※本ページはアフィリエイト広告を含みます。

もやしもん
| 放送年 | 2007年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 11話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Telecom Animation Film |
大学1年生の多田野は、かわいらしい菌類などの微生物が見え、会話することができる特殊な能力を持っている。しかし、この能力は様々な厄介事を引き起こす。農業大学での初年度生活で、多田野がどんな奇想天外な出来事に巻き込まれるのか、その冒険が始まる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
もやしもんは、菌やウイルスといった微生物が肉眼で見え、さらに会話までできてしまう特殊な能力を持つ少年・沢木惣右衛門直保を主人公にした物語です。老舗の種麹屋に生まれた直保は、幼なじみとともにある農業大学へ進学します。そこで彼を待っていたのは、一癖も二癖もある教授や先輩たち、そして発酵と醸造をめぐる珍騒動の数々でした。かわいくデフォルメされた菌たちが「かもすぞ」と元気に動き回るなか、直保の能力は周囲を巻き込み、思わぬ厄介事を次々と引き起こしていきます。知的好奇心をくすぐる、異色のキャンパスコメディです。
みどころ・魅力
① 「かもすぞ」が合言葉、愛らしい菌たちの世界
本作最大の魅力は、丸っこくデフォルメされた菌やウイルスたちの可愛さです。「かもすぞ」と鳴きながら飛び回るA.オリゼーをはじめ、本来は目に見えない微生物たちがキャラクターとして生き生きと描かれます。直保の視点を通して広がる、ミクロでファンタジックな世界観に引き込まれます。
② 発酵・醸造の知識が自然と身につく
日本酒や味噌、チーズなど、身近な食品がどう作られるのかを物語の中で楽しく学べるのも特徴です。難しい専門知識をエンタメに落とし込む構成が巧みで、「なるほど」と膝を打つ豆知識が満載。観終わる頃には、発酵食品を見る目が少し変わっているはずです。
③ 個性豊かなキャラクターが織りなすキャンパス群像劇
謎多き樹教授、お金に目がない美里と川浜、ゴスロリ研究員の長谷川など、農大に集う面々は誰もが強烈な個性の持ち主です。直保の特殊能力を軸に、彼らが繰り広げる騒動や人間模様はコミカルかつ温かく、キャンパスライフの賑やかさをたっぷり味わえます。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 矢野雄一郎 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 高橋ナツコ |
| 音楽 | 佐藤直紀 |
| 音響監督 | 菊田浩巳 |
| OP | 依布サラサ「カリキュラム」 |
| ED | ポリシックス「Rocket」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
菌が見えるってどういう状態だよ、と思いながら見始めたら、画面の隅でオリゼーがふわふわ漂っていて、気づいたら最後まで一気に見ていた。Abemaのラインナップにこれがあると、用事があってもつい開いてしまう。そういう距離感の作品だ。1回目は単純に菌のフォルムが可愛くて笑っていたんだけど、2回目に見返したときは、農業大学という舞台のゆるさと、その裏で淡々と回り続ける発酵の理屈に、けっこう本気で唸らされた。派手な事件が起きるわけじゃない。それなのに、見終わると決まって冷蔵庫の納豆を確認したくなる。あの「世界の見え方がほんの少しズレる」感覚が癖になって、結局何度も戻ってきてしまった。
腐るのと、醸されるのは、同じことだったという話
もやしもんを「可愛い菌のキャラもの」として消費して終わるのは、たぶんもったいない。この作品の芯にあるのは、腐敗と発酵は現象としては同じものだ、という身も蓋もない事実だと思う。微生物が有機物を分解する。その同じ働きを、人間が「腐った」と呼ぶか「醸された」と呼ぶかは、結局こちら側の都合でしかない。納豆も、味噌も、酒も、見方を変えればぜんぶ「うまく腐らせたもの」だ。その紙一重を、菌が見える主人公の視点から淡々と突きつけられると、世界の解像度がちょっと変わる。
