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2005

バジリスク 甲賀忍法帖
★ 3.5 / 5.0アクション冒険ドラマラブコメ
| 放送年 | 2005年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 24話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | GONZO |
甲賀と伊賀の忍び一族の後継者である源之助と朧は、両族の不安定な休戦が続くことを願っていた。しかし運命は恋人たちを引き裂き、数百年の平和の後、人々を戦争へと押し出す。条件は二つの巻物に記される。一つは甲賀の戦士の名簿、もう一つは伊賀の戦士たちの名簿だ。これらの巻物に記された名前は血によってのみ消されることができる。
目次
作品概要・あらすじ
あらすじ
四百年にわたり憎しみ合ってきた甲賀卍谷衆と伊賀鍔隠れ衆。両一族はようやく和睦の道を歩み始め、甲賀の後継者・甲賀弦之介と伊賀の後継者・朧は、互いを想い合う仲となっていた。しかし徳川家の世継ぎ争いを決する手段として、服部半蔵は両家に伝わる不戦の約定を破棄。甲賀十人衆と伊賀十人衆の名を記した二巻の巻物が開かれ、選ばれた精鋭たちは死による決着を強いられる。愛し合う二人を残酷な運命が引き裂き、異形の忍法を操る者たちの殺し合いが幕を開ける。みどころ・魅力
① 引き裂かれる弦之介と朧の悲恋
本作の核は、敵対する一族に生まれながら愛し合う弦之介と朧の物語。和睦の象徴であったはずの二人が、巻物によって殺し合いの渦中へ突き落とされていく。立場と愛情の間で揺れる二人の姿が、悲劇をいっそう際立たせます。② 個性が爆発する異形の忍法バトル
瞳で相手を同士討ちさせる弦之介、体を自在に変形させる夜叉丸、粘液で敵を溶かす蓑念鬼など、十人衆それぞれが唯一無二の忍法を操ります。能力同士のぶつかり合いが生む読めない展開が、戦いに強い緊張感を与えます。③ 容赦のない死闘と無常の世界観
強者であっても呆気なく散る、救いの少ない展開が本作の特徴。誰が生き残るのか最後まで予測できない緊迫感と、忍びの宿命を描く重厚なドラマが、観る者を物語へ深く引き込みます。キャスト・声優一覧

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スタッフ
| 監督 | 木﨑文智 |
|---|---|
| 原案キャラデザ | せがわまさき |
| キャラクターデザイン | 千葉道徳 |
| 美術監督 | 池田繁美 |
| 音響監督 | 塩屋翼 |
| OP | 陰陽座「甲賀忍法帖」 |
| ED | 水樹奈々「Hime Murasaki」 |
| ED | 水樹奈々「Wild Eyes」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
正直に書くと、最初に手を出した理由は「忍者もので、たしかエロかった気がする」という、ひどくいい加減な記憶ひとつだった。深夜にぼんやり流して、色っぽい忍術と血しぶきだけが頭に残って、肝心の話はろくに覚えていない。たぶん当時の自分は、その程度の見方しかしていなかった。ところが何年か経って見直したら、まるで別の作品に見えた。色気は確かにある。でもその下に敷かれているのは、もっと身も蓋もない悲劇で、一話ごとに人が減っていく音だけが妙に静かに響く。最初に見たときに自分が何を素通りしていたのか、2回目でようやく腑に落ちた。色気で客を引き込んでおいて、後から逃げ場をなくしてくる作りだったわけだ。
惚れた相手と、殺し合うために生まれてきた話
