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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ! 戦国大合戦
| 放送年 | 2002年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Shin-Ei Animation |
シン之助と彼の家族は偶然侍の時代にタイムスリップする。姫の街が戦争で危機に瀕していることを知った彼らは、戦いに参加して街を救うことを決意する。シン之助の破天荒な行動と家族の協力により、予想外の方法で戦局を変える。歴史を変えてしまう危険と向き合いながら、彼らはこの時代での冒険に奮闘する。
作品概要・あらすじ
あらすじ
野原しんのすけ一家がひょんなことから戦国時代にタイムスリップ。城下を守る廉姫が隣国との戦いで危機に瀕していることを知ったしんのすけたちは、義侠の武士・又兵衛とともに戦に加わることを決意する。天真爛漫なしんのすけの行動と家族の懸命なサポートが、予想外の形で戦局を大きく動かしていく。歴史を変えるリスクと向き合いながら、一家が戦国の世で繰り広げる笑いと涙の冒険譚。
みどころ・魅力
① 大人を泣かせる純愛と別れのドラマ
コメディ映画の枠を超え、武士・又兵衛と廉姫の純粋な愛と壮絶な結末が見る者の心を揺さぶります。「大人になってから見ると泣ける」という口コミが絶えない本作最大の見どころです。ギャグとシリアスの落差が感動をより深いものにしています。
② しんのすけと家族の全力コメディ
戦国時代という非日常の舞台でも変わらずマイペースなしんのすけと、必死に現状に対応しようとするひろし・みさえたちのギャップが絶妙な笑いを生み出します。時代劇の様式美とかすかべ一家の日常ギャグが見事に融合した独特のユーモアをお楽しみください。
③ 圧倒的な作画クオリティと合戦の迫力
合戦シーンの描き込みは劇場版クレしん屈指の完成度で、戦の緊張感とリアリティを鮮やかに表現しています。キャラクターの細やかな表情演技や背景美術のこだわりも見どころのひとつで、スタッフの高い技術と情熱が随所に感じられます。
キャスト・声優一覧








スタッフ
| 監督 | 原恵一 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 末吉裕一郎 |
| 音楽 | 荒川敏行、浜口史郎 |
| 美術監督 | 古賀徹、清水としゆき |
| OP | Lady Q, Akiko Yajima, Miki Narahashi「だめだめ の うた」 |
| ED | ダンスマン「二中のファンタジー~体育を休む女の子編~」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「泣ける」という評判だけが先行していて、なんとなく後回しにしていた。子供向けアニメの劇場版で泣けると言われると、「それって泣かせにきてるだけじゃないの」という斜に構えた気持ちが先に来る。それでもずっと名作扱いされているのが気になって、ある夜とくに理由もなく再生した。 最初の30分は「ああ、クレヨンしんちゃんだ」という感覚で見ていた。ギャグのテンポも、野原一家のやり取りも、見慣れた空気感。ところが戦国時代に入ってから画面の空気がじわじわ変わりはじめて、「これ、本当にあの作品の劇場版か?」と思い始める。構えはあっさり崩された。野原ひろしが、はじめて本当にかっこよかった
クレヨンしんちゃんにおける野原ひろしという人物は、基本的にはギャグ要員だ。残業で遅くなって、しんのすけに翻弄されて、みさえにやり込められる。それが笑いの構造として成立している。 この映画はそのひろしを戦場に置く。 戦国時代にタイムスリップした野原一家の中で、ひろしが見せる行動はギャグではない。あの「いつもの野原ひろし」が、本物の武器を持った人間たちの中で、理屈抜きに動く。そこで初めて気がつく——ひろしって、ちゃんと父親だったんだと。 作品の核にあるのは、「日常の価値の逆照射」だと思っている。しんのすけたちが暮らしているあの春日部の日常——くだらないやり取りと、笑いと、ちょっとした諍いと——それを戦国の世に放り込むことで、その日常がどれだけ守る価値のあるものかが浮かび上がってくる。ギャグとして消費されてきた「普通の家族」が、異常な状況に置かれることで別の光を帯びる。 もう一本の軸が、又兵衛と廉姫の話だ。歴史は変えられない。彼が死ぬのは変えられない事実として描かれる。それを知りながら見ている観客と、何も知らずに戦場へ向かう又兵衛の間に生まれる距離感が、この映画のいちばん苦しいところだ。悲劇として描かれているのに、「かわいそう」という言葉では終わらせてもらえない後味がある。決着はきちんとつくのに、どこにも持っていけない感情だけが残る。 「取り返しのつかないことがある」という事実を、子供の映画のフォーマットで正面から見せている。それが2002年の時点でできていたことに、今さら驚いている。特に刺さったシーン
終盤、ひろしが動くシーンは藤原啓治さんの演技が支えている。普段はコミカルで抜けた感じのひろしが、あの瞬間だけ声のトーンが変わる。叫ぶでも泣くでもなく、ただ動く。その静けさが逆に来る。藤原さんはひろし役を長年やってきた人だが、シリアスとギャグのグラデーションを使い切れる稀有な声優で、このシーンはその使い切り方がはっきりわかる場面だ。 矢島晶子さんのしんのすけも、笑えるシーンとそうじゃないシーンの切り替えが自然で、見ていてほとんど引っかからない。子供が子供として泣いているだけなのに、あれだけ重くなるのは演技の密度のせいだと思う。 締めの場面——別れを経て現代に戻るところ——は余分なセリフがなくて良かった。説明しない。ただ時間が過ぎていくだけの演出で、それがちゃんと刺さった。見終わってから、ぼうっとしばらく何もできなかった。読んで見たくなったら——『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ! 戦国大合戦』はU-NEXTで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 「子供向けアニメはどうせ…」と思いながら見始める人(完全に裏切られる)
- お父さんキャラクターに感情移入しやすい人
- 悲劇が「悲劇として着地する」作品を評価できる人
- 劇場の音響で感情を使い切りたい人
合わない人
- クレヨンしんちゃんのギャグテンポを最後まで期待している人(中盤以降、別の映画になる)
- 後味が重い作品が苦手な人
- ハッピーエンドでないと消化できない人
次に見るなら
時をかける少女(細田守、2006年)が近い感触を持つ。「戻れない」「変えられない」という構造と、それでも何かしようとするキャラクターの動き方が似ている。軽さとの重さのバランスの取り方も参考になる。 おおかみこどもの雨と雪は、ひろしへの感情が残っているなら続けて見るといい。こちらは父ではなく母側から「日常の積み重ねと喪失」を描いていて、泣き方の種類が違うが根っこは近い。 かぐや姫の物語は構造としては遠いが、「変えられない運命と向き合う人間」という点で通じるものがある。ただしこちらはかなり重い。連続して見ると翌日に響く。配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』はU-NEXT・Netflix・Huluの3サービスで配信中です。いずれも月額サービスで追加料金なく視聴できます。各サービスの無料トライアル期間を利用すれば、無料で視聴することも可能です。