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CYBORG009 CALL OF JUSTICE 1
| 放送年 | 2016年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Signal.MD |
ジョー・島村とサイボーグたちが、古代から人類の歴史を操作してきた超人的な力と知能を持つ秘密組織ブレスドと戦う。ブレスドの目的は謎に包まれ、世界に暗い影を落としている。存在を信じる者は少ないが、アメリカの女性ジャーナリスト・ルーシー・ダベンポートがテキサスへ向かい、彼らとの接触を試みる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
古代から人類の歴史を密かに操り続けてきた謎の秘密組織「ブレスド」。超人的な力と知性を持つその存在を信じる者はほとんどおらず、世界には静かな脅威の影が広がっていた。アメリカ人女性ジャーナリストのルーシー・ダベンポートは、組織の実態に迫るべくテキサスへと向かう。そして、ジョー・島村率いるサイボーグ戦士たちもまた、歴史の闇に潜む「ブレスド」との決戦へと否応なく引き込まれていく。みどころ・魅力
① フルCGで描き直された「009」の世界観
本作は石ノ森章太郎原作の名作を完全3DCGアニメーションで映像化した劇場版三部作の第一章。キャラクターや世界観を現代風にアレンジしながらも、シリーズ伝統のドラマ性はしっかり継承しており、旧来のファンも初見の視聴者も入りやすい設計になっている。② 謎の秘密組織「ブレスド」が生む重厚なサスペンス
人類史を裏で操る超人集団という設定は、単純な勧善懲悪にとどまらない複雑な物語構造を生み出している。ブレスドの正体と目的が少しずつ明かされる展開は続きを引き込む牽引力があり、三部作を通して鑑賞したくなる作りになっている。③ 国際色豊かなスケールと多彩なサイボーグ戦士たちの共闘
各国出身のサイボーグ戦士が個性豊かな能力を持ち寄って巨大な組織に立ち向かう群像劇としての側面も魅力。CGならではの躍動感あるアクションシーンも見ごたえがあり、チームの絆と葛藤が同時に描かれる。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 柿本広大 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 齊藤将嗣 |
| ED | モンキーマジック「A.I. am Human」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「009がCGに?」という第一声は正直、警戒に近かった。石ノ森章太郎の絵柄はあのタッチにこそ意味があって、3DCGに置き換えると何かが抜け落ちる気がする——そういう感覚を持ちながら劇場に入った。実際に見てみると、その懸念が半分当たって半分外れた、というのが正直なところ。
CG自体の出来については確かに「慣れ」が要る。特に序盤、顔の表情に少し硬さを感じる瞬間がある。ただ、アクションシーンに入った途端に評価が変わった。サイボーグたちの動き——加速、跳躍、超能力の発動——は、むしろCGの方が整合性を持って表現できるんだな、とわかった。生身の俳優に近いリアリティと、漫画的な誇張の間を取ろうとした形跡がある。
「ブレスド」という古代からの組織が人類の歴史に介入してきたという設定は、009という作品が元々持っていたスケール感をそのまま継承している。ジョー・島村たちが今もあの戦いを続けているという事実が、妙に胸に来た。
「人の形をしている」だけでは、人間と呼べない——それがサイボーグの問いかけ
CYBORG009という作品が50年以上生き続けている理由は、設定の面白さより先に「問い」の深さにある。機械の身体を持ちながら人間の心を持つ者たちが、完全に人間である者たちのために戦うという構造——これはそもそも、何のために戦っているのかという問いと表裏一体だ。
CALL OF JUSTICEで新たに登場するブレスドは、超人的な知能と力を持つ組織として描かれるが、彼らは「人類の歴史を操作してきた」という点でサイボーグたちと鏡のような存在になっている。009たちも、ある意味で科学によって改造され、人類の歴史に介入してきた。違いは誰が、何のために、という部分でしかない。