目に見えない無数の存在が、人間の生活を裏側でずっと回している。食卓に並ぶ発酵食品も、土の中の循環も、台所の隅で進む腐敗も、ぜんぶ彼らの仕事だ。普段はその気配すら意識しないものを、この作品はオリゼーたちの「かもすぞ」という間の抜けた声で可視化してしまう。可愛い造形に油断していると、いつの間にか微生物学のうんちくを浴びせられていて、しかもそれが妙に頭に残る。知識を押しつけるんじゃなく、菌が見える日常のついでに転がしてくるから、抵抗なく入ってくるんだと思う。
農業大学という舞台がここで効いてくる。周りの学生や研究者は、菌を「見えないけど確かにいるもの」として扱う術を学んでいる。主人公だけが、それを文字通り見えてしまう。その一点のズレが、コメディにもなり、ときどき静かな感動にもなる。見えないものを信じて扱う知識と、見えてしまう才能。そのあいだにある距離が、この作品のいちばん面白いところだ。結局もやしもんは、見えないものへの想像力の話なんだと思う。腐敗と発酵を分けているのは、知識と、その先にあるささやかな敬意なんじゃないか——と、何度目かの視聴でようやく腑に落ちた。
特に刺さったシーン
やっぱりオリゼーの「かもすぞ」に尽きる。あの一言の中毒性は何度見ても変わらない。意味は分かるのに、なぜか脳に貼りつく語感で、見終わったあと数日は頭の中で再生され続ける。キャラで言うと、結城蛍がずるい。斎賀みつきの声で淡々と喋るあの中性的な存在感、序盤のある場面で「そういうことか」と気づいたときの、足元がふらつく感覚は忘れられない。武藤葵を演じる能登麻美子の、ふわっとしているのにどこか不穏な喋り方も最高で、ゴスロリの見た目とのギャップがじわじわ効いてくる。先輩格の美里薫を演じる小西克幸が、相方とつるんで無茶を始めるたびに、ああこの大学ろくな人間がいないなと笑ってしまった。長谷川遥役の大原さやかの落ち着いた声が場を締めて、日野聡の日吉友春が常識側で振り回される——この群像の温度感が、結局いちばん好きだ。
読んで見たくなったら——『もやしもん』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 専門知識をゆるく浴びるのが好きな人。発酵・食・生き物の話に弱い人は確実にハマる
- 派手な展開より、変なキャラの掛け合いで延々と見ていられる日常系の温度が好きな人
- 身の回りの当たり前が、ちょっと違って見える瞬間が好きな人
合わない人
- 明確なストーリーの起伏や、はっきりしたカタルシスを求める人
- 菌や微生物の擬人化が、そもそも生理的に受けつけない人
- 会話に挟まるうんちくの密度が、煩わしく感じてしまう人
次に見るなら
菌の擬人化が刺さったなら、体内の細胞たちを擬人化したはたらく細胞がそのまま地続きで楽しめる。見えない働き者を可愛く可視化する発想が同じで、ついでに知識も残る。
農業×学園のゆるさが好きなら銀の匙 Silver Spoon。命や食をめぐる泥くさい現場を、笑いと一緒に淡々と見せてくれるところがもやしもんと通じる。
大学サークルの群像と乾いた掛け合いが好きならげんしけん。一癖あるメンバーがだらだら集まる空気感は、農大の面々が好きな人にちょうどいい。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ | |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
もやしもんは、ABEMA、dアニメストア、U-NEXT、DMM TVの4つのサービスで視聴可能です。アニメ作品を幅広く扱う主要な配信サービスに揃っているため、普段お使いのサービスで気軽に楽しめます。発酵や菌の世界に興味がある方は、ぜひこの機会にチェックしてみてください。
よくある質問
まとめ
もやしもんは、ABEMA、dアニメストア、U-NEXT、DMM TVの4つのサービスで視聴可能です。アニメ作品を幅広く扱う主要な配信サービスに揃っているため、普段お使いのサービスで気軽に楽しめます。発酵や菌の世界に興味がある方は、ぜひこの機会にチェックしてみてください。
