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男子高校生の日常
| 放送年 | 2012年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Sunrise |
田中国、秀徳、吉武は男子校・真田北高校の生徒。本作は彼ら3人の日常を描いたストーリーです。バスケットボール大会の優勝や真実の愛を見つけることなどはありません。友人と過ごす中でのくだらない言い争い、アルバイト先での変な同僚との出会い、想像力を膨らませるなど、ありふれた高校生活が繰り広げられます。
作品概要・あらすじ
あらすじ
真田北高校に通う田中、国、秀徳、吉武ら男子高校生たちの、ありふれた日常を描いたコメディ作品。バスケの全国優勝も、運命の恋も関係ない。友人とのくだらないやりとり、アルバイト先での珍妙な出会い、ふとした瞬間に広がる妄想と空想——そんな「何でもない毎日」の中に転がる笑いを、オムニバス形式でテンポよく描いていく。みどころ・魅力
① 男子高校生のリアルなくだらなさ
「放課後にひたすら棒を振り回す」「屋上で文学少女ごっこをする」など、目的も意味もない行動の数々が妙にリアル。意図せず共感を呼ぶシチュエーションが連続し、男性視聴者ほど「あるある」と笑いが込み上げる構成になっている。② 短編オムニバスで飽きさせないテンポ
1話の中に複数の短いコントが詰め込まれており、テンポが非常に速い。1本が数分単位で完結するため、ストーリーを追う必要がなく気軽に観られる。サクッと笑いたいときにも向いており、繰り返し観ても発見がある作りになっている。③ 毎話登場する「文学少女」コーナーのシュールさ
「文学少女」との川辺シーンは本編とは切り離されたコーナー形式で毎話登場し、独特のシュールな笑いを生み出す。真面目な雰囲気から一転して崩れるオチのパターンが癖になり、このコーナー目当てに観返すファンも多い。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 高松信司 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 湯本佳典 |
| 音楽 | オーディオ・ハイズ |
| 美術監督 | 田尻健一 |
| 音響監督 | 高松信司 |
| OP | Mix Speaker’s,Inc.「Shiny tale」 |
| OP | あめさき案内人「おひさま」 |
| ED | エナ「文学少女」 |
| ED | あめさき案内人「おひさま」 |
| ED | Mix Speaker’s,Inc.「Shiny tale」 |
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アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「日常系」という言葉を聞いたとき、最初に思い浮かぶのは穏やかな放課後の空気とか、女の子たちのお茶会とか、そういう類のものだった。だから2012年当時、男子校が舞台のこのアニメには正直あんまり期待していなかった。どうせ下ネタとホモソーシャルのぬるい笑いでしょ、と。
一話を見終わった瞬間、その見立てが完全に外れていたことに気づく。笑いの質がちがう。バカバカしさに全力投球してくるタイプで、しかも毎回オチがきっちりある。日常系なのにコント的な構造をしている。2周目を見て気づいたのは、キャラクターの顔芸と間の取り方がすごく丁寧に設計されていること。杉田智和が田畑ヒデノリとして発するひと言のタイミングが、笑いをギリギリまで引っ張ってから落とす職人仕事なのだと、最初は流していたシーンでようやく気づいた。
「何もない」に全力を尽くすことの、どうしようもない楽しさ
この作品のあらすじには「バスケットボール大会の優勝や真実の愛を見つけることなどはありません」とわざわざ書いてある。この一文、制作側がこの作品の本質を正確に理解していることの証明だと思う。
日常系アニメの多くは「何もない日常の中にある小さな美しさ」を描こうとする。でもこの作品はその路線じゃない。「何もない日常の中でどれだけバカなことに全力を注げるか」を描いている。川辺でひとりぽつんとたたずむ女子に声をかけられた男子が、なぜかそのまま文学的なやりとりを繰り広げて盛大に滑る。学校の屋上でスカートに風を受ける女の子を妄想してスカートを履く。……なんだそれ、という話ばかりなのだが、登場人物たちはそのどれもを死ぬほど真剣にやっている。
