takt op.Destiny

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2021takt op.Destiny

takt op.Destiny

★ 3.5 / 5.0アクションファンタジー音楽
放送年2021年
フォーマットTVアニメ
話数12話
原作その他
制作MADHOUSE

音楽は人々の心を照らす光だった。しかし黒い「黒夜隕石」が落ちた夜、その光は世界から奪われた。隕石からはD2という怪物が現れ、人間を襲い始めた。D2は音楽に引き寄せられるため、やがて音楽そのものが禁忌となった。だが怪物に抵抗する者たちがいた。彼らは秘密裏に音楽を守り、世界を取り戻そうとしていた。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

かつて音楽は人々の心を照らす光だった。しかし「黒夜隕石」が世界に降り注いだ夜、その光は奪われた。隕石から生まれた怪物「D2」は音楽の音色に引き寄せられ、人間を襲い続ける。やがて音楽そのものが禁忌となった世界で、音楽への愛を捨てられない青年タクトは、D2と戦うための力を持つ少女コゼットと出会う。音楽を取り戻すため、彼らはアメリカ大陸を横断する旅に出る。

みどころ・魅力

① 音楽と戦闘が融合した圧倒的なアクション演出

クラシック音楽が戦いのテーマと直結した演出設計が本作最大の特徴だ。戦闘シーンはBGMの旋律に合わせてカット割りが構成されており、指揮者のごとくタクトが腕を振るたびに画面が躍動する。音楽禁止の世界観と真逆に位置する「音楽で戦う」というコンセプトが、視覚と聴覚の両面で体験できる。

② MAPPAとCloverWorksによる高品質作画

制作はMAAPPAとCloverWorksの共同体制で、アクションカットの作画クオリティは全編を通じて高水準を維持している。D2との戦闘描写はダイナミックなカメラワークと流麗なエフェクトで彩られており、テレビアニメの枠を超えた映像体験を提供する。各話の作画密度は同期作品の中でも際立っている。

③ 三人の旅が生み出す人間ドラマ

タクト・コゼット(ムジーカート)・アンナという三者の関係性が物語の縦糸だ。無愛想だが音楽への執念を持つタクトと、人間的感情を獲得しつつある戦闘存在コゼット、そして二人を支える現実主義のアンナ。旅を通じて変化していくキャラクターの心情描写は、派手なアクションと対をなす静かな読みごたえがある。

キャスト・声優一覧

運命
運命
メイン
若山詩音
朝雛タクト
朝雛タクト
メイン
内山昂輝
アンナ・シュナイダー
アンナ・シュナイダー
メイン
本渡楓
巨人
巨人
サブ
伊藤美来
レニー
レニー
サブ
日野聡
ワルキューレ
ワルキューレ
サブ
上坂すみれ
天国
天国
サブ
水瀬いのり
地獄
地獄
サブ
上田麗奈
シントラー
シントラー
サブ
浪川大輔
ザーガン
ザーガン
サブ
花輪英司
ジミー
ジミー
サブ
杉山里穂
母親
母親
サブ
中原麻衣

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スタッフ

シリーズ構成吉村清子
原案キャラデザ
キャラクターデザイン長澤礼子
美術監督e-カエサル
音響監督郷文裕貴
OPリョウ「タクト」
ED中島美嘉「SYMPHONIA」

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

MAPPAが作ってるらしい、音楽×バトルものらしい、という二点だけ頭に入れて配信で再生ボタンを押した。正直なところ、ソーシャルゲームが原作(というか同時展開)だと知った時点で期待値を少し下げていた。ゲームの販促アニメは往々にして、「世界観の美味しいところだけ切り取って終わり」になりがちなので。

ところが第一話の冒頭で、そういう構えがすこし崩れた。黒い隕石が落ちて音楽が禁忌になった世界、というのが映像としてちゃんと「絵」になっていた。廃墟と埃と沈黙。MAPPAの仕事だから当然といえば当然なのだが、荒廃したアメリカ大陸を旅するというロードムービーの骨格が、バトルアニメとして以上に機能している瞬間があった。2回目に見たとき気づいたのは、序盤の静けさが意図的だということ。音のない世界を見せているから、タクトがピアノを弾き始めた瞬間の音量差が効く。

音楽を「弾くこと」自体が、この世界では暴力である

この作品を単純な「音楽の力で世界を救う話」として処理すると、わりと早い段階で引っかかりが生まれる。タクトは確かにピアノを弾く。天国はそのために戦う。でもタクトが弾く動機は、世界を救いたいからではない。弾かずにいられないからだ。

音楽が禁忌とされた世界で、「弾くこと」は周囲への迷惑であり危険の呼び水であり、ある種の自己中心的な行為でもある。タクトという人間は、その自覚を持ちながらも止められない。内山昂輝の演技がここで効いていて、彼の声は熱量を抑えながら固執だけを滲ませる。大声で主張するキャラクターではなく、ただ淡々と「弾く」。その静かさが、かえって狂気に見える場面がある。

対して水瀬いのりが演じる天国は、タクトの音楽によって召喚・維持される存在だ。彼女が戦う理由はタクトが弾くことで、タクトが弾く理由は弾かずにいられないから。この循環は、ある視点からは「誰かの業に付き合わされている」構造でもある。水瀬いのりはその理不尽さをまったく被害者的に演じない。むしろ清々しいほど能動的に見える。そのギャップが、天国というキャラクターを単なる「戦うヒロイン」以上のものにしている。

