アナザー・ワールド

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2019アナザー・ワールド

アナザー・ワールド

★ 3.4 / 5.0SF
放送年2019年
フォーマットONA
話数3話
原作オリジナル
制作Graphinica

10年後の未来からのナオミの視点で物語が進む。エピソード1は2027年の記録(2019年9月13日放送)、エピソード2は2032年の記録(2019年9月27日放送)、エピソード3は2036年の記録(2019年10月4日放送)。未来から過去を振り返る形式で、ナオミの人生の重要な時間軸が描かれる。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

「アナザー・ワールド」は、2019年に公開されたSFジャンルのONA作品です。物語は10年後の未来を生きるナオミの視点から語られ、彼女が過去を振り返る形式で進行します。エピソード1は2027年、エピソード2は2032年、エピソード3は2036年の記録として描かれ、それぞれ異なる時間軸でナオミの人生における重要な瞬間が映し出されます。未来から過去をたどるという独特の構成によって、時間の流れと記憶のあり方を静かに見つめる、余韻の残る一作です。

みどころ・魅力

① 未来から過去を振り返る独特の語り口

ナオミが10年後の未来から自らの記録をたどるという構成が、本作最大の特徴です。視聴者は結末を知る彼女の視点を通じて物語をさかのぼるため、何気ない一場面にも特別な意味が宿ります。時間軸を逆方向にたどることで生まれる切なさと発見が、作品全体に独特の余韻を与えています。

② 2027・2032・2036年という時間軸の設計

3つのエピソードはそれぞれ2027年、2032年、2036年の記録として描かれます。約5年ごとに刻まれる時間の節目が、ナオミの人生の変化を浮かび上がらせます。未来を舞台にしながらも描かれるのは普遍的な人生の機微であり、SFというジャンルを通じて時の重みを実感できる構成です。

③ ONAならではの凝縮された物語体験

ONA作品として配信された本作は、短い尺の中に濃密な時間描写を凝縮しています。各エピソードが独立した記録として完結しながらも、全体を通してナオミという一人の人物像が立ち上がっていく構成が魅力です。短編ながら、見終えた後に深く考えさせられる密度の高い視聴体験を味わえます。

キャスト・声優一覧

一行瑠璃
一行瑠璃
メイン
浜辺美波
堅書直実
堅書直実
メイン
北村匠海
カタガキナオミ
カタガキナオミ
メイン
松坂桃李
勘解由小路美鈴
勘解由小路美鈴
サブ
福原遥
カラス
カラス
サブ
釘宮理恵
シュー・イーイー
シュー・イーイー
サブ
寿美菜子
千古恒久
千古恒久
サブ
子安武人

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スタッフ

監督伊藤智彦
キャラクターデザイン堀口悠紀子

関連作品

アニメ

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

アナザー・ワールド、という雑なタイトルから、勝手に異世界転生ものを想像していた。剣と魔法か、せいぜいトラックに轢かれるやつだろうと。再生ボタンを押して数分で、その予想は静かに裏切られる。画面に並ぶのは「2027年の記録」という字幕で、語り手のナオミは十年後の未来からこちらを見ている。別世界というより、地続きの未来から過去を覗く話だった。最初はその淡々とした語りに戸惑って、正直、一度目は半分流して見ていた。二度目にちゃんと座り直したのは、あの「未来から振り返る」という構造が、思っていたより厄介だと気づいたからだ。

未来から過去を語り直す——記録は、いつも編集されているという話

この作品が面白いのは、SFのガジェットそのものより、語りの構造のほうにある。2027年、2032年、2036年。エピソードごとに時間が飛んで、しかもそのすべてが「十年後のナオミ」というひとつの視点から記録されている。つまり私たちが見ているのは出来事そのものではなく、未来のナオミが選び取って並べ直した出来事だ。何を覚えていて、何を省いたか。その取捨選択にこそ、彼女の人生が滲む。

