薔薇王の葬列

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2022薔薇王の葬列

薔薇王の葬列

★ 2.8 / 5.0アクションドラマ超自然
放送年2022年
フォーマットTVアニメ
話数24話
原作漫画
制作J.C.STAFF

薔薇戦争の時代、ヨーク家とランカスター家が王座を争う中世イングランドが舞台。ヨーク公爵の三男リチャードは、父が王冠を手にすることを望んでいた。しかしこの素朴な願いはイングランドをさらなる戦乱へと導く。一方、リチャードは個人的な苦悩との闘いに直面していた。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

15世紀のイングランド、ヨーク家とランカスター家が王座をめぐって争う「薔薇戦争」の時代。ヨーク公爵の三男リチャードは、敬愛する父が正当な王として戴冠することを誰よりも強く願っていた。しかしその純粋な願いは、やがて国全体をさらなる戦乱の渦へと巻き込んでいく。王位継承を狙う者たちの陰謀と裏切りが交錯するなか、リチャード自身もまた、誰にも明かせない出生の秘密と孤独な内面の葛藤を抱えていた。歴史の闇に翻弄されながら、彼は自らの運命と向き合っていく。

みどころ・魅力

① シェイクスピア史劇を下敷きにした重厚なドラマ

原作はシェイクスピアの史劇『リチャード三世』『ヘンリー六世』を大胆に翻案した物語。実在の薔薇戦争を題材にしながら、王権をめぐる人間の野心と悲劇が濃密に描かれます。歴史の重みと文学的な台詞回しが、独特の格調高い雰囲気を生み出しています。

② 主人公リチャードの繊細な内面描写

本作の核心は、運命に翻弄される主人公リチャードの孤独と葛藤にあります。出生にまつわる秘密を抱え、愛を求めながらも闇へと傾いていく心の揺らぎが丁寧に描かれ、単純な善悪では割り切れない人間ドラマとして強く胸に迫ります。

③ 幻想的で耽美な映像表現

中世イングランドの荘厳な世界観を、陰影に富んだ耽美な作画で表現。亡霊や超自然的なモチーフが象徴的に織り込まれ、現実と幻想が交錯する独特のビジュアルが物語の緊張感を高めます。美しくも退廃的な画面づくりが大きな見どころです。

キャスト・声優一覧

リチャード
リチャード
メイン
›
斎賀みつき
ヘンリー6世
ヘンリー6世
メイン
›
緑川光
ヨ一ク公
ヨ一ク公
サブ
›
速水奨
エドワード五世
エドワード五世
サブ
›
広瀬ゆうき
ウォリック
ウォリック
サブ
›
三上哲
ジョージ
ジョージ
サブ
›
内匠靖明
リチャード
リチャード
サブ
›
田中あいみ
エドワード四世
エドワード四世
サブ
›
鳥海浩輔
イザベル
イザベル
サブ
›
真野あゆみ
エドワード
エドワード
サブ
›
貫井柚佳
アン
アン
サブ
›
鈴代紗弓

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スタッフ

監督鈴木健太郎
シリーズ構成内田裕基
キャラクターデザイン橋詰力
音楽大谷幸
美術監督泉健太郎
音響監督岩浪美和
OP古川慎「我, 薔薇に淫す」
OP古川慎「荊棘輪舞曲」
ED「悪夢」
EDNowlu「螺旋」

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

シェイクスピアが原作と聞いて、正直身構えた。古典の翻案ものはだいたい説明過多になるか、雰囲気だけで中身が薄いかのどちらかだから。それが、最初の数分で水彩のような淡い色面に引きずり込まれて、気づいたら戦争の話なのに静けさの方ばかり見ていた。配信がDMM TVしかないのを確認して、よくこんな尖った作品を拾ったなと思いながら見始めた。一度目は筋を追うだけで精一杯だったけれど、二度目に見たとき、リチャードが誰かに触れられそうになるたび身体がこわばっているのに気づいて、これは戦記ではなく、ずっと一人の人間の独白なんだと分かった。

