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PERSONA3 THE MOVIE —#1 Spring of Birth—
| 放送年 | 2013年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | ゲーム |
| 制作 | AIC A.S.T.A. |
暗き一日と次の日の間に隠された時間「ダークアワー」に、恐ろしき怪物たちが潜み、迷い込んだ者たちを襲う。秘密学園クラブ「SEES」は、人類を恐怖と災厄から守りながら、ダークアワーの謎解明に奔走する。2006年発売のRPG「ペルソナ3」を映画化した作品で、ペルソナ4映画の後に発表された「希望の因子」である。
作品概要・あらすじ
あらすじ
1日と次の1日のあいだに隠された25時目の時間「影時間」。その刻には人々は棺と化し、街には「シャドウ」と呼ばれる怪物が徘徊する。月光館学園に転入した結城理は、特殊能力者の集う秘密組織「特別課外活動部(SEES)」と出会い、自らの内なる力「ペルソナ」を覚醒させる。仲間とともにシャドウへ立ち向かう日々のなかで、彼は影時間の謎と、自分が背負う運命へと少しずつ近づいていく。2006年発売のRPG『ペルソナ3』を原作とする劇場版4部作の第1章です。
みどころ・魅力
① ゲーム原作を再構成した劇場版第1章
名作RPG『ペルソナ3』を約100分の劇場アニメとして再構成。主人公・結城理の覚醒から仲間との出会いまでを丁寧に描き、4部作全体の入り口として物語の世界観を凝縮して提示しています。原作未プレイでも入り込めます。
② スタイリッシュな世界観と「ペルソナ」召喚演出
こめかみに「エヴォーカー」を突きつけてペルソナを呼び出す象徴的な演出をはじめ、青を基調にしたクールなビジュアルが印象的。影時間の不気味な静けさとアクションのコントラストが、シリーズ独特の空気感を作り上げています。
③ 「死」と向き合う重厚なテーマ性
サイコロジカル/ドラマ要素が強く、思春期の少年少女が「死」や運命と対峙する重いテーマを核に据えています。単なるバトルものに留まらない内面描写が、続く章への期待を高める作りになっています。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 秋田谷典昭 |
|---|---|
| 原案キャラデザ | 副島成記 |
| キャラクターデザイン | 渡部圭祐 |
| 音楽 | 目黒将司 |
| 美術監督 | 小濱俊裕 |
| 音響監督 | 飯田里樹 |
| OP | 川村ゆみ「Burn My Dread -Spring of Birth Ver.-」 |
| ED | 川村ゆみ「More Than One Heart」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
ずっと後回しにしていた。ペルソナ3、原作ゲームをやっていない人間が劇場版から入って、はたして話についていけるのか——その不安が先に立って、何年も「いつか」のフォルダに放り込んでいた。重い腰を上げたのは、結局のところ石田彰が主人公の声をやっていると知ったからだ。あの声で無口な少年をやられたら見るしかない。
身構えて再生したら、拍子抜けするくらいすっと入れた。深夜の時計が動かなくなり、棺桶が立ち並ぶ「影時間」。その異様な静けさを、最初は設定の説明として眺めていた。なのに二度目に見たときには、あの止まった時間そのものが作品の体温なんだと気づく。ゲーム未プレイの引け目は、開始十分で消えていた。
死を数えながら生きる、という当たり前の話
この作品は単なる「少年が異能で怪物と戦う話」ではない。根っこにあるのは、もっと身も蓋もないテーマだ——人はいつか死ぬ、という事実をどう抱えて生きるか。
主人公がペルソナを呼び出すとき、自分のこめかみに銃口めいたものを当てて引き金を引く。あの所作が露骨すぎて、最初は演出として少し引いた。でも見返すうちに、これは比喩でもなんでもなくて、「死を一度通過しないと力は出ない」という宣言なんだと腑に落ちる。生きる力を出すために、毎回いったん死を覗き込む。その反復が、この物語の呼吸そのものになっている。