この映画が単なるヒーローアクションでなく重みを持つのは、ブレスドの「正義」が単純な悪として描かれていないからだ。彼らなりの論理がある。そしてジョーたちには、その論理を頭ごなしに否定できない複雑さがある。改造された身体を持ち、組織に作られた存在が「正義とは何か」を問われるとき、答えは「人間らしさ」という一言では済まない。
種田梨沙が演じるフランソワーズのシーンには、その葛藤が静かに滲んでいる。超能力を持つ彼女が感情を抑えながら状況を分析する瞬間——テクスチャーとして「機械的」な部分と「人間的」な部分が混在しているのが、声の演技から伝わってくる。台詞の多さではなく間の取り方で、それを表現していた。
また佐藤拓也が演じるジェットは、本作では特有の反骨心と苛立ちが前面に出るキャラクターで、「なぜ戦うのか」という問いに対して一番直接的に怒りで応答するキャラクターとして機能している。「声優と夜あそび」MCとしての軽快なイメージとは真逆の、硬質な芝居が面白かった。
特に刺さったシーン
終盤の戦闘シーンで、各サイボーグが固有の能力をそれぞれのやり方で展開するくだりがある。CGならではの視点切り替えの速さで、009が加速する瞬間の「世界が止まって見える」表現が、劇場の音響と相まってかなり気持ちよかった。スクリーンのサイズが効いていた場面で、配信で後追いするよりは劇場で見ておくべき瞬間だったと思う。
日野聡が演じるアルベルトのシーンも印象に残った。アルベルトは元々感情を抑制するキャラクターだが、チームの中でわずかに緩む瞬間が本作にはある。日野聡の声は感情を出さない演技をするときこそ情報量が多くて、「何かを抑えている」という状態をセリフの外側で表現していた。
福圓美里が演じるイワンは、本作では出番こそ多くないが、存在するだけで空気が変わる。幼児の姿に圧倒的な知性を宿すというキャラクター設計の難しさを、声だけで成立させているのが毎回不思議だ。台詞の少ないシーンで存在感を放つのは、技術的に相当なことをやっていると思う。
読んで見たくなったら——『CYBORG009 CALL OF JUSTICE 1』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- サイボーグ009の原作・旧アニメを通ってきた人(懐かしさより「続いている」感覚が来る)
- 石ノ森章太郎作品全般が好きで、その哲学的な重さが好みの人
- 「正義とは何か」を問う系のSFアクションが好きな人
- 3DCGアニメに慣れていて、アクション作画の整合性を評価できる人
- 劇場音響でSFアクションを体感したい人
合わない人
- 2Dアニメ的なサイボーグ009の絵柄・タッチに強く愛着がある人(CG移行に生理的な拒否感が出る可能性がある)
- キャラクターの表情演技に比重を置いて見る人(CGの顔周りは序盤特に硬さを感じる)
- 完結した単体の映画として見たい人(三部作の1作目なので、この作品単体では決着しない)
- あらすじの消化を重視する人(テーマを問う構成なのでストーリー進行はゆっくり)
次に見るなら
サイボーグ009 THE CYBORG SOLDIER(2001年TVシリーズ)——CGに違和感を覚えたなら、まずこちらで2Dの009を見てほしい。同じキャラクターたちが別の絵柄・演出で動いているのを見ると、何が本質で何がスタイルなのかがはっきりする。CALL OF JUSTICEと見比べることで、どちらの良さも解像度が上がる。
BLAME!(2017年Netflixアニメ映画)——同じくCGアニメで哲学的なSFをやった例として。圧倒的な世界規模と、「人間とは何か」という問いの立て方が似ている。CGで表現する「無機質さ」が作品の主題と一致している好例で、CALL OF JUSTICEと見比べるとCG表現の幅がわかる。
機動警察パトレイバー2 the Movie——「正義とは何か」「守るべきものは何か」を正面から問うSFアクションとして。直接的な繋がりはないが、CALL OF JUSTICEが持つ重さに共鳴できた人には確実に刺さる。押井守の映像言語は全く違うが、問いの深度は近い。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『CYBORG009 CALL OF JUSTICE 1』は現在、dアニメストアで視聴できます。三部作の第一章にあたる本作をdアニメストアで確認してから、続く第二章・第三章へと一気に視聴するのがおすすめです。サービスの月額プランを利用すれば、まとめて鑑賞しやすい環境が整っています。