映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦

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2011映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦

映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦

★ 3.4 / 5.0コメディ
放送年2011年
フォーマット劇場版
話数1話
原作漫画
目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

野原一家がバカンスを楽しんでいたところ、美しき女スパイと謎の黄金をめぐる国際的な陰謀に巻き込まれてしまう。世界を揺るがす「黄金のスパイ大作戦」の鍵を握ることになったしんのすけが、持ち前の天真爛漫さと予測不能な行動力で巨大な悪の組織に立ち向かっていく。家族の絆と笑いが詰まったスパイアクションコメディ。

みどころ・魅力

① スパイ映画のお約束を全力でパロディする笑いの連続

本格スパイ映画の定番シーンをしんのすけ流に大脱線させる展開が満載。シリアスになりかけた瞬間にズッコケる絶妙なテンポ感は、シリーズ屈指のコメディ密度を誇る。大人も思わず笑い声をあげるパロディが随所に仕込まれている。

② 野原ひろしの”ダサかっこいい”活躍に胸が熱くなる

普段は冴えないサラリーマン父ちゃんが、家族を守るために本気を見せる瞬間はシリーズ恒例の感動ポイント。笑いで包みながらも家族愛をしっかり描くバランス感覚が、本作でも遺憾なく発揮されている。

③ カラフルで躍動感あふれるアクションシーン

黄金をめぐる追跡劇や派手なアクションシーンは劇場版ならではのスケール感。子どもが前のめりになって観られるテンポの速い演出と、大人が楽しめるツッコミどころを両立した演出設計が光る。

キャスト・声優一覧

野原広志
野原広志
メイン
藤原啓治
野原ひまわり
野原ひまわり
メイン
こおろぎさとみ
野原しんのすけ
野原しんのすけ
メイン
矢島晶子
野原美冴
野原美冴
メイン
ならはしみき

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スタッフ

監督増井壮一
音楽井内啓二、荒川敏行
音響監督大熊昭
OPKanjani8「T.W.L」

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

スパイものか、と思いながら劇場に入った記憶がある。クレしんの映画は子供の頃から見てきたはずなのに、なぜか一本一本の内容がぼんやりしている。ひどい話だが、これはたぶん自分だけじゃない。毎年ゴールデンウィークに公開されて、毎年家族で見て、でも記憶には「なんか泣いたシーン」と「しんのすけが変なことした場面」しか残らない——そういうシリーズだと思っている。今回改めて見直したら、「あ、こんなに丁寧に作ってあったのか」と少し反省した。スパイ映画のフォーマットをちゃんと使いこなしていて、ギャグとアクションの配分が思ったより考えられている。子供向けだからと舐めてかかっていた分、意外に刺さった。

スパイになりたい父親と、父親でしかない男の話

クレしん映画のパターンは大体決まっている。しんのすけが事件に巻き込まれる、家族が巻き込まれる、最終的に野原家の絆が世界を救う。「嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦」も骨格はそこを外れないのだが、今回はヒロシ——野原広志——の使い方が少し違う。

スパイというジャンルは「有能な男」の物語だ。頭が切れて、体が動いて、ピンチを自分の力で切り抜ける。ヒロシはその全部が欠けているサラリーマンで、普段の作品でもだいたいトホホな立ち位置に置かれている。なのに今作では、そのヒロシが「スパイっぽい状況」に放り込まれる。藤原啓治さんのあの声がここで機能していて、格好よくなりきれない微妙なラインをずっと維持している。「決める場面で決めきれない、でも諦めない」という芝居の細かさは、改めて聴くと相当うまい。

この映画が描いているのは、「非凡になれなかった男が、それでも父親として存在する」という話だと思っている。スパイフィクションのロジックで動きながら、最後に機能するのが「スパイとしての能力」ではなく「しんのすけのお父さんである」という事実なのが、クレしんらしい逆張りだ。子供向けアニメで父親の凡庸さを肯定するというのは、単純に見えてなかなか難しいことをやっている。大人になってから見ると、ここの解像度がまったく違う。子供の頃は「ヒロシがなんかやってる」で通り過ぎていたシーンが、30代で見ると「ああ、これは自分ごとの話だな」になる——そういう映画の一本だ。

