※本ページはアフィリエイト広告を含みます。

ウルトラヴァイオレットコード044
| 放送年 | 2008年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | その他 |
| 制作 | MADHOUSE |
遺伝子操作ウイルスにより最強の女性兵士となった044。だが強大な力と引き換えに余命は限られていた。政府の次の任務は凶暴な部隊ファージとその指導者キングの殲滅。戦闘中、ファージ兵士ルカと遭遇した044は、彼を殺せない自分に気付く。その理由に困惑しながらも、やがてダクサスJr.との関係が明らかになっていく。
作品概要・あらすじ
あらすじ
遺伝子操作ウイルスによって最強の女性兵士へと改造された044。圧倒的な戦闘能力を手に入れた代償として、彼女の命は限られていた。政府から下された次なる任務は、凶暴な武装勢力「ファージ」とその指導者キングの殲滅。任務遂行中、ファージの兵士ルカと交戦した044は、なぜか引き金を引けない自分に気づく。その葛藤の正体を探るうちに、謎の人物ダクサスJr.との隠された繋がりが明らかになっていく。みどころ・魅力
① 人間兵器としての孤独と葛藤
最強でありながら死を宿命づけられた044の存在は、本作の核心的なテーマを体現しています。命令に従う機械として生きることと、感情が芽生える人間であることの間で引き裂かれる姿は、アクション作品の枠を超えた深みを持ちます。② 敵兵士ルカとの予測不能な関係性
殺すべき相手であるはずのルカに対して、044が抱く不可解な感情。その正体が徐々に解き明かされていく過程は本作最大の引きとなっており、単純な善悪では割り切れない人間ドラマが展開されます。③ スタイリッシュなSFアクション演出
2008年のアニメとして遺伝子改造・バイオウェポンといったSF設定を軸に、ダークでクールな世界観を展開。近未来的なビジュアルと激しい戦闘シーンが組み合わさり、独特のスタイリッシュさを持つ作風に仕上がっています。キャスト・声優一覧




















スタッフ
| 監督 | 出﨑統 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 杉野昭夫 |
| 音楽 | 村井秀清 |
| OP | BECCA「Guilty Pleasure」 |
| ED | BECCA「Falling Down」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
タイトルだけ見て何の作品かまったく想像できなかった。「ウルトラヴァイオレット」という言葉の響きに引っ張られてディスクを借りたのが最初で、遺伝子操作で強化された余命付きの女性兵士が主人公、というのは再生してから知った。そういう作品だったのか、と。
朴璐美さんが演じる044の声が、序盤から妙に感情を抑えた乾いたトーンで続く。最初は「この手の無表情系主人公か」と流し見していたら、中盤で関智一さん演じるルカとぶつかるシーンがあって少し止まった。何かが引っかかる。2回目に見直したとき、序盤の「抑制」が感情のなさではなく、感情を封じている状態なのだと気づいた。そこからは少し違う目で見ることになった。
期限付きの命で、殺せない相手を見つけてしまった兵器の話
この作品の芯にあるのは、「兵器として設計された存在が感情という誤作動を起こす」という話ではないと思っている。そう見えるし、そう受け取ることもできる。ただ、もう少し手前にある問題を描いている気がする。
044には余命がある。遺伝子操作ウイルスによって手に入れた戦闘能力と引き換えに、寿命が削られている。その限られた時間の中で政府の任務をこなしながら、敵であるはずのルカを前にして引き金を引けない自分に気づく。
ここで重要なのは、「なぜ殺せないのか」という理由が、単純な共感やロマンスとして描かれていない点だ。あらすじだけ読むと恋愛が軸のように見えるかもしれないけれど、実際に見ると「引っかかり」はもっとぼんやりしていて、宙吊りにされたまま進む。後からダクサス二世との関係が明かされるとしても、044が感じる「殺せない理由」には明確な答えが与えられない。
余命のある存在が、残り時間を「任務」に使うか「正体不明の何か」に使うかを選ぼうとしている——それがこの作品のテーマだと思う。完璧な機能を求めて作られた存在が、機能しない場面に直面したとき、それを「故障」と呼ぶか「覚醒」と呼ぶか。どちらの言葉も当てはまらないまま、話が終わる。
大塚明夫さんと藤原啓治さんが同じサクザというキャラクターを演じているという構造も、この作品の「謎めいた」輪郭を示している。声が変わるということは何かが変わっているということで、二人のベテランがそのギャップを担っている。
特に刺さったシーン
終盤に近い、044とルカがほぼ一対一になる場面で、朴璐美さんの演技が少し揺れる瞬間がある。それまでずっと均一に抑えられていた声のトーンに、台詞の語尾でわずかに息が混じる。セリフの内容より先にそこが気になって、巻き戻した。意図的なのか偶然の産物なのかは分からないけれど、ここまで積み上げてきた「抑制」がここで初めてひびを入れたように聞こえた。
関智一さんのルカは「声優と夜あそび」のMCとしての軽快なイメージとは正反対の重さがあって、ファージ側の兵士としての圧力がちゃんと出ている。同じ声優なのに、という驚きはキャリア374本という数字の意味をまた実感させる。小山力也さんのダクサス二世は、セリフの量に関係なく存在感が重くて、権力構造が声だけで見える。この手のポジションに小山さんがいるとそれだけで「上に誰かいる」という圧がかかる。
読んで見たくなったら——サブスク配信はなし。TSUTAYA DISCASの30日間無料トライアルでレンタル代ゼロで見れる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 2000年代後半のマイナーSFアクションを掘るのが好きな人
- 「余命付きの兵器」「殺せない理由が宙吊りのまま」という設定の組み合わせに耐性がある人
- 朴璐美・関智一・大塚明夫・藤原啓治の声が好きな人
- 謎を謎のまま受け取れる人、すっきりしない終わり方を「余韻」として処理できる人
合わない人
- 情報開示のペースに現代的なテンポを求める人
- 「なぜ殺せないのか」に明確な答えを求める人
- 配信がないため物理メディアの手配が必要な点(TSUTAYA DISCASかDVD購入)がハードルになる人
- 2008年のTV規模の作画水準が気になる人
次に見るなら
「兵器として育てられた少女が人間性を取り戻す」系ならガンスリンガー・ガールが近い。義体手術を受けた少女たちが暗殺者に仕立てられる設定で、組織と個人の関係をもっと丁寧に描いている。コード044より感情移入しやすい構造なので、こちらを先に見てから戻るのもあり。
「能力と引き換えに何かを失う存在」という軸でいえばDARKER THAN BLACK -黒の契約者-も重なる。契約者が能力の対価として人間らしさを失っていく設定は、遺伝子操作で強化された044の構造と似ている。テンポが速く情報量が多いので、こちらはコード044の「間」が物足りない人向け。
朴璐美さんの声目当てで今作を見たならエル・カザド・デ・ラ・ブルハも一本。謎の能力を持つ少女と賞金稼ぎの女性の逃避行で、SFというより南米ロードムービーに近いが、底に流れるトーンが似ている。2007年の真下耕一作品。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『ウルトラヴァイオレットコード044』は現在、国内主要動画配信サービスでの配信は確認されていません。視聴を希望される場合は、DVD・Blu-rayなどのパッケージメディアをご利用ください。映像ソフトは中古市場でも流通していることがありますので、購入・レンタルの選択肢もあわせてご確認いただくことをおすすめします。
