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あさこげっちゅ!!
| 放送年 | 2013年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 2話 |
| 原作 | 漫画 |
漫画第9巻の限定版に付属する未放映アニメ。
作品概要・あらすじ
あらすじ
『あさこげっちゅ!!』は、人気漫画の第9巻限定版に付属した未放映OVA作品。コメディとラブコメを軸に据えた日常系作品で、個性豊かなキャラクターたちが織りなすにぎやかな掛け合いが展開される。原作ファン待望の映像化となっており、漫画では伝わりにくいキャラクターの表情や声、テンポのよいギャグシーンがアニメならではの演出で描かれる。
みどころ・魅力
① 漫画の空気感をそのままアニメで体感できる
原作漫画の雰囲気を忠実に映像化したOVAならではの魅力がある。コミカルな掛け合いや細かな表情の変化が動きと声でいっそう際立ち、原作ファンにとってはキャラクターがいきいきと動く感動を味わえる一本になっている。
② テンポよく笑えるラブコメギャグ
ラブコメ×コメディの組み合わせが絶妙で、恋愛の甘酸っぱさとシュールなギャグが交互に押し寄せてくる構成が心地よい。クスッと笑えるシーンが連続して続くため、短尺OVAながら見終わった後の満足感は高い。
③ 限定版付属ならではの「ファンへの贈り物」感
一般販売・配信を経ずに漫画限定版のみに付属した特別な経緯を持つ作品。いわば熱心な読者だけが手にできるボーナスコンテンツであり、原作への愛着をさらに深める特別な体験として位置づけられる。
キャスト・声優一覧


スタッフ
| ED | Sayaka Nakaya, Sora Tokui & MAKO「ちとせげっちゅ!!の歌」 |
|---|---|
| ED | Rikako Yamaguchi & Iizuka Mayu「千年-ちとせ-アイラビュー」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
漫画の限定版OVAというのは、たいてい「買った人への御褒美」として存在していて、それ以上でも以下でもない。あさこげっちゅ!!もそういう作品だと思って見始めた。第9巻の付属OVA、配信なし、ソフトの入手経路も細い。どこで見たのかはあえて言わないが、見た。
正直、最初の数分は「ああ、ファンディスク的なやつね」という距離感で眺めていた。コメディ、ラブコメ、日常系——この三つが揃っているOVAの多くは、原作を読んでいれば楽しい、読んでいなければ置いてけぼりの作りになっている。ところが見ているうちにそのテンポの組み立て方が気になり始めて、2回目で改めて確認する羽目になった。三石琴乃さんが声をあてている藤麻子のセリフ回しが、1回目はBGMとして流れていたものが、2回目で急に立体的に聞こえてきた。これは悔しかった。
日常の中の「ほしい」が言えない——ラブコメの皮をかぶった距離感の話
ラブコメという看板を掲げている作品の多くは、実際には恋愛そのものより「恋愛に向かうまでの自分との戦い」を描いている。あさこげっちゅ!!もそのタイプで、コメディの笑いの下に「素直に言えない」という人間の基本的な不器用さが丁寧に仕込まれている。
コメディとして読めばテンポのいいギャグの連続だが、少し引いて見ると、キャラクターたちはずっと「本当に欲しいものを直接言わない」選択をし続けている。回り道して、遠回しに、笑いに変換して、それでもなんとなく伝わっていく——そのプロセスがこの作品の核だと思う。
OVAというフォーマットは尺が短い分、その「言えなさ」が圧縮されて出てくる。TVシリーズなら数話かけてじっくりやる展開を、30分以下にまとめなければならない。そのためにコメディの密度が上がって、笑いがクッションとして機能する構造がより露骨になる。原作ファンが「あのキャラらしい」と笑える場面が、実は「そうやってはぐらかすんだよな」という苦みを含んでいる。
三石琴乃さんの藤麻子は、そういう「本音と建前の間を生きるキャラクター」を体現していて、声のトーンが微妙に変わる瞬間が何度かある。コメディパートでは軽快に、でも一瞬だけ呼吸が変わる。そこを聞き逃すと半分損する作品だと思っている。
特に刺さったシーン
終盤のちょっとしたやりとり——大きな事件ではなく、ほとんど日常の切れ端みたいな場面なのに、会話のテンポが一瞬だけ止まるところがある。そこで三石琴乃さんの声がほんの少し低くなって、次のセリフの入りが遅い。コメディの流れの中に唐突に「これ、笑えるシーンじゃないな」という気持ちが来る。
2回目に見たとき、その直前のカットで藤麻子の表情がカメラに映らないようにフレームが切られていることに気づいた。意図的に見せない。だから声だけで読むしかない。そういう演出の引き算を30分のOVAでやっているのは、制作が本気だったんだなという証拠で、思わず巻き戻した。
配信がないのが本当に惜しい。こういう細部を語れる相手がいないのがラブコメオタクの孤独というやつで、この作品についてはとくにそれを感じた。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 原作漫画を読んでいて、キャラクターの声を実際に聞きたいと思っていた人
- 三石琴乃さんの演技が好きで、コメディ系のお母さんポジション以外の仕事も追っている人
- 「テンポがいいコメディ」の中に感情の芯が通っているのを好む人
- 配信で手軽に見るよりソフトで手に入れてでも見ようとするタイプのコレクター気質の人
合わない人
- 原作を読んでいない状態で単体として楽しもうとする人(キャラクター関係の説明がほぼない)
- 配信でしか見ない人(現状、どこにもない)
- 30分未満で完結するOVAに何かの「結末」を期待する人
- コメディが薄くてシリアスに振れている作品の方が好みな人
次に見るなら
日常系ラブコメのテンポ感が好きで、かつキャラクターの「素直になれない」描写が気になった人には僕は友達が少ないを勧めたい。コメディの密度と、その裏側にある「うまく言えない感情」の扱い方が近い。TVシリーズなので尺に余裕があり、あさこげっちゅ!!で圧縮されていた部分がゆっくり展開される。
三石琴乃さんの仕事を軸に追うなら美少女戦士セーラームーン(旧アニメ版)は当然として、近年だとこの素晴らしい世界に祝福を!のアクシズ教教祖役も聞いてほしい。コメディにおける声の「外し方」のうまさが全然違うベクトルで出ていて、比較するとキャリアの幅がよくわかる。
OVAというフォーマット自体が好きになったなら、漫画付属OVA全般を漁る沼に入る前にGJ部を見ておくといい。日常系の「何も起きないが何かある」構造の教科書的な作品で、OVAとTVシリーズの空気感の違いを体感するのにちょうどいい。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『あさこげっちゅ!!』は現在、動画配信サービスでの配信は確認されていません。漫画第9巻の限定版に付属したOVAのため、視聴にはその限定版パッケージを入手する必要があります。中古市場やフリマアプリなどで原作限定版を探してみると入手できる可能性があります。