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僕等がいた
| 放送年 | 2006年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 26話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Artland |
高校入学を控えた七海高橋は、友達をたくさん作ることを楽しみにしていた。人気の男子・矢野元春は中学時代、3分の2の女子に好かれていた。隣の席の山本由里に矢野について尋ねると、由里は彼を嫌いだと答える。七海は由里の本当の気持ちに気付かないでいる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
「僕等がいた」は、少女漫画を原作とする青春恋愛ドラマです。高校入学を迎えた高橋七海は、新しい友達との出会いに胸をふくらませていました。クラスで誰からも好かれる人気者・矢野元晴は、明るく軽やかに振る舞う一方で、どこか掴みどころのない一面を持っています。最初は距離を測りかねていた七海ですが、関わるうちに次第に矢野へと惹かれていきます。けれど矢野の心の奥には、過去に失った大切な人の影が消えずに残っていました。甘く始まった恋は、すれ違いや嫉妬、痛みを抱えながら少しずつ形を変えていきます。等身大の高校生たちが傷つきながらも前へ進もうとする姿を、丁寧に描いたほろ苦くも温かなラブストーリーです。
みどころ・魅力
① 心の揺れを映す繊細な心理描写
本作の魅力は、登場人物たちの言葉にならない感情をすくい取る描写の細やかさにあります。笑顔の裏にある不安、好きだからこそ素直になれないもどかしさ。視線や沈黙までもが物語を語り、観る人の胸に静かに迫ってきます。
② すれ違いが生む切ない恋模様
七海と矢野の関係は、けっして順風満帆ではありません。互いを想いながらも、過去や周囲の事情がふたりの間に影を落とします。近づいては離れる距離感が生むせつなさは、思春期ならではのリアルな恋愛感情として深く共感を誘います。
③ 喪失と再生を見つめる重層的なテーマ
単なる甘い恋愛にとどまらず、人が抱える喪失や心の傷とどう向き合うかという普遍的なテーマが物語の核にあります。誰かを想うことの幸せと苦しさ、その両方を真正面から描く誠実さが、本作を忘れがたい一作にしています。
キャスト・声優一覧






















スタッフ
| 監督 | 大地丙太郎 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 池田眞美子 |
| 音楽 | 武藤星児、安部純 |
| 音響監督 | たなかかずや |
| OP | ミー「君だけを・・・」 |
| ED | ミー「Aishiteru」 |
| ED | 麻生かおり「ここにいて」 |
| ED | ミー「Sunset」 |
| ED | 加藤 泉「Suki dakara」 |
| ED | 佐々木 希「二人の季節が」 |
| ED | 加藤 泉「Utsukushisugite」 |
| ED | 加藤 泉「君がいる」 |
| ED | 佐々木 希「Merry Go Round」 |
| ED | 加藤 泉「Kotoba」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
少女漫画原作のアニメ、というだけで身構えるところがある。だいたい胸が痛い話に決まっているからだ。それでも見始めたのは、深夜にやることがなくて、軽い恋愛ものでも流しておくかという程度の理由だった。完全に油断していた。流し見できるような代物ではなかった。
序盤こそ「高校入学、人気の男子、隣の席」というテンプレに見える。けれど数話進んだあたりで、これは甘い話の皮をかぶった、わりと重い話だと気づく。少女漫画の中でも、たぶん重い方の部類だ。あとから何度か見返したけれど、見るたびに胃のあたりが重くなる感覚は変わらなかった。
いなくなった人に、生きてる人間がどう勝つのかという話
この作品は、よくある「両想いになるまでのもどかしさ」を描いた話ではない。もちろんその要素もあるのだが、本当の主題はもっと厄介なところにある。七海が好きになった矢野という男には、過去がある。それも、本人の努力ではどうにもならない種類の過去だ。
恋愛もので一番きついのは、ライバルが同級生でも先輩でもなく、もうこの世にいない誰か、という構図だと思う。生きている相手なら、振り向かせる方法もある。でも、いない人間には勝ちようがない。時間が経つほど美化されていくし、思い出は反論してこない。七海が戦っているのはずっとそういう相手で、矢野自身もその影から抜け出せずにいる。
見ていて何度も思ったのは、これは恋の話というより「喪失をどう抱えたまま、次の誰かを好きになるか」という話だということだ。矢野が時々見せる、笑っているのに目だけ笑っていない表情。あれが全部を語っている。彼は人を好きになることに、もう一度傷つく覚悟を要求されている。七海はその覚悟ごと引き受けようとして、そのたびに自分が傷つく。健全な恋愛とは言いがたい。けれど、人を本気で好きになるというのは、たいていこういう不健全さを含むものだ。そこを誤魔化さずに描いたから、この作品は甘いだけの話にならなかったのだと思う。
正直に言うと、何度も見たのに最後がどう着地したのか、はっきり思い出せない。たぶん、結末そのものより、ずっと続いていたあの息苦しさの方が記憶に焼きついてしまったからだ。
特に刺さったシーン
刺さるのは派手な告白の場面ではなく、矢野が何でもないふりをして、決定的な本音をぽろっと漏らす瞬間だ。普段は飄々としている男が、ふと黙り込む。あの沈黙の作り方がうまい。声が乗っていない数秒で、こいつ今めちゃくちゃ無理してるな、と伝わってくる。最初に見たときは聞き流したセリフが、2回目だと全然違う重さで響いた。
脇のキャラもいい仕事をしている。竹内文香を演じる榎本温子の、軽さの中にちゃんと芯がある芝居。重くなりがちな空気を、彼女のテンポが何度も救っている。水ちん役の清水香里も、出しゃばらないのに場面の温度をすっと変えてくる。主役二人がしんどい空気を背負っている分、こういう周りの声がどれだけ効いているか、見返すほどよくわかった。思わず、こいつらがいてくれてよかった、と本気で思った。
読んで見たくなったら——『僕等がいた』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 甘いだけの恋愛ものに飽きて、胃が重くなるくらいの話を求めている人
- キャラの表情や沈黙、声の微妙な震えから感情を読み取るのが好きな人
- 初恋を、きれいな思い出ではなく生傷として覚えている人
合わない人
- すっきり両想いになって終わる、後味の軽い恋愛が見たい人
- 登場人物が前に進まないことに、途中でイライラしてしまう人
- 過去の恋人の影がずっと付きまとう構図が、生理的にしんどい人
次に見るなら
あの息苦しさが嫌いじゃなかったなら、君が望む永遠。過去と現在の間で誰も悪くないのに全員が傷つく、あの行き場のなさは近いものがある。覚悟して見てほしい。
もう少し純粋な少女漫画の手触りで立て直したいなら君に届け。こちらは不器用さが愛おしい方向に転がるので、僕等がいたで削れた心の回復に効く。
恋愛と喪失が分かちがたく絡む話をもっと浴びたいならNANA。大人になりきれない人間たちの恋がひたすら痛くて、見終わったあとしばらく引きずる種類の作品だ。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
「僕等がいた」は、dアニメストアとU-NEXTで視聴できます。どちらもアニメ配信に強いサービスなので、切ない青春ラブストーリーを最初から最後までじっくり楽しめます。気になった方は、ぜひこの機会に配信でチェックしてみてください。
よくある質問
まとめ
「僕等がいた」は、dアニメストアとU-NEXTで視聴できます。どちらもアニメ配信に強いサービスなので、切ない青春ラブストーリーを最初から最後までじっくり楽しめます。気になった方は、ぜひこの機会に配信でチェックしてみてください。
