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映画 クレヨンしんちゃん 襲来!!宇宙人シリリ
| 放送年 | 2017年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Shin-Ei Animation |
シリリという宇宙人が現れ、ヒロシとミサエを子どもに変えてしまう。元に戻すため、シンノスケはシリリをお尻に隠してー日本中を旅する。一方、シリリの父親は巨大な陰謀を進めている。
作品概要・あらすじ
あらすじ
2017年公開の劇場版クレヨンしんちゃん。ある日、地球に迷い込んできた宇宙人シリリが、なぜかヒロシとミサエを子どもに変えてしまう。元の姿に戻す方法を探すため、しんのすけはシリリをお尻に隠しながら日本全国を旅することに。しかし、その裏ではシリリの父親が地球を巻き込む巨大な陰謀を静かに進めていた。家族の絆とスケール感あふれるSFコメディ。
みどころ・魅力
① 親子が”逆転”する設定の面白さ
ヒロシとミサエが子どもになってしまうという突拍子もない設定が最大の見どころ。いつもは叱られる側のしんのすけが”親”代わりに奮闘する姿は笑いながらも不思議な感動を呼ぶ。大人が子どもを演じるシュールさも作品のユーモアを底上げしている。
② 日本縦断ロードムービーとしての爽快感
シリリをお尻に隠して旅するというとんでもない設定ながら、日本各地を舞台にしたロードムービーとして展開するため、テンポよく楽しめる。旅先での出会いやトラブルが次々と続き、飽きる間もなく物語が進む点はシリーズのなかでも評価が高い。
③ 宇宙規模の陰謀がもたらすスケール感
ギャグと家族コメディを軸にしながら、シリリの父親による陰謀が絡むことで物語はSF大作の様相を呈する。子ども向け映画の枠を超えた大きなスケール感と、しんのすけがそれに立ち向かう展開はシリーズファンにも満足度が高い。
キャスト・声優一覧








スタッフ
| 監督 | 橋本昌和 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 針金屋英郎 |
| 音楽 | 荒川敏行 |
| 美術監督 | 河合伸治 |
| 音響監督 | 大熊昭 |
| ED | 高橋ゆ「ロードムービー」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「シリリ」というタイトルを見て、また宇宙人ものか、と少し構えた。クレしん映画の宇宙人枠はそれなりに楽しめるけれど際立つものでもない——という先入観で劇場に向かった記憶がある。ところが蓋を開けてみると、これがなかなか一筋縄でいかない。ヒロシとミサエが子どもに戻ってしまう設定の時点で、クレしんの根幹にある「大人と子どもの非対称性」を丸ごと逆転させる実験として機能していて、気づけばスクリーンの前で前のめりになっていた。コメディの皮をかぶった家族の話というのがクレしん映画の定番だとわかっていても、毎回その入口で油断させられる。クレしん映画にハズレがないのは、こういう一捻りを毎回仕込んでくるからだと思う。「大人」を演じることで、初めてわかる家族の重さ
クレヨンしんちゃんの映画が毎回やっていることは、突き詰めると「子どもの視点から見た大人の世界の再発見」だと思っている。しかし『宇宙人シリリ』はそこをさらに一捻りしてくる。シリリの力でヒロシとミサエが子どもに戻ってしまう——つまり、しんのすけが「子どもでありながら親の役割を担う」という二重構造に置かれる。 しんのすけは普段、ルールを破ってばかりで、正直に言えばあまり「しっかりした子ども」ではない。だからこそ、彼が半ば強制的に「家族を守る側」に立たされたとき、その不格好さがリアルに機能する。完璧にこなすのではなく、おしりにシリリを隠しながら東奔西走するというビジュアル的なアホさの中に、確かな「守ろうとしている」という意志が滲んでいる。 ここで改めて効いてくるのが、藤原啓治さんの声だ。子どもに戻ったヒロシは、普段のくたびれたサラリーマンとは声の質が変わる。それでも「野原広志」として積み重ねてきた声の記憶があるから、スクリーンの中の子どもヒロシを見ながら、観客はきっと普段のヒロシを重ねている。子ども化した彼が無邪気に笑うシーンの切なさは、藤原さんの演技の地層があってこそ成立していた。 