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ゆるめいつ
| 放送年 | 2009年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Triple A |
18歳の浪人生・ユルメは、東京大学への進学を目指している。最近高校を卒業した彼女は、東京郊外にある学生寮「メゾン・ドゥ・ウィッシュ」に引っ越してくる。そこには同じく大学受験を控えた他の浪人生たちが暮らしており、みな合格を目指して勉強に励んでいる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
東京大学への進学を目指す18歳の浪人生・ユルメは、高校卒業後に東京郊外の学生寮「メゾン・ドゥ・ウィッシュ」へ引っ越してくる。寮には同じく大学受験を控えた個性豊かな浪人生たちが暮らしており、合格という共通の目標を持ちながらも、どこか緩やかな日常を繰り広げていく。受験勉強の合間に育まれる寮生たちのにぎやかな日々をコミカルに描いたOVA作品。
みどころ・魅力
① 受験浪人という青春のリアルをゆるく笑い飛ばす
プレッシャーの大きい浪人生活をテーマにしながらも、深刻になりすぎずコメディタッチで描いているのが本作の持ち味。勉強と怠惰のはざまで揺れるキャラクターたちの姿に、思わず共感してしまう場面が多い。
② 個性的な寮生キャラクターたちの掛け合い
「メゾン・ドゥ・ウィッシュ」に集まった一癖も二癖もある浪人生たちが織りなすドタバタ劇は見どころのひとつ。共同生活ならではのトラブルや友情が、テンポよく描かれている。
③ 日常系ならではの肩の抜けた空気感
大きな事件が起きるわけでなく、寮での何気ない日々をゆったりと切り取るスタイルが日常系ファンにはたまらない。短編OVAという尺の短さも、気軽に楽しめる要因のひとつとなっている。
キャスト・声優一覧








スタッフ
| 監督 | 月見里智弘 |
|---|---|
| OP | 桃井はるこ「るーじー・ぐーじー」 |
| ED | 桃井はるこ「るーじー・ぐーじー」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
タイトルから受けた印象は「あ、これ完全にゆるいやつだ」だった。浪人生が主役の作品というのは設定だけ聞くと妙に重そうなのに、タイトルが「ゆるめいつ」なんだから、もうそういうことだと分かる。dアニメで見つけたとき「こういうの好きかも」と思って再生した。
最初に見たときの印象は、「受験生の話なのに、誰も受験のことを真剣に考えていない」という不思議な緩さ。勉強するために集まった面々が、どんどん日常のどうでもいいことに熱中していく。2009年のOVAで、これ単体で完結している作品なのでTVシリーズとの関係はない。どこからでも入れる。2回目に見ると、キャラクターの間のとり方や細かい動きに「ああ、これ丁寧に作ってあるな」と気づいた。最初は流して見ていたところが、意外と計算されている。
受験に失敗した人間が、猶予の1年でいちばん自由になっていたという話
この作品が描いているのは、表向きには浪人生たちの寮生活だ。でも本当に描いているのは、「やるべきことをやらなきゃいけない環境にいる人間が、なぜかそこでいちばんのびのびしている」という逆説だと思っている。
受験という明確な目標があって、合格という正解があって、それに向かって動かなければいけない空間。その空間で、登場人物たちは驚くほど脱線する。それが咎められない。むしろそれがメインになっていく。
日常系としての「ゆるめいつ」の面白さはここにあって、「合格を目指している」という設定が、逆に安心感を生み出している。目標があるから、脱線しても帰る場所がある。そういう構造になっている。
メゾン・ドゥ・ウィッシュに集まったキャラクターたちは、それぞれ違う事情を抱えて浪人している。背景はバラバラなのに、「同じ場所にたまたまいるだけ」という状況が全員を同じ時間軸に引き込んでいく。その「別に仲良くなろうとしていないのに、なんとなくつながっていく」感覚が、この作品の核心だと感じた。
浪人の1年間は一般的にはネガティブに語られる。でもこの作品の中では、それが一種の猶予として、ある意味での自由時間として機能している。単なる「ゆるいコメディ」ではなくて、人生の中で「宙ぶらりんな期間」を肯定している。その姿勢が、見終わったあとにじわっと残る。
特に刺さったシーン
序盤で、主要キャラクターたちが自習室のはずの空間で完全に別のことをやっている場面がある。何をしているかというと、本当にどうでもいいことだ。でも、その「どうでもよさ」のディテールが妙に細かくて、思わず笑った。日常系で笑いが取れるかどうかは、このディテールの密度で決まると思っていて、「ゆるめいつ」はそこが丁寧だった。
日野聡が演じる松吉は、声の質感からして「こいつ絶対に勉強しない」という空気を一瞬で作っていた。出演作が200本を超えるキャリアを持つ声優だからこそ、場面の雰囲気を台詞より先に声で決めてくる。松吉でもそれが発揮されていて、登場した瞬間にキャラクターが完成している。
松来未祐が演じる田中くみの台詞回しは、間が独特で、ここだけ時間の流れが少し違う感じがした。後から見返したとき、そのズレが意図的なのだと気づいた。「考えているようで考えていない」というくみのキャラクターの空気を、発話のリズムだけで表現していた。桑谷夏子の川野サエも、ふとした一言の抜け感が絶妙で、3人の声のバランスがこの作品のゆるさを支えていた。
読んで見たくなったら——『ゆるめいつ』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 日常系・空気系アニメが好きで、起伏のない日々の細部に面白さを見つけられる人
- 浪人経験がある、またはその「宙ぶらりんな期間」に心当たりがある人
- 2000年代後半のOVA特有の作画とテンポが好きな人
- 日野聡・松来未祐の出演作を追いたいファン
合わない人
- ストーリーの起伏や感情的なクライマックスを求めている人
- 「受験もの」として期待して見ると、勉強の話がほぼ出てこないので拍子抜けすると思う
- OVAの短い尺ではキャラクターに馴染む前に終わってしまうと感じるタイプの人
次に見るなら
同じ「特定の場所に集まった人たちの日常」が好きなら、ひだまりスケッチは外せない。アパート暮らしの美術科女子たちの日々を描いた作品で、「ゆるめいつ」と同じく、何も起きないのに見ていられる空気感がある。シリーズが複数あるので、入りやすいところから始めればいい。
「目標があるのにゆるい」という矛盾した空間の居心地よさが好きなら、もやしもんも面白い。農大の変人たちの日常で、菌が見える主人公という設定のおかげで適度に語れる情報量があり、「ゆるいけど見終わったあとに何か残る」という感覚が近い。
さらに空気感に振り切ったものを求めるなら、スケッチブック 〜full color’S〜が合う。美術部員たちの静かな日常を描いた2007年のTVシリーズで、「ゆるめいつ」より一段と静かだが、同じく「なにも起きなさ」を楽しむための作品として構造が近い。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
『ゆるめいつ』はdアニメストアで視聴できます。受験と青春をゆるやかなコメディで描いた2009年のOVA作品で、日常系が好きな方には手軽に楽しめる一作です。短編作品のため、隙間時間にさっと視聴できるのも魅力です。
よくある質問
まとめ
『ゆるめいつ』はdアニメストアで視聴できます。受験と青春をゆるやかなコメディで描いた2009年のOVA作品で、日常系が好きな方には手軽に楽しめる一作です。短編作品のため、隙間時間にさっと視聴できるのも魅力です。