ここが核心だと思う。ヒデノリたちは「くだらない」と自覚しながら、そのくだらなさを全力で追求している。思春期の男子の行動原理として、これはかなりリアルだ。目標も意味もないのに、なぜかそのことに異様な熱量が生まれる時間。高校生という時間の本質が、笑いの形式に包まれながら意外と正確に切り取られている。
鈴村健一が演じる田中ヨシタケのキャラクターが特にそれを体現していて、真顔でとんでもないことを言うときの声のトーンの落差が絶妙だった。笑わせようとしている気配を一切見せないまま笑いをとる技術を、声だけで実現している。
2回目以降に見ると、各エピソードの構成が「フリ→エスカレート→滑落」の三段階でほぼ統一されていることに気づく。笑いのフォーマットが安定しているからこそ、その逸脱が映える。「また始まった」という安心感と「どこに着地するんだ」という緊張が同時に走る感覚は、良質なコントのそれに近い。
特に刺さったシーン
川辺の文学少女とのやりとりを描く一連のシーンは、何度見ても笑いが止まらない。夕暮れの河川敷という絵になるロケーションで始まって、伊藤静演じる先輩の声が最初はふわふわした雰囲気を醸成しているのに、そこからじわじわと空気が崩れていく過程が丁寧すぎる。「これは詩的な出会いになるのかな」という視聴者側の期待を、絵コンテが確信犯的に煽っておいて盛大に裏切る。
諏訪部順一が演じるたかひろの友人キャラがいる場面では、笑いのテンポが一段上がる印象がある。ゆったりとした低音が「こいつ、ぜったいわかってやってる」という空気を一人で作り出すので、周りの反応の振り幅が大きくなるのだ。声優陣の組み合わせが化学反応として機能している回は特に見返したくなる。
梶裕貴が眼鏡役として参加しているのも興味深い配役で、いわゆる「イケボ」の使い手がこの作品では完全に道化として機能している。そのギャップ自体が笑いの構造に組み込まれていて、キャスティングの段階からコントが設計されていたのだと感じた。
読んで見たくなったら——『男子高校生の日常』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
合う人
- コントや漫才の「フリとオチ」の構造が好きな人
- 深夜に一人でじわじわ笑いたいとき用の作品を探している人
- 女の子が出てくる日常系に食傷気味で、違う角度のものを見たい人
- 杉田智和・鈴村健一の掛け合いが好きな人
- 12分×短編形式が好きな人(1話の中に複数のコントが入っている構成)
合わない人
- キャラクターへの感情移入や成長物語を期待する人——この作品に成長はない
- 「日常系=癒し」を期待する人——笑いの温度が低めで、ふわふわした雰囲気ではない
- キャラクターの名前と顔を早く覚えたい人——男子校の登場人物は多く、視覚的な差別化が薄い
- 1クールかけて積み上げるタイプの物語が好きな人——毎回リセットされる
次に見るなら
この作品のノリが好きなら、銀魂もおすすめ。ギャグのフォーマットが似ていて、「フリを真剣に積み上げてから崩す」タイプの笑いが一致する。話数が多いので入口を選ぶ必要があるが、最初の数話でテンションが合えばずっと見ていられる。
男子の日常というテーマで別の切り口を見たいなら、ニセコイよりもさらざんまいは違いすぎるし、あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。は真逆の方向なので、テンション的に近いのは日常(あらゐけいいちの方)になる。非論理的な展開を真顔で押し通すスタイルが共鳴する。
声優陣の仕事ぶりに注目して見ていた人には、杉田智和がメインキャストを張っている銀魂の坂田銀時役や、鈴村健一が出演している別の深夜アニメへの入口としてこの作品を位置づけてもいい。演じ分けの幅を確認したくなる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『男子高校生の日常』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVの3サービスで配信中です。サブスクに加入していれば追加料金なしで全話視聴できます。どのサービスも無料トライアルを提供しているため、未加入の方はそちらを活用するのがおすすめです。