特に刺さったシーン

終盤、しんのすけが自分なりの「スパイ的解決」を繰り出す場面。矢島晶子さんのしんのすけは、この手のシーンで必ずちょっと声のトーンを落とす。ふざけているようで、ちゃんと「この子はわかってやっている」ことが伝わる芝居で、20年以上やり続けてきた人間のキャリアが詰まっている。

もう一点、こおろぎさとみさんのひまわりが、場の空気を読んでいないようで的確なタイミングで笑いを入れてくる構成も気になった。ひまわりというキャラクターは「赤ちゃんだから何もわかっていない」ように見えて、実際には劇中で一番状況をシンプルに把握していることが多い。そのコントラストをセリフではなく声と間だけで成立させているのは、演出と声優の合わせ技だと思う。スパイ映画のフォーマットで動いているシーンに赤ちゃんが割り込んでくる居心地の悪さが、このシリーズ特有のおかしさになっていた。

読んで見たくなったら——『映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • クレしん映画を子供の頃に見ていて、大人になってから見直したことがない人
  • スパイ映画のフォーマットが好きで、それをコメディで崩したものも楽しめる人
  • 藤原啓治さんの芝居をちゃんと聴いてみたい人(この機会に聴いておくべきだと思っている)
  • 「家族もの」に素直に乗れる人。泣かせにくる演出を正面から受け取れる人

合わない人

  • クレしんのギャグテンポに乗れない人。特に下ネタ方向の笑いが苦手な人には厳しい
  • スパイ映画として見た場合の「リアリティの低さ」が気になる人
  • シリーズをまったく知らない状態で見ようとしている人(キャラクターへの前提知識がないと感情移入しにくい)

次に見るなら

映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ——クレしん映画の中でも「大人が見直すと別の映画に見える」筆頭。ヒロシとみさえの描き方が好きなら、こちらも同じ視点で見直す価値がある。

映画ドラえもん のび太の宇宙英雄記(スペースヒーローズ)——子供向け映画が「スパイ・ヒーロー映画のパロディ」フォーマットで動くとどうなるかの比較として面白い。テンポやギャグの作り方がクレしんとは明確に違って、見比べると両シリーズの個性が見える。

ルパン三世 カリオストロの城——スパイ・怪盗コメディの到達点として。クレしんが「家族がスパイ映画に巻き込まれる話」なら、こちらは「スパイそのものが主人公の話」。子供向けアクションコメディとして現在も参照される理由が、見るとすぐわかる。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア×¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

『映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦』は、ABEMA・U-NEXT・Netflix・Huluの4サービスで配信中です。主要な動画配信プラットフォームで幅広く視聴できるため、お手持ちのサービスからすぐに楽しめます。家族そろってスパイコメディの笑いと感動を体験するのにぴったりの作品です。

よくある質問

Q. 何歳くらいの子どもが楽しめますか?
A. 幼児から小学生まで幅広く楽しめます。スパイアクションのスピード感は小さい子にも分かりやすく、大人向けのパロディ笑いも随所にあるため、家族全員で楽しめる構成です。
Q. クレヨンしんちゃんを初めて観る人でも楽しめますか?
A. 予備知識なしでも十分楽しめます。野原一家のキャラクターは劇中で自然に把握できるので、シリーズ未視聴の方も安心してご覧いただけます。
Q. どの配信サービスで視聴できますか?
A. ABEMA・U-NEXT・Netflix・Huluの4サービスで配信中です。各サービスの無料トライアルや加入状況に応じてお好みのプラットフォームをご利用ください。
Q. 同じ年代のクレヨンしんちゃん映画と比べた特徴は?
A. スパイ映画のパロディに特化したコメディ色が強く、シリーズの中でも笑い重視の一作です。感動よりも爆笑を求めて観たいときにおすすめの劇場版です。

まとめ

『映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦』は、ABEMA・U-NEXT・Netflix・Huluの4サービスで配信中です。主要な動画配信プラットフォームで幅広く視聴できるため、お手持ちのサービスからすぐに楽しめます。家族そろってスパイコメディの笑いと感動を体験するのにぴったりの作品です。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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