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バブル
| 放送年 | 2022年 |
|---|---|
| フォーマット | ONA |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | WIT STUDIO |
重力が崩壊した東京を舞台に、少年と少女が引き寄せられていく。世界に重力を破壊する泡が降り注いだ後、外界から遮断された東京は、家族を失った若者たちの遊び場となる。彼らは建物から建物へと飛び移るパルクール対戦を繰り広げる。主人公ヒビキは…
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配信状況まとめ
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
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| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
作品概要・あらすじ
あらすじ
謎の泡(バブル)が世界中に降り注ぎ、重力が崩壊した東京。外界から隔絶されたその廃墟に、家族を失った若者たちが集い、建物の壁や屋根を駆け抜けるパルクール対戦に命を燃やしていた。孤独な天才ランナー・ヒビキはある日、海の中から現れた不思議な少女・ウタと出会う。言葉を持たない彼女との交流の中で、東京を覆う泡の謎が少しずつ明らかになっていく。人魚姫の物語を下敷きにした、重力なき世界の切ないラブストーリー。みどころ・魅力
① WIT STUDIOが描く重力なき東京の圧倒的映像美
『進撃の巨人』で知られるWIT STUDIOが制作。水没・廃墟と化した東京を舞台に、泡が乱反射する幻想的な光景と、重力が狂った空間を縦横無尽に駆け抜けるパルクールアクションが融合。一枚一枚が壁紙になりうるほどの画面密度で、映像体験としての完成度は際立って高い。② 人魚姫をモチーフにした切ない純愛ストーリー
アンデルセンの「人魚姫」を現代SFとして再解釈した脚本は、虚淵玄が担当。言葉を持たない少女・ウタとヒビキの距離が縮まるにつれ、二人の結末が避けられない方向へ向かっていく緊張感がある。ボーイ・ミーツ・ガールの王道を踏まえつつ、SFと神話的世界観が絡み合う独自の構成が見どころ。③ 澤野弘之の音楽が生み出す没入感
『進撃の巨人』『機動戦士ガンダムUC』などで知られる澤野弘之がサウンドトラックを担当。疾走感あるパルクールシーンをドライブするエレクトロサウンドと、ウタにまつわるシーンの静謐な楽曲が対比的に使われており、物語の感情的な振れ幅を音楽が底上げしている。キャスト・声優一覧






















スタッフ
| 監督 | 荒木哲郎 |
|---|---|
| 原案キャラデザ | 小畑健 |
| キャラクターデザイン | 門脇聡 |
| 美術監督 | 吉原俊一郎 |
| OP | Eve「Bubble feat. Uta」 |
| ED | Riria「じゃあね、またね。」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・考察
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
Netflixのサムネイルで見かけて、なんとなく後回しにしていた作品だった。重力が崩壊した東京、水没した都市、パルクールで建物を飛び回る少年たち——この要素だけ並べると「映像で殴ってくるやつだな」と予測できるし、実際そうだった。
WIT STUDIO制作、監督は荒木哲郎。『進撃の巨人』を手がけた座組が本気でアクションを作ったら、という期待値そのままのビジュアルが最初から飛び込んでくる。東京の廃墟を縦横無尽に飛び回る映像は、スクリーンで見ると「ああ、配信オリジナルでここまでやるのか」と素直に感心した。
ただ、2回目を見て気づいたのは、映像の密度とストーリーの密度がまったく釣り合っていないということだった。最初は「雰囲気で押し切ってるな」くらいに思っていたのが、繰り返し見ると「そういう話をしたかったんだろうけど……」という気持ちが強くなってくる。映像は綺麗だった。ストーリーは、うーん。
「人魚姫」を使った作品が、人魚姫から逃げている
この映画のストーリーの骨格は人魚姫だ。泡から生まれた少女・ウタが、主人公ヒビキに出会い、世界の秘密と自分の存在意義に向き合っていく。スタッフ側も意識的に人魚姫モチーフを使っており、それ自体は悪くない選択だと思う。