宇宙人側の陰謀——シリリの父親が企てる計画——は、「大人が子どもを支配しようとする構図」とも読める。子ども化されたヒロシとミサエが象徴するのは、大人性を剥奪された存在の無防備さだ。それを守るのがしんのすけだというのは、シリーズの「子どもが世界を救う」というコードに忠実でありながら、今作は特に「家族という単位」に焦点を絞っている。 劇場の音響で聴く矢島晶子さんのしんのすけの声には、いつ聴いても密度がある。長年演じ続けてきた声優だけが持つ、キャラクターとの呼吸のような何かが、大きなスクリーンでは特に際立つ。セリフの言い回しひとつで笑えるし、ひとつで泣けるというのは、あれだけの積み重ねがなければ出ない味だ。特に刺さったシーン
子どもに戻ったミサエがひまわりと並ぶくだりが、妙に頭に残っている。普段は保護者であるはずのミサエが、こおろぎさとみさんの演じるひまわりと同じ「子ども」として画面に収まる構図は、視覚的にどこかおかしくて、同時にちょっと胸に刺さる。ひまわりはまだ言葉も満足に話せない赤ちゃんなのに、こおろぎさんの声が醸す「無垢だけど芯がある」という雰囲気が、子ども化したミサエとの対比でふわりと浮かんでくる。この場面、笑っていいのか黙って見ていればいいのか、ちょっと判断に迷う。 しんのすけがシリリをおしりに隠して移動するくだりは、完全にバカ映画の文法で進んでいく。でも笑いながらも「この子はちゃんと守ろうとしている」というのが伝わってくる演出の積み方が巧くて、単純なギャグとして消費させない。矢島さんの声がしんのすけの「ちょっと困ってるけど意地を張っている感」を、セリフのトーンだけで表現していて、そういう細部に気づくと一本の映画の中に随分と仕事が詰まっているなと思う。読んで見たくなったら——『映画 クレヨンしんちゃん 襲来!!宇宙人シリリ』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- クレしん映画を何作か見てきて「大人が泣けるやつ」という評判を信じている人
- 親子の役割逆転という設定にピンとくる人(育児中の親には特に刺さる構造)
- 藤原啓治さんの声でヒロシを見ておきたいと思っている人
- コメディの外皮を持ちながら、じわじわとした温度感の映画が好きな人
合わない人
- 宇宙人・SF設定が苦手で、現実に根ざした家族ドラマを求めている人
- クレしんのギャグテンポが合わない、おしりギャグに免疫がない人
- 感動的な結末に向けて明確に積み上がるドラマ構造を期待している人
次に見るなら
クレしん映画の中で「家族と時間」をテーマにした一本として、映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲は外せない。過去への郷愁と現在を生きる選択を、コメディのフォーマットに押し込んだ構成の密度は今見ても異常で、シリリが気に入ったなら間違いなく刺さる。
同じく「子どもが大人の代わりに奮闘する」という軸で見るなら、映画ドラえもん のび太の宝島もおすすめ。国民的キャラクターの劇場版でありながら、ちゃんと冒険映画として機能していて、一人で見ても家族で見ても損しない作りになっている。
「守ること」と「家族の再結集」というテーマを別の文脈で追うなら、サマーウォーズが近い温度感にある。現代家族の混乱と再統合を描く構造が、シリリの「バラバラになってもしんのすけが中心にいる」という骨格と重なる部分がある。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ | |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
「映画 クレヨンしんちゃん 襲来!!宇宙人シリリ」は、ABEMA・U-NEXT・Netflix・Huluの4サービスで視聴できます。主要な動画配信サービスで広く配信されているため、すでに加入済みのサービスからすぐに視聴を始められます。お子さんとの家族鑑賞にも、久しぶりにクレヨンしんちゃん映画を楽しみたい方にもおすすめです。
よくある質問
まとめ
「映画 クレヨンしんちゃん 襲来!!宇宙人シリリ」は、ABEMA・U-NEXT・Netflix・Huluの4サービスで視聴できます。主要な動画配信サービスで広く配信されているため、すでに加入済みのサービスからすぐに視聴を始められます。お子さんとの家族鑑賞にも、久しぶりにクレヨンしんちゃん映画を楽しみたい方にもおすすめです。