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王様ランキング
| 放送年 | 2021年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 23話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | WIT STUDIO |
王様ランキング 耳が聞こえず、話せず、剣も使えない王子ボッジは、王位継承者として相応しくないように見える。しかし、地面の影・カゲとの運命的な出会いが初めての真の友人をもたらす。二人は大冒険へ出発し、どんな障害も乗り越えられる絆を育んでいく。やがて、その絆は王となることさえも変える力を持つようになる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
生まれつき耳が聞こえず、言葉も話せない王子・ボッジ。剣すら満足に持てないその姿に、誰もが次期国王として相応しくないと陰口を叩く。しかし、地面に潜む影の化け物・カゲとの偶然の出会いが、ボッジに生まれて初めての「友達」をもたらす。二人はやがて城を飛び出し、広大な世界へと旅立っていく。数々の試練を乗り越えながら育まれていく絆は、やがてボッジ自身の在り方を、そして「王様ランキング」の意味そのものを変えていく力を秘めていた。
みどころ・魅力
① ボッジの「弱さ」が生む圧倒的な感動
耳が聞こえず、非力で、誰にも期待されない主人公という設定でありながら、ボッジの純粋さと諦めない姿勢が見る者の心を強く打つ。弱者が努力する王道展開でありながら、安易な成長物語に終わらない重厚な人間ドラマが詰め込まれており、視聴するたびに新たな発見がある。
② 序盤の「騙し」と後半の怒涛の伏線回収
序盤は一見シンプルなファンタジーに見えるが、中盤以降に張り巡らされた伏線が次々と回収され、登場人物全員の動機と過去が一気に書き換わる構成が圧巻。「あのシーンはそういう意味だったのか」という驚きが連続し、一話たりとも目が離せない。
③ WIT STUDIOによる表現力豊かなアニメーション
独特のキャラクターデザインと、感情を全身で表現するアクションシーンの迫力が見事に融合している。特に戦闘シーンの作画クオリティと、言葉を持たないボッジの表情演技は必見。YOASOBIが手掛けたOPテーマ「あの夢をなぞって」も作品の世界観と見事にマッチしている。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| シリーズ構成 | 岸本卓 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 野崎温子 |
| 美術監督 | 金子雄司 |
| 音響監督 | 蝦名恭範 |
| OP | キングヌー「BOY」 |
| OP | バウンディ「裸の勇者」 |
| ED | 山「Oz.」 |
| ED | ミレイ「Flare」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——ずっと「そのうち見る」と言い続けた作品
正直に言うと、絵柄で敬遠していた。丸っこいキャラクターデザイン、子ども向けっぽいタイトル。「評判いいのはわかってる、でもなんか今じゃない」という状態が1年くらい続いた。友人に「いいから見ろ」と言われて渋々1話を開いたのは深夜で、気づいたら夜が明けていた。
1周目に思ったのは、「こんな話だったのか」という驚きだ。ボッジが耳が聞こえず、剣も使えないという設定は知っていたけれど、それがどれだけ物語の核に食い込んでいるかは、実際に見るまでわからなかった。2周目で気づいたのは、随所に伏線が埋まっていること。序盤の何気ない描写が終盤で意味を持つ構造が、かなり丁寧に組まれている。
「弱い」と呼ばれ続けた者だけが辿り着ける、強さの話
この作品が描こうとしているのは、「本当の強さとは何か」という問いではない。そういうテーマの作品なら山ほどある。王様ランキングが違うのは、「弱さを否定せずに物語を進める」という姿勢だ。