呪われて生まれたと言われ続けた子どもが、王冠に求めたもの

リチャードは、生まれたときから母に拒まれている。自分の身体が世間の言う「普通」の枠に収まらないことを、本人より先に周囲が決めつけて、呪いだと囁く。この作品を、王位継承をめぐる権力闘争の話として見ることもできる。でも何度か見返すうちに、薔薇戦争という大きな器は、リチャードという一人の人間が「自分は愛される資格があるのか」を確かめ続けるための舞台装置に過ぎないと思うようになった。父・ヨーク公だけが彼をまっすぐ見てくれる。だから彼は父の望む王冠を、自分が存在していい証明書のように追いかける。承認の代わりに権力を、愛の代わりに勝利を握ろうとする。けれどそうやって手に入れたものは、握るそばから彼をさらに孤独にしていく。野心の話に見えて、その実ずっと「誰か一人でいいから、生まれてきていいと言ってほしかった」という、みっともないほど素朴な飢えの話なんだと思う。中世イングランドの血なまぐささの裏で描かれているのは、自分を恥じるように仕込まれた人間が、それでも生きていようとする姿で、そこがいちばん残酷で、いちばん優しい。

特に刺さったシーン

速水奨のヨーク公が、リチャードに向けて低く言葉をかける場面。威厳のある声なのに、わが子に話しかけるときだけ角が取れて、わずかに柔らかくなる。その温度差だけで、この親子の間にあるものが全部分かってしまう。そして斎賀みつきのリチャードがその声に応えるとき、台詞の語尾がほんの少し揺れる。強がっている子どもが、本当はすがりたいのを必死で隠している、あの揺れ。序盤のある別れの展開で、リチャードが感情を押し殺そうとして失敗する瞬間、思わず画面を止めてしまった。緑川光のヘンリー六世も忘れがたい。敵方なのに、戦場であんなに澄んだ声を出されると、誰を応援していいか分からなくなる。鳥海浩輔のエドワードの剛胆さ、それから石見舞菜香の透明感のある芝居が物語の余白に効いていて、声だけで人物の業まで聞かせてくる座組だった。

読んで見たくなったら——『薔薇王の葬列』はDMM TVで視聴できる(14日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • シェイクスピアやその翻案が好きで、忠実さより解釈の大胆さを楽しめる人
  • 戦記の体裁を借りた、一人の人間の内面劇を腰を据えて見たい人
  • 水彩画のような作画と、声優の細かい芝居に時間を割ける人

合わない人

  • 派手な戦闘やスピード感のある展開を期待している人
  • 主人公に分かりやすく感情移入できる救いを求めている人
  • 出自やアイデンティティの重さを、軽い娯楽として消費したい人

次に見るなら

どろろが好きなら薔薇王も刺さるはず。呪われた出自を背負って生まれた者の話という一点で深く重なっていて、失われたものを取り戻す旅の渇きが、リチャードのそれと同じ温度をしている。中世の人間ドラマに耐えられるならヴィンランド・サガ。血なまぐささの中で一人の人間が壊れ、作り直されていく過程を長い射程で描く。残酷さの奥にある美しさという手触りが近いのはベルセルクで、運命に抗う者の孤独をまっすぐ見せてくる。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア×¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT×¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

『薔薇王の葬列』は、DMM TVで視聴することができます。重厚な歴史ドラマと耽美な映像美をじっくり楽しみたい方は、ぜひDMM TVでチェックしてみてください。配信状況は変更される場合もあるため、視聴前に公式サイトで最新情報をご確認いただくと安心です。

よくある質問

Q. 薔薇王の葬列はどこで配信されていますか?
A. 『薔薇王の葬列』はDMM TVで視聴可能です。配信状況は変わることもあるため、最新情報は公式サイトでご確認ください。
Q. どんなジャンルの作品ですか?
A. アクション・ドラマ・超自然の要素を含む歴史ファンタジー作品です。薔薇戦争を舞台に、王権をめぐる人間ドラマが重厚に描かれます。
Q. 原作はありますか?
A. シェイクスピアの史劇を翻案した漫画作品が原作です。歴史を題材にしながらも、独自の解釈で描かれた人間ドラマが魅力となっています。
Q. いつ放送されたアニメですか?
A. 2022年に放送されたTVアニメです。現在はDMM TVで配信されているため、放送を見逃した方も視聴することができます。

まとめ

『薔薇王の葬列』は、DMM TVで視聴することができます。重厚な歴史ドラマと耽美な映像美をじっくり楽しみたい方は、ぜひDMM TVでチェックしてみてください。配信状況は変更される場合もあるため、視聴前に公式サイトで最新情報をご確認いただくと安心です。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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