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アップルシード α
| 放送年 | 2014年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Sola Digital Arts |
アップルシード アルファ 22世紀、デューナンとブリアレオスは廃墟と化したニューヨークでオリンポス市を探す旅に出る。彼らは廃都市の軍閥ツーホーンズに雇われ、二足歩行戦闘機械の排除に当たる。戦闘中、同じ任務を帯びたアイリスとオルソンに遭遇。デューナンとブリアレオスは彼らと友好関係を築き始める。
作品概要・あらすじ
あらすじ
22世紀、核戦争によって荒廃した世界。特殊部隊出身のデューナンと、サイボーグ化した相棒ブリアレオスは、廃墟と化したニューヨークを拠点に傭兵として生き延びながら、理想都市「オリンポス」を探し続けている。ある日、軍閥「ツーホーンズ」から二足歩行戦闘機械の排除任務を依頼された二人は、同じ目的を持つ謎の少女アイリスと青年オルソンと出会う。彼らの背後には、より大きな陰謀が隠されていた。みどころ・魅力
① フルCGで描かれる圧巻のアクションバトル
本作は荒廃したニューヨークを舞台に、迫力のフルCGアニメーションで激しい戦闘シーンを展開します。二足歩行の巨大戦闘機械との死闘や、デューナンの卓越した戦闘センスが光るシーンの数々は、スクリーン映えするスケールと臨場感を実現しています。② 士郎正宗原作の世界観を新解釈で描くオリジン的物語
本作は『アップルシード』本編より前の時代を舞台にした外伝的作品で、デューナンとブリアレオスがいかにしてオリンポスへの旅を続けてきたかが描かれます。シリーズ初見の方にも入りやすい構成で、SF世界の設定や二人の関係性を自然に理解できます。③ 人間とサイボーグの絆が紡ぐ感情ドラマ
アクション一辺倒ではなく、改造手術によって人間性の一部を失ったブリアレオスとデューナンの深い絆、そして新たな出会いによって芽生える信頼と葛藤が丁寧に描かれています。SF設定の中に宿る人間ドラマが、作品全体に厚みを与えています。キャスト・声優一覧
















スタッフ
| 監督 | 荒牧伸志 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 山田正樹 |
| ED | 中田 ヤスタカ「Depth」 |
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感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
攻殻機動隊から士郎正宗に入って、アップルシードはずっと「いつかリスト」に積んでいた。そこにフル3DCG制作という情報が来て、「あ、これは実験作枠か」と気楽に構えた状態で劇場に滑り込んだ。
最初の数分は正直、時代のCGだなあ、という感想が先に立った。2014年のポリゴン感をスクリーンで浴びると、今よりむしろ解像度が高い分だけ「ちょっと待ってくれ」という気持ちになる。ただ序盤の廃墟戦闘シーン——デューナンとブリアレオスが短いやりとりだけで連携するところで、急に映画の温度が変わった。セリフじゃなくて動きでコンビの歴史を見せる気があるんだな、と。そこから素直に乗れた。
「オリンポスを探している」は目的地か、それとも先送りの言い訳か
この映画を単純にSFアクションとして見ると、廃墟のニューヨークで傭兵がバトルをこなすだけに見える。実際、中盤まではそういう映画だ。ツーホーンズに雇われ、二足歩行戦闘機械を潰す仕事をする。目の前の依頼に集中して、余計なことは考えない。
ただ、デューナンとブリアレオスが「オリンポスを探している」という設定は、この映画においてかなり意地悪な機能をしている。彼らには明確な行き先がある。でもその行き先に向かって積極的に動いているわけじゃなく、目の前の仕事をこなしながら「いつか辿り着けるだろう」と思っているだけだ。アイリスとオルソンに出会うまでは、オリンポスはほとんど口実に近い。
アイリスたちは対照的に、目的が内側から来ていない。与えられた役割に従って動いている。それを「不自由」と感じるか「ブレなくて羨ましい」と感じるかで、この映画の受け取り方がたぶん変わる。デューナンとブリアレオスは自分で行き先を選べる代わりに、その選択を先送りにし続けている。どちらが自由かという問いを、映画はわりと真顔で投げてくる。
ブリアレオスがサイボーグであることも、この文脈で効いている。諏訪部順一の声は、感情の起伏を最小限に抑えながらも乾いた情感が滲む。機械の体でも行き先を「自分で」決められる——その事実が彼の人間性の証明になっている。逆に言えば、選択こそが人間であることの残り滓なのかもしれない、という読みが自然に生まれる。士郎正宗の作品が繰り返す「人間とは何か」という問いを、この映画はアクションの隙間に差し込む形でやっている。派手に主張しない分、後から効いてくる。
特に刺さったシーン
序盤の廃墟戦闘中、悠木碧演じるアイリスが初めて姿を見せる場面がある。「守られているのか」「利用されているのか」が一切説明されず、ただそこにいる、という出し方をする。悠木碧の声がここで意図的に「弱さと確固たる何か」を同時に乗せていて、初登場のつかみとして機能している。台本上はセリフが少ないシーンなのに、声の質感だけで情報を詰め込んでくる。
玄田哲章が演じる双角の存在感も地味に効いていた。画面の圧というより声の圧。「交渉の余地がなさそうな悪役」を声だけで作れる人間が今どれだけいるのかという話で、全部持っていく瞬間がある。
映画館のスクリーンサイズでこそ機能するのが廃墟の空間描写で、崩壊したニューヨークの街並みをCGで見せるシーンは横幅で体験する情報量が多い。音響も含めてあの廃墟感は、配信で小画面だと確実に半分になるやつだ。
読んで見たくなったら——『アップルシード α』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 攻殻機動隊や士郎正宗のSF世界観が好きで、同じ文脈を別の入口から試したい人
- 2010年代前半のCGアニメを「時代の記録」として楽しめる人
- セリフより動きや空気感でキャラクターの関係性を読むのが好きな人
- 諏訪部順一の低体温な演技が好きな人(ブリアレオスはほぼ全部それで成立している)
- 「どちらが自由か」という問いをSFとして受け取れる人
合わない人
- CG作画に現代水準を求める人(2014年のポリゴン感は覚悟が必要)
- ストーリーの解決感と爽快なカタルシスを期待して見る人
- アップルシードの原作や旧作を知らず、世界観の前提なしで入ろうとしている人
- アクション映画として見たとき「これだけか」と感じそうな人(主眼がそこではない)
次に見るなら
士郎正宗の世界観を深く掘りたいなら攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL(1995年)は外せない。同じ「機械と人間の境界」を主題にしながら哲学的な密度がぐっと上がる。アルファとはまるで違うアプローチで、比較として見ると面白い。
同じアップルシードの世界をより整備されたアクションで見たいならアップルシード(2004年版)が選択肢に入る。CGのアプローチが異なり、オリンポスという都市の全貌がより描かれる。アルファと並べると制作側の意図の違いが見えてくる。
人工生命体と「何のために存在するか」という問いが刺さったならイノセンス(2004年)が近い余韻を持っている。廃墟感と作られた存在の主題が重なる部分があって、こちらはより饒舌に哲学を語ってくる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ | |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『アップルシード α』はdアニメストアで視聴できます。フルCGで描かれたダイナミックな世界観と、シリーズのオリジンとも言える物語を手軽に楽しめます。SF・メカ・アクションが好きな方にぜひおすすめの作品です。