主人公の無感動さも、最初は「無口なゲーム主人公の名残」くらいに思っていた。違う。彼は何かを失ったまま日々をやり過ごしている人間で、感情の振れ幅が最初から削れている。だから戦う理由も希薄で、「なんとなくこの場所にいる」状態からスタートする。そこに石田彰の、温度を抑えた声が乗る。感情を込めないことで成立する芝居というのがあって、彼はそれを淡々とやってのける。叫ばない芝居の説得力だ。
影時間という設定がうまいのは、それが「世界の終わりの予兆」と「思春期の宙吊り感」を同時に背負っている点だ。みんなが寝静まった時間に、自分たちだけが目を覚ましている。世界から切り離されて、棺桶の街を歩く。あの孤独は、夜中に一人で起きていたことのある人間なら誰でも知っている感触に近い。SFの皮をかぶった、生と死をめぐるとても素朴な問いかけ。それがこの第一章の正体だと思っている。
特に刺さったシーン
刺さったのは派手な戦闘ではなく、寮で交わされる何でもない会話のほうだった。鳥海浩輔の伊織順平が、空気を読まずに茶々を入れてくる。あの軽さがいい。死を扱う物語の重みを、彼一人がずっと地上につなぎ止めている。シリアスな場面のあとに順平のひと言が挟まると、こちらの肩からふっと力が抜ける。
そして能登麻美子の山岸風花。サポート役として後方で仲間の状況を読み上げる、その声の置き方が絶妙だった。緊迫した戦闘のなか、彼女の落ち着いた声だけが安全な場所から響いてくる。あの声を聞くと、戦っている連中が「守られている」のがわかる。終盤のある決断の場面で、風花の声がわずかに揺れたとき、思わず画面に身を乗り出していた。声優の演技で物語の温度を測れる作品は、それだけで信用できる。沢城みゆきのエリザベスが見せる浮世離れした佇まいも、現実と影時間の境目を一人で背負っていて忘れがたい。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 原作ゲーム未プレイで「入れるか不安」と二の足を踏んでいた人(自分がそうだった、問題なく入れる)
- 派手なバトルより、登場人物の内面や空気感をじっくり味わいたい人
- 死生観や思春期の宙吊り感を扱う、静かに重い物語が好きな人
- 石田彰・能登麻美子・鳥海浩輔あたりの芝居を声で聴き分けたい人
合わない人
- テンポよく敵を倒していくスカッとしたアクションを期待している人
- 第一章で物語が完結してほしい人(これは長い助走の始まりなので)
- 主人公が能動的にぐいぐい引っ張るタイプの話を好む人
次に見るなら
ペルソナ4 the ANIMATION——同じシリーズで、こちらのほうが明るく群像劇寄り。先に見ると「ペルソナってこういう世界か」と肩の力が抜けて、3の重さがより沁みる。順番を気にせず入れるのも気楽でいい。
魔法少女まどか☆マギカ——力を得るために何かを差し出す構造、若さと死がすぐ隣にある手触りが近い。可愛い絵柄の奥に容赦のない問いを仕込むやり口に覚えがあるなら、こちらも刺さるはず。
Angel Beats!——死と青春を真正面から扱う点で響き合う。仲間と過ごす時間の眩しさと、それが終わっていく寂しさ。あの寮の空気が好きだった人に。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
『PERSONA3 THE MOVIE —#1 Spring of Birth—』は、現時点で配信が確認できる定額制サービスがありません。視聴を希望される場合は、Blu-ray・DVDや各種レンタルなど、配信以外の手段を検討するのがおすすめです。最新の配信状況は変わる可能性があるため、視聴前に公式サイトや各サービスで確認していただくと確実です。
よくある質問
まとめ
『PERSONA3 THE MOVIE —#1 Spring of Birth—』は、現時点で配信が確認できる定額制サービスがありません。視聴を希望される場合は、Blu-ray・DVDや各種レンタルなど、配信以外の手段を検討するのがおすすめです。最新の配信状況は変わる可能性があるため、視聴前に公式サイトや各サービスで確認していただくと確実です。