この作品は、忍者バトルの皮をかぶった「individual(個人)の意思は、受け継がれた憎しみに勝てるのか」という問いの話だと思っている。甲賀と伊賀、何百年も憎み合ってきた二つの一族。その後継者である甲賀弦之介と朧は、なぜか惚れ合っている。二人は争いを終わらせたいと本気で願っているのに、当の二人こそが、両家にとって「最後の駒」として生まれてしまった存在だ。ここが残酷で、二人の幸福を願う気持ちそのものが、争いを再燃させる引き金になる。二巻の巻物に記された十人ずつの名。その名は血によってしか消せない。つまり誰かが死ぬたびに、勝敗が一行ずつ書き換えられていく。この「名前を血で消す」という設定が冷たくて好きで、戦いが個人の感情でなく、もっと上のほうで勝手に始められた帳尻合わせだと分かる。弦之介も朧も、自分の意思で剣を抜いたわけではない。生まれた瞬間から、相手を殺す側に配置されていた。
単なる仇討ちものなら、憎い相手を斬って終わる。でもこの作品は逆で、好きな相手と殺し合う構造になっている。だから一人欠けるたびに、勝利が一歩近づくのに、観ているこちらは確実に何かを失っていく。終盤に向かうほど、誰が勝つかより「この二人に、選べる道が一つでも残っているのか」だけが気になってくる。憎しみは個人が始めたものではないのに、清算だけは個人の血で払わされる——その理不尽を、最後まで甘くせずに描き切ったのが、この話の芯だと思う。
特に刺さったシーン
刺さったのは派手な術の応酬より、終盤の、もう取り返しがつかないと全員が分かったあとの静けさのほうだった。鳥海浩輔の弦之介は、序盤こそ穏やかで線の細い若者に聞こえるのに、覚悟を決めてからの低く据わった声が別人で、ここで初めてこの男の格が出る。対する朧を演じる水樹奈々は、迷いと優しさを声の震えだけで持たせていて、強くないのに最後まで折れない芯がちゃんと聞こえる。彼女がエンディングの「WILD EYES」も歌っていると知ってから見直すと、あの主題歌が朧の独白に聞こえてきて、不意打ちでやられた。あと忘れられないのが、速水奨の薬師寺天膳。死なない男という設定を、声の余裕だけで本当に薄気味悪く成立させていて、こいつが画面に出るたび温度が下がる。何度殺しても起き上がってくる不死身が、こんなに「嫌」な存在として刺さるとは思っていなかった。羽多野渉の甲賀弾正、上田燿司の如月左衛門あたりの脇も、出番は短くても一人ずつ消えていく重みをちゃんと残していく。
読んで見たくなったら——『バジリスク 甲賀忍法帖』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 結末が苦くても、最後まで逃げない物語を観たい人
- 個性的な忍術と、一人ずつ退場していくサバイバル構造にゾクッとできる人
- 声優の芝居で感情の温度を測るのが好きな人(鳥海浩輔・水樹奈々・速水奨の仕事を堪能できる)
- 禁じられた恋と、それを許さない世界の対立に弱い人
合わない人
- 後味のいい大団円を期待している人
- 流血・残酷描写、色っぽい場面が続くのが苦手な人
- 主人公サイドが理不尽に削られていく展開にストレスを感じる人
- テンポの速いバトルだけを目当てに観たい人(悲劇の比重が重い)
次に見るなら
殺し合いの美しさと、その奥の哀しさにやられたならるろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 追憶編。斬る側の業と、守れなかった恋を、抑えた筆致で描く完成度はこの系統の頂点のひとつだ。血で払う代償というテーマに惹かれたならどろろ。奪われたものを取り返すたびに別の何かを失う構造が、バジリスクの「名を血で消す」感覚と地続きで響く。
仲間が容赦なく削られていくサバイバルの緊張が好みならクレイモア。化け物と斬り結ぶ女戦士たちの、勝っても何も救われない戦いが胸に残る。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「バジリスク 甲賀忍法帖」は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TV、Huluで配信中です。複数のサービスで視聴できるため、すでに加入しているサービスがあればそのまま楽しめます。これから選ぶ場合は、アニメ作品が豊富なdアニメストアや、無料トライアルのあるU-NEXTから始めるのがおすすめです。