人は過去を思い出すとき、たいてい無意識に編集している。都合の悪い場面はぼかし、意味のなかった瞬間に後から意味を足す。この作品は単なる近未来SFではなく、その「記憶の編集作業」を三つの年代に分けて見せてくる。2027年のナオミと、それを語る未来のナオミの温度差。同じ出来事でも、語る時点が変われば色が変わる。二度目に見たとき、エピソード1の何気ない場面が、後への伏線というより「未来のナオミが今になって意味を見出した瞬間」なのだと感じた。順番に起きた出来事ではなく、後から意味を貼り直された出来事の列。

記録は中立じゃない。誰が、いつ、どんな気持ちで振り返るかで、過去は何度でも書き換わる。配信オリジナルらしい小さな尺の中で、それを三話だけでやってのけているのが、地味にすごい。

特に刺さったシーン

声の話をさせてほしい。カラスを演じる釘宮理恵が、いつもの高音の芝居とはまるで違う、低く乾いた声を当てていて、最初は彼女だと気づかなかった。終盤、ある選択を前にカラスが短く息を吐くところ——あの一瞬の間で、台詞より多くを語っていた。

千古恒久役の子安武人もいい。名前からして時間そのものみたいなキャラだが、子安さんの声だと飄々とした胡散臭さが乗って、未来を知っているような物言いがやけに不穏に響く。序盤、彼がナオミに何でもないふうに告げる一言が、二度目に見ると完全に意味が変わる。あそこで思わず巻き戻した。

そしてシュー・イーイーの寿美菜子。彼女が2032年の記録で見せる、ほんの少しだけ大人になった声色の変化が、経過した時間を台詞以上に伝えてくる。歳を重ねた、というのを芝居で出されると弱い。

読んで見たくなったら——『アナザー・ワールド』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 時間軸が前後する語りや、信頼できない語り手の構造が好きな人
  • 派手な展開より、静かな余白で考えさせる作品を好む人
  • 釘宮理恵子安武人の、いつもと違う引き出しを味わいたい人

合わない人

  • SFに分かりやすいアクションや、派手な設定説明を求める人
  • 三話で終わる短さに、物足りなさを感じてしまう人
  • 結末をはっきり言い切ってほしい人

次に見るなら

イヴの時間——近未来の手触りと、淡々とした会話の奥に人間の温度を滲ませる感じが近い。アナザー・ワールドの静けさが好きなら、たぶん合う。

planetarian ~ちいさなほしのゆめ~——失われた時間と記憶を、小さな尺で丁寧に描く一本。振り返る視点の切なさを味わいたい人に。

時をかける少女——時間を行き来する構造そのものを楽しむなら。未来から過去を見るあの感覚の、もう少し青い版として。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
「アナザー・ワールド」は、dアニメストア、U-NEXT、Amazonプライムビデオの3つの配信サービスで視聴できます。いずれのサービスでも同作を楽しめるため、普段お使いの環境に合わせて選べます。SF作品が気になる方は、ぜひこれらの配信サービスでチェックしてみてください。

よくある質問

Q. アナザー・ワールドはどこで見れますか?
A. アナザー・ワールドはdアニメストア、U-NEXT、Amazonプライムビデオで配信されています。いずれのサービスでも視聴できるため、ご利用中の環境に合わせて選んでいただけます。
Q. アナザー・ワールドは何話ありますか?
A. 本作はエピソード1からエピソード3までの全3話で構成されています。それぞれ2027年・2032年・2036年の記録として描かれ、各話が異なる時間軸でナオミの物語をつづっています。
Q. アナザー・ワールドはどんなジャンルの作品ですか?
A. アナザー・ワールドは2019年に公開されたSFジャンルのONA作品です。未来から過去を振り返る構成で、時間軸をたどりながらナオミの人生が描かれていきます。
Q. アナザー・ワールドはいつ放送された作品ですか?
A. 2019年に公開された作品で、エピソード1は9月13日、エピソード2は9月27日、エピソード3は10月4日に配信されました。約3週間ごとに各エピソードが届けられた形です。

まとめ

「アナザー・ワールド」は、dアニメストア、U-NEXT、Amazonプライムビデオの3つの配信サービスで視聴できます。いずれのサービスでも同作を楽しめるため、普段お使いの環境に合わせて選べます。SF作品が気になる方は、ぜひこれらの配信サービスでチェックしてみてください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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