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マリア様がみてる~3rdシーズンOVA~マリア様にはないしょ。
| 放送年 | 2006年 |
|---|---|
| フォーマット | スペシャル |
| 話数 | 5話 |
| 原作 | ライトノベル |
「マリア様がみてる」シリーズの撮影における、 chibi(ちび)スタイルの「NG集」シリーズ。本編のキャラクターたちが、撮影中に起こったハプニングやミスを繰り広げるコメディ作品。真面目な本編とは異なり、キャラクターたちの予想外の行動やボケ、ツッコミなどで視聴者を楽しませる。各話は短編で構成されており、気軽に楽しめるスピンオフ作品となっている。
作品概要・あらすじ
あらすじ
人気シリーズ「マリア様がみてる」の第3シーズンに付随するOVAスピンオフ。本編の真剣な女子校生活とは打って変わり、ちびキャラ(chibi)スタイルで描かれた「撮影NG集」という体裁のコメディ作品。普段は凛とした祐巳や祥子をはじめとするロサ・ファミリーたちが、撮影中のハプニングやボケ・ツッコミを繰り広げる。短編オムニバス形式で気軽に楽しめるスピンオフとなっている。みどころ・魅力
① 本編では見られないキャラたちの素の顔
清楚で格調高いリリアン女学園の雰囲気はどこへやら、普段クールな祥子さまも撮影ミスで慌てふためく。本編ファンにとっては「あのキャラがこんな一面を」という驚きと愛おしさが同居する、ファンサービス全開の内容です。② ちびキャラデザインのかわいさ
おなじみのキャラクターたちをデフォルメしたchibiスタイルで描いており、コメディとの親和性が抜群。頭身を落とすことで感情表現が豊かになり、本編では考えられないようなオーバーリアクションが連発されます。③ 短編形式でサクッと楽しめる
各話が短編で構成されているため、まとめて観てもすぐに完走できます。本編を見てひと息つきたいときや、シリーズに触れたことのない方がキャラクターの雰囲気を知るための入門としても活用できます。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | ユキヒロマツシタ |
|---|---|
| 原案キャラデザ | 玲音ひびき |
関連作品
アニメ
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
マリみてのOVAシリーズをひと通り追っていて、「ないしょ。」に差し掛かったときの感想は正直「え、これNG集なの」だった。ちびキャラが転んだりセリフを噛んだりしているのを見せられる20分間——想像するとちょっと怖い。でも再生ボタンを押して30秒くらいで、そういう心配は全部飛んだ。
本編で張り詰めていたあの空気を知っているからこそ、ちびキャラ版の「失敗してる彼女たち」がやたらと愛しい。2回目に見たとき気づいたのは、声優陣がNGっぽい演技を意図的にやっているのに、それでも各キャラクターの芯がぶれていないこと。釘宮理恵の瞳子がボケても釘宮理恵の瞳子だし、能登麻美子の志摩子が転んでも能登麻美子の志摩子だ。
「崩すこと」でしか見えない、キャラクターの骨格
コメディ・パロディ・NG集——こういうスピンオフを「おまけ」として片付けるのは簡単だ。でもこの「ないしょ。」に関しては、そう言い切るのが少し惜しい気がしている。
本編のマリみては、白薔薇・赤薔薇・黄薔薇という関係性の緊張感を軸に回っている作品で、キャラクターはほぼ常に何らかの役割を背負って立っている。祐巳は成長の途中にいる後輩として、瞳子は反発するコンプレックスを抱えた少女として、志摩子は静謐な聖域のような存在として——そういうポジションを全員が担いながら画面に出てくる。それが良くも悪くもマリみての緊張感を作っていた。
「ないしょ。」はその緊張感を全部脱がせる。ちびキャラ化することで、キャラクターが記号から人に戻る感覚がある。セリフを噛む志摩子、段取りを忘れる令、カメラ目線が崩れる瞳子——そういう「うまくいかない場面」を積み重ねることで、逆説的にキャラクターの存在感が肉付けされていく。
これは言ってしまえば、崩壊によるキャラクターの実在化だ。完璧に演じている姿だけを見せられると、どこかに「設定の人」という感じが残る。ところがNGを踏んでいる姿、予定通りにいかない姿を見ると、「あ、この人たちは架空だけど確かにここにいる」という感触が生まれる。ファンが「ないしょ。」を大事にするのはそういう理由じゃないかと思っている。おまけではなく、本編では見えなかった角度の補完。
声優の仕事という視点でも面白い。伊藤静の令が普段の凛々しさから外れた場面を演じるとき、「令らしい崩れ方」を選んでいるのがわかる。意図的に外している人の演技は、ちゃんとやっている人の演技と同じくらい技術がいる。そういうことを発見する場所として、このOVAはちゃんと機能している。
特に刺さったシーン
ちびキャラの瞳子がセリフを噛んで、そのまま画面の外に向かって「もう一回ください」みたいな顔をするシーン。釘宮理恵がああいうニュアンスを乗せるとき、わずかに棘が残っているのが瞳子らしくて、思わず止めて2回見た。完璧主義な子が失敗したときの「悔しいけど認める」一瞬——本編だったら絶対に開かれない扉が、このOVAだとさらっと開いている。
あと、斎藤千和の真美さんが予想外のタイミングでボケに回る場面。本編での真美さんは観察者・語り部のポジションなので、能動的に何かをやらかすというのが新鮮で、斎藤千和がそこに乗っかってくる感じが楽しかった。佐藤利奈の蔦子さんも、カメラマンというキャラクターがNG集という設定と組み合わさったとき、妙なメタ感が出てきてクスッとくる。
読んで見たくなったら——『マリア様がみてる~3rdシーズンOVA~マリア様にはないしょ。』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- マリみて本編をTVシリーズ含めてひと通り見ており、キャラクターへの愛着がある人
- 普段はシリアスなキャラクターが「崩れる」瞬間を楽しめる人
- 声優の演技の細部に耳を傾ける習慣がある人
- 20〜30分で完結する軽いスピンオフをサクッと消費したい人
合わない人
- マリみてをまだ見ていない・キャラクターの関係性をよく知らない人(前提知識なしだと何も刺さらない)
- ちびキャラのデフォルメビジュアルが受け付けない人
- コメディよりも本編の続きが見たい・シリアスな文脈を求めている人
次に見るなら
マリみて本編を全部追い終わって余韻に浸りたいなら、少女革命ウテナが候補に入ってくる。女子校という閉鎖空間、役割を背負う少女たち、関係性の緊張と解放——構造的に近い部分があるし、あちらはあちらで独自の密度がある。ないしょ。のような「崩す遊び」はないが、本編の重さが気に入ったならそのまま突き刺さる。
コメディ寄りのスピンオフが楽しかったなら、ひだまりスケッチを勧めたい。日常系の文法で作られているが、キャラクターの細部の描き方が丁寧で、声優陣の掛け合いが心地よい。マリみてのシリアスな空気とは真逆だが、「好きなキャラクターと時間を過ごす感覚」という意味では似た満足感がある。
ちびキャラ+コメディの組み合わせが意外と楽しかったなら、劇場版 空の境界 〜俯瞰風景〜……は全然違う。プリンセスチュチュはどうだろう。本編が真剣であればあるほどメタな視線が効いてくる作品で、「作品の枠組み自体を意識しながら見る」という楽しみ方がないしょ。と微妙につながる気がしている。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
本作は現在、dアニメストアおよびU-NEXTにて配信中です。いずれも月額サービスへの加入で視聴できますので、本編シリーズとあわせてまとめて楽しむことができます。「マリア様がみてる」ファンの方はぜひチェックしてみてください。