浪川大輔が演じるシントラーや、日野聡のレニーといった大人たちが示す「現実的な折り合い」と、タクトの「折り合えなさ」の対比も見どころのひとつだ。音楽を守ろうとする組織側の論理と、音楽を弾くことしかできない個人の論理は、実は同じ方向を向いていない。その摩擦が、中盤以降の物語に厚みを与えている。中原麻衣の母親役は出番こそ多くないが、タクトの「弾かずにいられない」性質がどこから来ているかを静かに説明する役割を担っていて、彼女が登場するシーンだけ空気が変わる。

音楽が禁忌の世界で、禁忌を犯し続けることの意味。それは反抗でも崇高な使命感でもなく、「そうしかできない人間がいる」という、もっと個人的な話だ。この作品はその個人的な業を、バトルアニメという形式の中に押し込んでいる。

特に刺さったシーン

廃墟の中でタクトが壊れかけたピアノを弾くシーン——正確な話数は伏せるが、序盤の静かな夜の場面——で、周囲が「止めろ」という状況にもかかわらず弾き続けるくだりがある。内山昂輝がここで声を荒げないのがいい。説明もしない、謝りもしない。ただ弾いている。その沈黙の圧が、台詞でやる百倍のことをやっていた。

水瀬いのりの戦闘シーンは、MAPPAの作画と相まって純粋に「見る」ことが気持ちいい。彼女の声は戦闘中でも不必要に叫ばない。むしろ静かで、それがD2との力の差を感じさせる。終盤の大きな戦闘シーケンスでは、音楽と映像のシンクロが意図的に組まれていて、初見と2回目とで受け取り方が変わった。最初は「きれいだな」で終わっていたのが、2回目では「この音のタイミングは意図してる」と気づく種類の演出だった。

読んで見たくなったら——『takt op.Destiny』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人:

  • MAPPAの映像クオリティを純粋に楽しみたい人
  • ロードムービー的な旅の構造が好きな人
  • 「弾かずにいられない」タイプの人間への共感がある人
  • 水瀬いのり内山昂輝の演技を追っているファン
  • 音楽を題材にしたファンタジーが好きで、説明過多でない世界観を許容できる人

合わない人:

  • ゲーム原作・メディアミックス展開の「未回収感」に敏感な人(終盤の駆け足は否定できない)
  • キャラクターの動機や世界観設定の整合性を細かく検証したい人
  • ストーリーの解決より映像体験を重視できない人
  • 音楽アニメに「演奏シーンの感動」を期待している人(この作品の音楽はどちらかといえば「戦闘ツール」として機能している)

次に見るなら

キャロル&チューズデイ——音楽が禁忌ではなく飽和した未来の火星を舞台に、二人の少女が「本物の音楽」を作ろうとする話。こちらはMAPPAではなくボンズ制作だが、「音楽×SF」の組み合わせと、音楽を介した人間の意志の話という点でtakt op.との親和性が高い。静かな感情の積み上げ方が好きなら先にこちらを見てもいい。

進撃の巨人(第3期以降)——MAPPAの仕事の文脈で追うなら、同スタジオが手がけた作品の中で映像密度と物語密度のバランスが最も高い。takt op.の映像を「良かった」と感じたなら、同じスタジオの別の回答を確認する意味でも見る価値がある。

バンドリ!ガールズバンドパーティ!(劇場版含む)——ゲーム発のメディアミックスという出自を持ちながら、アニメ単体として成立させることへのこだわりが回を追うごとに強くなっている作品。takt op.に「ゲーム販促以上のものを感じた」なら、同じ構造でより完成度の高い例として参照できる。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
『takt op.Destiny』はdアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluの4サービスで配信中のため、主要な動画配信サービスのいずれかに加入していれば全話視聴できる環境が整っている。dアニメストアやU-NEXTはアニメ配信に強いサービスなので、まだ未加入であれば無料トライアルを活用して視聴を始めるのがおすすめだ。

よくある質問

Q. 『takt op.Destiny』はゲームと関係ありますか?
A. バンダイナムコエンターテインメントとDeNAが開発したスマートフォンゲーム『タクトオーパス』と同一の世界観を持つアニメ作品です。ゲーム未プレイでもアニメ単体で楽しめる内容になっています。
Q. 全何話ですか?
A. 全12話です。2021年10月から12月にかけて放送されました。1クール完結の作品なので、週末などにまとめて一気見しやすい分量です。
Q. クラシック音楽の知識がないと楽しめませんか?
A. 知識がなくても十分楽しめます。作中ではベートーヴェンなど有名な楽曲が使われており、聞いたことがある曲が多いため、音楽に詳しくない方でも映像と音楽の一体感を直感的に体験できます。
Q. 続編や2期の予定はありますか?
A. 2026年5月時点で2期の公式アナウンスはありません。ただし原作のゲームやコミカライズが展開されているため、関連コンテンツで世界観をさらに楽しむことができます。

まとめ

『takt op.Destiny』はdアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluの4サービスで配信中のため、主要な動画配信サービスのいずれかに加入していれば全話視聴できる環境が整っている。dアニメストアやU-NEXTはアニメ配信に強いサービスなので、まだ未加入であれば無料トライアルを活用して視聴を始めるのがおすすめだ。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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