を当てているアストラの「疲れ方」の質感だ。1回目は流れで聞いてしまったが、ちゃんと追うとセリフが少ない割に情報量がある。怒りでも諦めでもない、「もうお腹いっぱいです」に近い静けさで、そこだけで1本分くらいの読み応えがあった。「引退」という贅沢を、世界が絶対に許さない話
タイトルが「IT’S MY LIFE」で、主人公が「もう好きにさせてくれ」という状況に置かれている——この対応関係に気づいた瞬間、このOVAが何をやろうとしているかが一気にわかる。タイトルがテーマをそのまま言い切っているパターンで、逆にそのせいで検索してもジャンルが掴めないという皮肉な構造になっている。 アストラ・ルドガー・ドゥームズデイは元王妃騎士団の団長、つまりその世界の最強格が、すべてやりきって「あとはのんびりする」だけの状態に辿り着いた人間だ。普通の物語なら英雄譚の完結地点になるはずのポイントが、この作品では「出発点」として設定されている。 ここに投入されるのが魔女見習いのノア。彼女はアストラを別人と勘違いして落下してくる。そして彼の「私の人生」に割り込んでくる。 この構造で面白いのは、アストラに「英雄として再登板したい」という動機が一切ないことだ。少女を助けたいわけでも、冒険に戻りたいわけでもない。ただ、目の前に落ちてきた以上、放置もできない。その「やむを得ず」の質感がコメディとして機能しながら、同時にキャラクターの品格を示している。怒鳴らない、説教もしない、ただ少し遠くを見る。 五十嵐裕美が演じるノアは、声のトーンに「無邪気な押し付け」を乗せることでアストラの倦怠感と対になる役どころを担っていて、この2人の声のぶつかり方がOVA1本のエンジンになっている。 「強い人が普通の生活をするギャップコメディ」として消費することもできるが、もう少し深く読むと「達人が静かに生きることを許されない世界で、それでも穏やかであろうとする意志」の話として機能している。引退という贅沢がいかに困難か、笑いながら描いている作品だ。特に刺さったシーン
速水奨が演じるライオット・ジョン・リール・ブラッドストリートの登場場面が好きで、この作品が2人芝居に閉じていない理由がそこにある。速水奨の声は「格のある存在」に振り切れるタイプだが、このキャラクターではその格を「うるさい旧知の人物」に転用していて、その調整が地味にいい仕事をしている。アストラとの距離感が声だけで伝わってくる。 ただ個人的に一番刺さったのは、ノアが居座り始めた直後のアストラの間だ。稲田徹の数秒の沈黙で、怒りでも受け入れでもない「こういうものか」という感触が出ていた。あの間だけでキャラクターの人生史を伝えていて、セリフより雰囲気で全部持っていかれた。声優の仕事というのはこういうことだと改めて思った。 序盤のノアの墜落シーンから始まる一連のやり取りも、テンポの作り方が丁寧で、五十嵐裕美の声の勢いとアストラ側の静けさのコントラストがちゃんと笑いになっている。読んで見たくなったら——『IT’S MY LIFE』はU-NEXTで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 「最強キャラがもう休みたいのに邪魔される」系のコメディのツボを知っている人
- セリフより間・表情・声のトーンからキャラクターを読むのが好きな人
- 30〜60分で完結するOVAをたまに消費したいと思っている人
- 稲田徹・速水奨・五十嵐裕美の演技を目当てに見られる人
- 世界観説明が最小限のファンタジーでも乗れる人
合わない人
- TVシリーズ級の伏線と回収、キャラクターの成長弧を期待する人(1本完結OVAのため)
- タイトルから作品の雰囲気を事前につかんでから見たい人(本当に何もわからないタイトルなので)
- 世界観や設定の背景がていねいに積み上がることを求める人
- テンション高めのコメディが好きな人(笑いのトーンがかなり落ち着いている)
次に見るなら
「規格外の人物が静かに暮らせない」コメディが好きなら、この素晴らしい世界に祝福を!は外せない。テンションは正反対に高いが、「最強クラスの存在が普通の生活に収まれない」構造は共通していて、こちらはTVシリーズなのでキャラクターを長く追える分、アストラ的な人物がどう変化していくかを楽しみたい場合に向いている。 「達人が静かな場所に引き寄せられていく」という質感を別の温度で楽しみたいなら、魔法使いの嫁も合う。こちらは恋愛と幻想寄りで雰囲気はかなり違うが、規格外の存在が「普通の暮らし」に近づこうとする動きのテーマの厚みという点では見比べがいがある。 OVAで1本完結という形式そのものが好きで、かつファンタジー×コメディで軽く消費したいなら、魔王城でおやすみも近い感触がある。テンションの低いコメディとファンタジー設定の組み合わせとして、似た文脈で楽しめる。配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『IT’S MY LIFE』はU-NEXTで視聴できます。アクションとコメディを軽快に融合させたOVA作品で、気軽に楽しめる短編作品をお探しの方におすすめです。まずはU-NEXTで視聴してみてください。
