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撲殺天使ドクロちゃん
| 放送年 | 2005年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 4話 |
| 原作 | ライトノベル |
| 制作 | Hal Film Maker |
未来で、草部桜という中学生が、女性が12歳で成長を止めるようにする不老不死の技術を発明して神を怒らせる。未来から天使ドクロちゃんが彼を殺すため送られるが、桜を助けたいと考え、彼が発明できないよう常に付きまとうことにする。時には天使は暴走し、野球バットで桜を撲殺する。
作品概要・あらすじ
あらすじ
未来の世界で、中学生・草部桜は女性が12歳で成長を止める不老不死の技術を発明し、神の怒りを買ってしまう。その発明が世界に混乱をもたらすとして、天界からは桜の抹殺命令が下される。送り込まれたのは、天使でありながら過激な性格の少女・ドクロちゃん。ところが彼女は「桜が発明さえしなければ殺さずに済む」と考え、抹殺をやめて居候を決め込む。しかし天真爛漫なドクロちゃんは、ことあるごとに鈍器エクスカリボルグで桜を撲殺。直後に呪文で何事もなかったように蘇生させる――そんな血みどろでハイテンションな同居生活が幕を開ける。
みどころ・魅力
① 「天使×撲殺」という強烈なギャップギャグ
愛らしい見た目の天使が、笑顔のまま主人公を鈍器でめった打ちにする。グロテスクな描写すらギャグに昇華するブラックユーモアと、直後にあっさり生き返るご都合主義のテンポが本作最大の持ち味。常識を吹き飛ばす展開の連続で、唯一無二の不条理コメディに仕上がっている。
② 高速で畳みかけるテンションと勢い
短編OVAならではの凝縮された尺の中で、ボケとツッコミ、暴走と蘇生が休む間もなく繰り出される。「ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ」の蘇生呪文をはじめ、一度聞いたら忘れられないフレーズやノリの良さが満載で、勢いだけで最後まで突っ走る潔さが心地よい。
③ 原作ライトノベル発の尖った世界観
おかゆまさき氏のライトノベルを原作とし、深夜アニメ黎明期ならではの実験的でエッジの効いた作風が貫かれている。セクシーさと残虐さ、シュールなギャグを同居させた振り切った世界観は、毒のあるコメディや一風変わった作品を求める視聴者にこそ刺さる。
キャスト・声優一覧






















スタッフ
| 監督 | 水島努 |
|---|---|
| 原案キャラデザ | とりしも |
| キャラクターデザイン | 古賀誠 |
| 音楽 | かおる あきづき |
| 美術監督 | 西川淳一郎 |
| 音響監督 | 岩浪美和 |
| OP | 千葉紗子「Bokusatsu Tenshi Dokuro-Chan」 |
| ED | 千葉紗子「Survive」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
名前だけは知っていた。「天使が野球バットで主人公を撲殺するアニメがあるらしい」という、伝聞の伝聞みたいな知識。問題作の棚にいつも挙がってくるやつ。原作はライトノベルで、これはその映像化——どこかのTVシリーズの外伝や補完ではなく、これ自体がドクロちゃんの本体だ。だから初見でも身構える必要はない、はずだった。最初は怖いもの見たさで、流し見るつもりで再生した。そうしたら開始数分で流れる血の量と、その血をいっさい深刻に扱わないテンポに、ちょっと笑ってしまった。2回目に見ると、笑っていた自分が少し不安になる。これは笑っていい種類の暴力なのか、と判断を保留させてくる作りになっている。そこが入り口だった。
「死んでも生き返る」を前提にすると、暴力はこんなに軽くなる
このアニメの撲殺は、痛そうに見えて痛みが残らない。ドクロちゃんがバットで桜をめちゃくちゃにしても、「ピピルマ」のひと言で元通りになる。死がリセット可能な世界では、暴力は重さを失って、ただのスラップスティックの素材になる。トムとジェリーが何度潰れても次のカットでは無傷なのと、構造としては同じだ。違うのは、トムとジェリーが描線のキャラなのに対して、ここで潰れるのは「かわいい絵柄の中学生」だということ——みたいなことを、2回目に見ながら考えていた。
