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2011

ゆるめいつ は?
★ 3.0 / 5.0コメディ日常系
| 放送年 | 2011年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 1話 |
| 制作 | indigo line |
愛田ゆるめは大学受験を目指して東京にやってきた浪人生。しかし住まいは東京とは思えないような下町だった。同じアパートの住人は、ベテラン浪人でツッコミ役の河野紗枝、無垢な少女・田中久美、そして実年齢より老けた松岸青年。彼らの緩やかで居心地よい日々の生活を描く物語。
目次
作品概要・あらすじ
あらすじ
大学受験を目指して上京した浪人生・愛田ゆるめが暮らすのは、東京とは思えない懐かしさが漂う下町のアパート。隣人は浪人歴の長いツッコミ担当の河野紗枝、天真爛漫な少女・田中久美、そして実年齢よりも落ち着いた雰囲気を持つ松岸青年。勉強の合間に生まれる何気ない会話と、ゆるやかに流れる日常を描いたほのぼのコメディ。みどころ・魅力
① 脱力系キャラクターたちが生む絶妙な空気感
個性豊かな4人が繰り広げる掛け合いが本作最大の魅力。天然なゆるめと鋭いツッコミを入れる紗枝のコンビを軸に、久美の無邪気な言動と松岸の老成したリアクションが加わり、ゆったりとしながらも笑いの絶えないムードが生まれている。② 下町アパートが舞台の懐かしい日常描写
華やかな都会のイメージとは一線を画す、昭和の香りが漂う下町が舞台。勉強に追われながらも近所の人情や四季の移ろいに触れていくゆるめたちの生活が、どこか懐かしくほっとする空気感で丁寧に描かれている。③ 肩の力を抜いて楽しめるOVAの短編構成
重いストーリー展開やシリアスな要素が一切なく、純粋に「緩やかな日常」を楽しむことに特化した構成。一話完結に近い作りなので気軽に視聴でき、疲れたときにふと手を伸ばしたくなるような居心地のよさがある。キャスト・声優一覧

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スタッフ
| 監督 | 月見里智弘 |
|---|---|
| OP | 桃井はるこ「るーじー・ぐーじー」 |
| ED | 桃井はるこ「永遠のオルスバン」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「は?」ってなんだよ、と思った。タイトルに「は?」をつけるのはズルい。否定もできないし肯定もできない、受け取るしかない。 これはゆるめいつシリーズのOVAで、原作や前作を踏まえた既存ファン向けの作品だ。コアな前提知識がなくても「下町の古アパートに浪人生たちが集まって緩く暮らしている」というだけで成立する間口はあるけど、細かい文脈はシリーズを知っているほど刺さる。 最初は「受験の話か」と思って見始めた。10分くらいで「これは受験の話ではない」と気づく。正確には、受験という設定はあるのに誰もそこに追われていない。この奇妙な浮遊感が最初の引っかかりで、2回目に見たとき「ああ、この緩さは意図的にコントロールされている」と分かった。失敗した人間が集まると、時間の流れ方が変わる
浪人という状況について、この作品はドラマを作らない。挫折も成長も、少なくとも表面上は描かない。東京の下町にある古いアパートで、勉強するのかしないのかよく分からない人たちが、ただそこにいる。 川野サエ(桑谷夏子)の「ベテラン浪人」というキャラクターが、この作品の空気感を決定的にしている。設定としてはコメディ記号なのに、桑谷夏子の演技はそれを単なるネタにせず、ちゃんと人間として成立させている。ツッコミ役なのに疲れていない、というのが不思議で、それが「このアパートにいると焦らなくていい気がする」という空気を作っている。 田中くみ(松来未祐)の無垢さも、作品の根幹にある。周囲が受験という焦燥感の中にいるのに、くみだけ別の時間軸にいる。松来さんの声は独特の柔らかさがあって、くみのキャラクターにすごくはまっていた——今見ると、この声が記録されていることに少し安心する。 日野聡の松吉は「実年齢より老けた」という設定を、声の重みでしっかり表現している。若いのに落ち着いている、というのはセリフより佇まいで伝えるタイプの演技で、この作品の乾いたユーモアと相性がいい。 ゆるめいつが描こうとしているのは、たぶん「期待していた場所ではない場所で、期待していなかった居心地よさを見つける」という経験だ。東京に来た。下町だった。アパートの住人はなんか変な人たちだった。でも、いつの間にかそこが一番落ち着く場所になっていた——そういう逆説を、説明せずに空気で見せている。「は?」というタイトルのつっかかりも、たぶんそういう感覚の言語化なんだと思う。特に刺さったシーン
アパートの共有スペースでの何でもない会話が積み重なるシーンが好きだ。誰かが話しかけて、誰かが答えて、それだけなのに間が正確で笑いのタイミングがずれていない。日常系の「何も起きない」を成立させるのは実はかなり難しくて、声の呼吸が揃っていないと途端に間延びする。このキャストでそれが機能しているのは、桑谷夏子のサエがアンカーになっているからだと思う。 竹達彩奈が演じるサエの妹は出番こそ少ないが、姉との対比が絶妙だった。ベテラン浪人の姉がいて、妹の声に「こっちが普通側か」とすぐ分かる。竹達さんの演技はこういう「空気の普通さ」を作るのがうまい。 松来未祐のくみが、なんでもないことを大事そうに話すシーンで小さく笑ってしまう。深刻なことを言っているわけじゃない。でもくみにとっては本当に大事なことで、その体温が声に出ている。こういう細部のリアリティが日常系の質を決める。読んで見たくなったら——『ゆるめいつ は?』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 「何も起きないことに価値がある」日常系を心から理解している人
- 浪人・留年・モラトリアム期間があって、あの頃の時間感覚を懐かしく思う人
- 桑谷夏子・松来未祐のキャリアを掘っているファン
- ゆるめいつ原作やシリーズを通して見ているコアファン
- 15〜20分でさっと見られるOVAが今の気分、というとき
合わない人
- キャラクターの成長やドラマ的な展開を期待している人
- ゆるめいつシリーズを初めて触れる人(既知前提の作りになっている)
- 笑いのテンポが速いコメディが好きな人(この作品は意図的に緩い)
- 2011年OVAの作画水準に抵抗がある人
次に見るなら
たまこまーけっとは、同じ「場所の居心地よさ」を軸にした日常系で、京都アニメーションの丁寧な仕事が光る。ゆるめいつの下町感と似た「商店街」という舞台が、あの独特のぬるさを生んでいる。緩い空気感が好きなら直球でおすすめできる。 わかば*ガールは全12話・各話5分の短編だが、女子たちが緩く集まって過ごす時間の切り取り方がゆるめいつと似たリズムを持っている。テンポよく消費できて、見終わったあとの感触がちょうどいい。 スロウスタートも挙げておく。「周囲より1年遅れている主人公」という設定がゆるめいつの浪人テーマと共鳴するし、アパートの住人との関係が中心というのも重なる。日常系としての完成度は高い。配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『ゆるめいつ は?』はdアニメストアで視聴できます。肩肘張らずに楽しめる日常系OVAをお探しの方に向けて、ゆったりとした時間を届けてくれる作品です。下町アパートの住人たちが紡ぐ緩やかな日々を、ぜひdアニメストアでお楽しみください。