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リック・アンド・モーティ対ジェノサイダー
| 放送年 | 2020年 |
|---|---|
| フォーマット | スペシャル |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | その他 |
| 制作 | Telecom Animation Film |
モーティは、『ゴッド・オブ・ウォー』のディレクター佐野貴志により監督される、東京への冒険に出かけ、「ジェノサイダー」を止めるのを手伝おうとしている。何か奇妙なことが起こるわけではない。ソラエンターテインメント制作、テレコムアニメーションフィルムで制作されている。
作品概要・あらすじ
あらすじ
リックとモーティが東京を舞台に繰り広げる特別編。謎の存在「ジェノサイダー」の脅威が迫るなか、モーティはその撃退に挑む。『ゴッド・オブ・ウォー』でも知られるゲームディレクター・佐野貴志が監督を務め、テレコムアニメーションフィルムが制作を担当。日本アニメの技術とリック・アンド・モーティの世界観が融合した異色のコラボ作品。みどころ・魅力
① ゲーム界の鬼才・佐野貴志が描く独自のビジョン
『ゴッド・オブ・ウォー』シリーズで名を馳せたゲームディレクターがアニメに挑戦。ゲームデザインの視点から生まれた演出・テンポ感は、通常のアニメとは一線を画すスタイリッシュな仕上がりになっています。② 東京を舞台にした和洋折衷の世界観
舞台は東京。アメリカのカルトアニメ「リック・アンド・モーティ」のキャラクターが日本の街並みに放り込まれるという設定が、異文化衝突的なシュールさを生み出しています。原作ファンにも新鮮な体験を届ける一作です。③ テレコムアニメーションフィルムによる高品質作画
『ルパン三世』など数々の名作を手がけてきたテレコムアニメーションフィルムが制作を担当。アメリカ発のキャラクターデザインを日本の職人的アニメーション技術で動かすという、贅沢なコラボレーションが実現しています。キャスト・声優一覧












スタッフ
| 監督 | 佐野隆史 |
|---|---|
| 音楽 | 諸橋邦行、高橋哲也 |
| 美術監督 | 金森たみ子、山子泰弘 |
| 音響監督 | 飯塚康一 |
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アニメ
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
タイトルを見た瞬間、「ジェノサイダーって、あのジェノサイダー翔か?」と二度見した。リック&モーティとダンガンロンパのコラボ……と聞いて、どういう経緯でそうなったんだという疑問が先に立って、内容への期待より「成立過程を知りたい」気持ちで再生ボタンを押した記憶がある。最初に見たときの正直な感想は「短い」と「思ったよりちゃんとしてる」が半々。テレコムアニメーションフィルムが作ってるからアニメとしての品質は当然として、『ゴッド・オブ・ウォー』のディレクターが東京舞台のリック&モーティに関わってるという事実だけで情報量が多すぎる。2回目に見たとき、ソラエンターテインメント制作という文字が目に入って「なるほどそういう仕組みか」とようやく腑に落ちた。
「あのキャラクターがここにいる」という既視感が生む、奇妙な親しみの話
このSPが単なる「コラボ企画の消費物」ではないと感じるのは、リック&モーティのフォーマットとジェノサイダーというキャラクターが、構造レベルで妙に噛み合っているからだと思っている。
リック&モーティという作品は、あらゆる「お約束」を解体することで成立している。ヒーローとヴィランの区別が曖昧で、守るべき価値観がトリップごとに更新される。その世界にジェノサイダー翔というキャラクターを放り込んだとき、「悪役」という文脈がそもそも崩れているのがおもしろい。ダンガンロンパの中でジェノサイダーは「殺人者なのになぜか愛されているキャラクター」として機能していた。その奇妙な立ち位置が、リック&モーティの虚無感あふれる宇宙では逆に「まともに見える」という逆転が起きている。
東京という舞台も効いている。モーティが日本に降り立ったとき、日常の風景とSFとホラーが同じ画面に共存している状況は、ダンガンロンパが学校という閉鎖空間でやっていたことと構造が近い。「普通の場所で異常なことが起きている」という緊張感は、フォーマットが変わっても機能する。
30分に満たない尺の中で「止める」ことに奔走するモーティの動きは、いつものリック抜きで世界の理不尽と向き合う構図で、これはコアファンがいちばん見たいパターンのひとつだ。コラボSPだからこそ、普段より軽いタッチで「でもモーティはちゃんとモーティ」というのを確認できる。それがいちばん誠実な作り方だと思う。
特に刺さったシーン
東京のロケーションが出てくる序盤の場面で、背景の作り込みに目がいった。テレコムアニメーションフィルムが手がけているだけあって、街並みの「それっぽさ」が雑ではなく、かといってステレオタイプでもない絶妙な塩梅になっている。ここがちゃんとしてないとコラボSPとしての説得力がゼロになるので、制作側の意識が伝わる。
ジェノサイダーが本格的に動き出す終盤の展開で、思わず「あ、ちゃんとジェノサイダーだ」と声が出た。声優の演技が原作のテンションを維持したまま、リック&モーティの世界観に着地しているのが地味にすごい。二つの文脈を同時に成立させる演技というのは難しいはずで、そこで崩れないのはキャスティングと収録の丁寧さだと思う。モーティが焦るシーンの、いつもの「うわあああ」的なリアクションも健在で、コラボ作品でキャラクターのコアを守ることの大事さをあらためて感じた。
読んで見たくなったら——『リック・アンド・モーティ対ジェノサイダー』はNetflixで視聴できる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- リック&モーティのTVシリーズを少なくともシーズン2まで見ている人
- ダンガンロンパシリーズのジェノサイダー翔が好きな人
- コラボ企画の「なぜこの組み合わせ?」という理不尽さをそのまま楽しめる人
- テレコムアニメーションフィルムの仕事ぶりに興味がある人
- 30分以内で完結するSFコメディが欲しいとき
合わない人
- どちらかの原作を知らない状態で見ようとしている人(ほぼ確実に楽しさが半減する)
- リック&モーティに「科学的な整合性」や「伏線の回収」を求めている人
- コラボ企画に対してそもそも懐疑的な人
- モーティ主体の話よりリック主体の話が見たい人
次に見るなら
ダンガンロンパ THE ANIMATIONは、このSPでジェノサイダーに初めて触れた人が「そもそもこのキャラクターは何者か」を確認するための入口として機能する。ゲーム原作のアニメ化としての評価は賛否あるが、コラボ作品の「元ネタ確認」という用途では十分に機能する。
リック・アンド・モーティのTVシリーズ本編(Netflixで配信中)は、このSPを見てもっとモーティとリックが見たくなった人への当然の次の一手。シーズン1第1話から順に見ると、このSPでのモーティの動き方がいかにキャラクターの核心を捉えているかが分かる。
スペース☆ダンディは、異なるクリエイターが同じキャラクターを毎週違うトーンで描くというフォーマットが「コラボの違和感をそのまま楽しむ」感覚に近い。東映アニメーション制作で映像のバラエティも豊富。リック&モーティ的な「毎回リセットされる宇宙」への耐性がある人にはよく刺さる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『リック・アンド・モーティ対ジェノサイダー』はNetflixで視聴できます。日本のアニメスタジオと海外クリエイターが手を組んだ意欲的な短編作品ですので、原作ファンはもちろん、アニメーションの新しい可能性に興味がある方にもおすすめです。ぜひNetflixでチェックしてみてください。