ボッジは耳が聞こえない。声も出せない。剣を振っても効かない体がある。これは序盤から変わらない事実で、作品はそれを「いつか克服する障害」として扱わない。弱点は弱点のまま存在する。にもかかわらず、ボッジは前に進む。なぜ前に進めるかといえば、カゲがいるからだ。
村瀬歩が演じるカゲは、影の一族の生き残りという設定で、最初は打算があってボッジに近づく。その初期動機の薄汚れた感じが、後半の変化と対比されて効いてくる。友情を「美しいもの」として最初から提示せず、損得勘定から始まる関係が本物に変わる過程を丁寧に描いているから、クライマックスの重さが違う。
ヒリング王妃——佐藤利奈が声を当てている——は、序盤は完全に「意地悪な継母」に見える。ここの演技が巧くて、嫌悪感をちゃんと持たせながら、でもどこか過剰なのがわかる。2周目で見直すと、彼女の行動のすべてに理由があって、初見で感じた「嫌なキャラ」という印象がごっそり塗り替えられる。キャラクターの多面性を、視聴順を前提に設計している作品は信頼できる。
梶裕貴が演じるダイダも同様だ。兄への対抗心、王位への執着、それがどこから来ているかが後半で明かされたとき、「この作品はずっとそういう話をしていたのか」という感覚がある。「弱者が強者に勝つ」という単純な逆転劇ではなく、「強さと弱さの定義を問い直す」物語として、かなり誠実に作られている。
坂本真綾が声を当てる魔法の鏡の存在感も独特で、物語の案内役としてではなく、それ自体が物語に組み込まれている。安元洋貴のアピスは出番こそ少ないが、声の重みが場面のトーンを一瞬で変える。キャスティングの密度が高い。
特に刺さったシーン
序盤、ボッジが城下の子どもたちに何度いじめられても立ち上がるシーン。声がない分、表情と体の動きだけで感情を伝える作画の仕事量が異常に高い。「泣かせにきてる」とわかっていても、泣く。
カゲとボッジが初めて本当の意味で「友達」になる瞬間は、台詞らしい台詞がほとんどない。記号的な友情描写を排して、行動の積み重ねで見せる。ここで思ったのは、「この作品は言葉で説明しない」という徹底ぶりへの信頼だ。耳の聞こえない主人公を軸に据えた必然性が、演出に染み出している。
中盤のヒリングの告白シーンは、佐藤利奈の演技だけで30分分の情報を圧縮している。「ああ、ずっとそういうことだったのか」という感覚と、「だったら序盤の彼女の行動は……」という反芻が同時に来る。ここで一時停止して考え込んだ。
読んで見たくなったら——『王様ランキング』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 「家族」や「絆」をテーマにした作品が好き
- 序盤と終盤で同じシーンの意味が変わる構造を楽しめる
- キャラクターの動機に複数の解釈が成立する物語が好き
- 子ども向けっぽい絵柄でも内容が重厚なら問題ない
- 複数回見るタイプのオタク
合わない人
- バトル・アクションをメインで楽しみたい人(戦闘は手段であって目的ではない)
- 序盤のペースが遅いと感じると離脱しやすい
- キャラクターへの感情移入より、世界観の設定を楽しむタイプ
- 「報われない展開」が続くのが苦手な人(中盤はかなりしんどい)
次に見るなら
フリーレンと葬送のフリーレン——「弱さや限界を持つキャラクターが、それでも前に進む」という構造が近い。派手さよりも積み重ねで見せる物語が好きなら間違いない。感情の動かし方が似ている。
魔法使いの嫁——ファンタジー世界で「居場所のない者が居場所を見つける」という骨格が共通している。絵柄の雰囲気も落ち着いていて、似たトーンで見られる。
SAND LAND——こちらはより冒険寄りだが、「見た目や評判と中身が違う」キャラクター造形の気持ちよさが近い。王様ランキングのダイダやヒリングのような「最初の印象を裏切ってくる」キャラが好きなら刺さる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『王様ランキング』はdアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・DMM TV・Netflix・Hulu・Disney+の主要配信サービスで視聴可能です。サブスクを契約していれば追加費用なく楽しめる環境が整っているため、気になったタイミングですぐに視聴を始めることができます。見逃していた方も今すぐ全話チェックできます。