ただ、この作品を「血のりギャグ」だけで片付けると、たぶん一番おもしろいところを見落とす。物語の発端は、桜が未来で「女性が12歳で成長を止める」技術を発明して神を怒らせる、という設定だ。永遠の12歳。これ、ジャンルそのものが抱えている欲望を、わざわざ「神が殺しに来るレベルの罪」として名指ししている。かわいいまま時間を止めたい、という願望を、作品の中心に犯罪として据えてしまう。撲殺はその罪への罰の形をしているのに、罰を執行しに来た天使は桜を殺せずに居着いてしまう。つまりこの作品は、単なる暴力コメディではなく、「かわいさを永遠に保存したい」という欲望と、それを罰したいのに罰しきれない視線とが、撲殺というかたちで延々ぶつかり続ける話だ。笑いながら、たまにヒヤッとする。あの居心地の悪さは、たぶん意図的に仕込まれている。
特に刺さったシーン
序盤、撲殺からの「ピピルマ」で何事もなかったように日常へ戻るくだり。あのテンポの切り替えが本体だと思う。地獄絵図の直後にケロッとした声が乗る、その落差だけで笑わせてくる。声の話をすると、能登麻美子が演じる小野ちえりの、湿度の高い柔らかさが効いている。狂騒の中にひとり別の温度の人物がいるだけで、画面がふっと締まる。釘宮理恵のサバトは逆で、出てきた瞬間に空気を引っかき回す甲高さ——「ここで一段ギアが上がる」という合図みたいに鳴る。川澄綾子の水上静希が落ち着いた芯を通してくれるから、騒がしさが騒がしさとして成立している。終盤、暴走と日常の境目がいよいよ曖昧になっていく展開で、思わず「これ、どこで笑いを止めればいいんだ」と画面に問いかけてしまった。たぶんどこでも止めなくていい、というのが答えなのだろう。
読んで見たくなったら——『撲殺天使ドクロちゃん』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 血のりやグロを「深刻な暴力」ではなく様式・ギャグの素材として笑える人
- かわいい絵柄と容赦のない展開のギャップそのものを味わいたい人
- テンポと声の落差で押し切るタイプのコメディが好きな人
- 00年代OVAの、尖って人を選ぶノリに郷愁がある人
合わない人
- ギャグであっても暴力描写が生理的に受け付けない人
- 「永遠の12歳」というきわどい設定をネタとして処理できない人
- ストーリーの筋やキャラの成長を中心に味わいたい人
次に見るなら
暴力と下品さを突き抜けた勢いで笑わせる路線が好きならパンティ&ストッキングwithガーターベルト。汚くて派手で、でも作りは異様に丁寧で、ドクロちゃんと同じ「不謹慎を様式にする」気持ちよさがある。
何でもアリの問題作ノリを、人を選ぶと承知のうえで振り切るタイプならポプテピピック。意味より勢い、視聴者を試してくる構えが近い。受け止められるかどうかで評価が真っ二つに割れるところまでそっくりだ。
死んでも生き返る前提でドタバタが回る構造が気に入ったならこれはゾンビですか?。かわいい女の子と理不尽な暴力・死が同居しても、世界が深刻になりすぎない手つきが共通している。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
『撲殺天使ドクロちゃん』は、dアニメストア、U-NEXT、Amazonプライムビデオ、DMM TVの4つの配信サービスで視聴できます。アニメ専門のdアニメストアや、見放題作品が豊富なU-NEXT・DMM TVなど、複数の選択肢から自分に合ったサービスを選べるのは嬉しいポイントです。気になった方は、お使いの環境やほかの視聴作品に合わせて、お好みのサービスでチェックしてみてください。
よくある質問
まとめ
『撲殺天使ドクロちゃん』は、dアニメストア、U-NEXT、Amazonプライムビデオ、DMM TVの4つの配信サービスで視聴できます。アニメ専門のdアニメストアや、見放題作品が豊富なU-NEXT・DMM TVなど、複数の選択肢から自分に合ったサービスを選べるのは嬉しいポイントです。気になった方は、お使いの環境やほかの視聴作品に合わせて、お好みのサービスでチェックしてみてください。