問題は、人魚姫というモチーフが持つ「一方的な献身の悲劇」を、この作品がうまく消化できていない点にある。人魚姫が切ないのは、声を失っても愛した相手に選ばれず、それでも呪いをかけなかったからだ。自己犠牲と無償の愛という非常に重いテーマを内包している。
バブルはそれを引用しつつ、「重力の謎」「泡の正体」「東京封鎖の理由」といったSF設定を大量に詰め込んでいる。結果として、どちらも中途半端になっている。SF的な謎はほとんど説明されないまま「そういうものだから」で押し通され、ウタとヒビキの関係性は人魚姫の文脈で読めば切ないはずなのに、その切なさを積み上げる時間が決定的に足りない。
2回目を見ると、梶裕貴が演じるヒビキの「表情のなさ」が意図的な演出だとわかるし、宮野真守が声を当てるシンの軽薄な言動が、実はヒビキの孤立を際立てるための配置だということも見えてくる。でも初見では、ただキャラが薄いとしか感じられなかった。構造として正しいことをやっているのに、体験として伝わらない——そういう映画だった。
井上麻里奈のアンダーテイカーは、限られた出番の中で一番「生きているキャラクター」に見えた。声の硬さと柔らかさの使い分けが、セリフ量の少なさを補っていたと思う。三木眞一郎の関東マッドロブスターも、チームの重鎮感を短い出番で作り切っていた。この辺のキャスティングは明らかに正解で、脚本の薄さをベテランの演技で補っている構図が透けて見える。
音楽はAwich、millennium parade、Eve、Hiraidai、ReoNaと錚々たる顔ぶれで、これも映像と同様に「本気で作った感」の説得力になっている。ただ楽曲の良さがストーリーの弱さを照らし出してしまう側面もある。
特に刺さったシーン
序盤のパルクールシーンは、純粋に映像として好きだ。廃墟になった東京、水面に反射する光、ビルの隙間を縫うように跳ぶ人間の動き——「アニメでこれをやるのか」という驚きが素直にある。このシーンだけ切り取ってエンドレスで見られるくらいには好きで、2回目以降はほぼこの目的で再生している。
もう一つは、中盤でウタが初めて「自分が何者か」に触れていくシーン。ここで逢坂良太のイソザキが淡々と状況を説明する場面があるのだが、感情を抑えた語り口が逆に場の重さを出していて、短いシーンなのに印象に残った。
終盤の決着——ウタが選択をする場面は、人魚姫モチーフを引き継ぐなら一番感情が動くべき場所で、音楽とビジュアルはそれを全力でサポートしている。泣けるかどうかはそこまでの積み上げ次第で、自分は初見では「きれいだな」止まりだったが、3回目でようやく「ああ、そういう話だったんだな」という感触が来た。遅い。
読んで見たくなったら——『バブル』はU-NEXTで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人:
- とにかくアニメ映像として「きれいなものを見たい」人。ここは本当に約束された品質がある
- 人魚姫や民話モチーフのSFリミックスが好きな人
- WIT STUDIOの作画クオリティをONAでも体験したい人
- 音楽重視で見る人。サントラ込みで体験する価値がある
合わない人:
- キャラクターに感情移入して泣きたい人。設計は正しいが積み上げが足りない
- SFの謎をちゃんと回収してほしい人。「なぜ重力が崩壊したか」は実質答えが出ない
- パルクール×青春スポーツアニメを期待した人。競技描写はそこまで深くない
- 100分で完結する一本の映画として「話が通っているか」を求める人には少しきつい
次に見るなら
HELLO WORLD——2019年の劇場アニメ。SFと恋愛を掛け合わせた構造的に野心的な作品で、「映像はすごいのに感情がついていくか微妙」という感触がバブルと似ている。こちらは謎解きの快感があるぶん、SF好きには刺さりやすい。
竜とそばかすの姫——同じく2021年の劇場アニメ。圧倒的な映像・音楽体験を目的に見るという点でバブルと近い鑑賞体験になる。ストーリーへの評価は人によって割れるが、映像と楽曲の密度で押し切る力技という意味では共通している。
スカイ・クロラ——2008年の劇場アニメ。「感情のない主人公」「繰り返される日常と非日常」「説明されない世界の構造」という要素が、バブルで感じた「わかりそうでわからない」体験と地続きになっている。こちらは意図的な難解さだが、バブルが物足りなかった人ほど面白く見られる可能性がある。
よくある質問
まとめ
『バブル』はU-NEXT・DMM TV・Netflixの3サービスで現在視聴可能です。サブスクに加入済みであれば追加料金なしで楽しめます。映像クオリティが高い作品のため、できるだけ大画面・高画質環境での視聴をおすすめします。
