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映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス
| 放送年 | 2012年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
作品概要・あらすじ
あらすじ
ある日、宇宙から謎の美少女プリンセス・ヒメが地球に降り立ち、なぜかしんのすけを「運命の騎士」と指名する。突然の宇宙スケールの冒険に巻き込まれたしんのすけと野原家。ヒメを狙う宇宙人の刺客も現れ、地球の平和が危機に瀕する。ギャグ満載の騒動の裏に、ヒメが地球にやってきた真の理由が隠されていた。
みどころ・魅力
① 宇宙規模で広がるしんちゃんワールド
舞台は春日部から宇宙へ。本作ならではのスケール感は劇場版らしい迫力満点の映像で描かれており、いつものギャグ路線を保ちながらも宇宙バトルのスペクタクルが存分に楽しめる一作です。
② しんのすけが”選ばれし騎士”に!? 意外な主人公像
宇宙のプリンセスに指名されるというトンデモ展開がしんのすけらしいユーモアで描かれる。普段は迷惑ばかりかけるしんのすけが、いざというときに見せる行動力と愛嬌が存分に発揮される場面は必見です。
③ 笑いと感動が絶妙に交差するストーリー
シリーズ恒例の家族の絆と「大人も泣ける」感動シーンが今作にも健在。ギャグシーンで笑わせつつ、クライマックスでは予想外の感情移入ができる、クレしん映画の王道スタイルを踏襲しています。
キャスト・声優一覧








スタッフ
| 監督 | 増井壮一 |
|---|---|
| 音楽 | 松尾早人 |
| OP | 「希望山脈」 |
| ED | Watarirouka Hashiritai 7「少年よ 嘘をつけ!」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
しんちゃん映画って本当にいっぱいあって、30本超えたあたりから「あ、これ人生かけて全部見る気か」と半ば覚悟した。その中で2012年の本作を選んだのは、タイトルの雑さというか、「宇宙のプリンセス」という単語の力感に負けたから。しんのすけが宇宙まで行くのか、と。
最初に見たときは「またスペクタクル路線か」と身構えていた。ところが実際に画面が動き始めると、あの独特のテンポに引きずり込まれていて、気づいたら劇場の暗闇の中でちゃんと笑っていた。矢島晶子のしんのすけは何度聞いても心地いい。あのしゃがれた声が持つ5歳児っぽくなさが、しんのすけというキャラの「なんか妙に本質を突く子ども」感を支えているんだなと、本作を見て改めて感じた。
宇宙に行っても、野原家は野原家のまま——「普通の家族」が最強の証明
宇宙のプリンセスとしんのすけが出会う構図は、一見「特別な存在と普通の子どもの交流」に見える。でもこの映画が本当に描いているのは、そっちじゃない。野原家というシステムの異様な頑丈さだ。
野原ひろしは会社員で、みさえはグータラで、しんのすけは行動が読めない。客観的に見れば、かなりカオスな家庭だ。でもこの家族は宇宙スケールの騒動に放り込まれても、基本的な動き方が変わらない。ひろしは大げさなセリフで感情を爆発させ、みさえはツッコミを入れながら結局一番冷静で、ひまわりはどんな状況でも機嫌よくしている。藤原啓治のひろしは、こういうシーンで真骨頂を発揮する。コミカルさと本気の情熱が同じ声の中に共存している希少な声優で、「なんかこの人本当に父親なんだな」という感覚を毎回押しつけてくる。こおろぎさとみのひまわりはセリフがほぼないのに、存在感だけで画面を成立させていて、それもまた芸だと思う。
宇宙のプリンセスという外部の視点から見たとき、この「普通すぎる家族」が一種の異質さとして映る構造になっている。普通であることの強度、とでも言えばいいか。特別な能力も機密も持っていないのに、なんか全部乗り越えてしまう野原家の理不尽さ。それが本作のテーマの核心で、しんちゃん映画という長いシリーズが繰り返し証明し続けていることでもある。
2012年という時代に、宇宙を舞台にしながらも結局「家族ってそういうもんだ」というところに着地するのは、ある意味で正直な選択だ。SF的なガジェットより、野原家の日常の方が強い。そういう映画を劇場で見るのはそれなりの体験で、スクリーンと音響の中でひろしの熱いセリフを食らうと、照れくさいのに揺さぶられる。家で見るとちょっと違う感触になる類の映画だと思う。
特に刺さったシーン
宇宙のプリンセスとしんのすけが初めて心を通わせていく中盤の流れが好きで、ここのしんのすけのセリフ回しが絶妙だった。普通なら「こんな特別な出会い!」と大げさにやるところを、矢島晶子の声は妙に軽く、でも温かく着地させる。あの「気づいたら仲良くなってた」感は、5歳児として完璧な距離感で、変に感動的に演出していないのがかえって効く。
あと終盤の野原家が集結するシーンで、藤原啓治のひろしが例によって恥ずかしいことを全力で言うくだり。大人になってから見ると、ああいうセリフを本気で届けてくれる声優がいなくなってしまったんだな、という感覚が毎回混入してきて、笑いながら少しどこか遠くなる。本作が劇場にかかっていた時期には、藤原さんはまだそこにいたわけで。それを劇場という場で体験していた人たちのことを想像すると、この映画の重量が少し変わる。
読んで見たくなったら——『映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- しんちゃん映画をある程度見てきて「野原家の底力」を信頼している人
- SFや冒険よりも家族ドラマとしての側面に重きを置ける人
- 藤原啓治・矢島晶子の演技を改めて体験したい人
- 劇場アニメ特有の音と映像の密度を楽しみたい人
合わない人
- 宇宙SFとして骨太なストーリーを期待する人(そこは主眼じゃない)
- しんちゃん映画の「毎回似たような構造」にすでに飽きている人
- コメディよりシリアスな家族ドラマを求める人
次に見るなら
同じしんちゃん映画の流れで、家族の絆と冒険が混在する構造が好きなら映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲は外せない。あちらはより感情の解像度が高く、大人の視聴者への訴求が強め。本作の後に見ると、シリーズ全体の文脈が見えてくる。
「普通の家族が非日常に放り込まれる」コメディとして見るなら映画 ドラえもん のび太の宇宙小戦争も同じ文脈に置ける。宇宙スケールの騒動を子どもたちが乗り越える構造が近く、家族の描き方は違うが「小さな存在が宇宙規模の問題に巻き込まれる」という感覚を並べて楽しめる。
宇宙を舞台にしたアニメ映画としてもう少し作画と演出に振り切った体験がしたいなら星を追う子どもという選択肢もある。新海誠監督のファンタジー冒険で、テイストはまったく異なるが「非日常への旅と帰還」という骨格は本作と地続きで比べる面白さがある。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ | |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス」は現在、ABEMA・U-NEXT・Netflix・Huluの4つの主要配信サービスで視聴できます。スマートフォンやテレビなど多様なデバイスから手軽に楽しめますので、ぜひお好みのサービスでご覧ください。