※本ページはアフィリエイト広告を含みます。

ちちぶでぶちち
| 放送年 | 2018年 |
|---|---|
| フォーマット | ONA |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | TMS Entertainment |
軽子は婚約話を持ちかけられるが、多年前に秩父で出会った青年のことが忘れられない。彼女は、二人が過ごした思い出の地を訪れれば、必ず再会できると信じ、秩父へ向かう。懐かしい場所で過ごした時間を思い出しながら、運命の再会を待つ軽子の物語。
作品概要・あらすじ
あらすじ
幼い頃に秩父で出会った青年のことが忘れられない軽子は、ある日突然持ち上がった婚約話をきっかけに、その記憶と向き合うことになる。「思い出の地に戻れば、また会える」という確信を胸に、軽子は一人秩父へ旅立つ。懐かしい風景や二人が過ごした場所をめぐりながら、あの日の記憶を手繰り寄せる——運命の再会を信じる少女の、淡くせつない物語。
みどころ・魅力
① 秩父の情景が紡ぐノスタルジックな空気感
物語の舞台となる秩父の風景は、作品全体のトーンを静かに彩る重要な要素。山々や古い町並みといったローカルな情景が、軽子の心情と絶妙に重なり合い、観る者に懐かしさと切なさを同時に呼び起こす。「聖地」としての秩父の魅力もさりげなく伝わってくる。
② 「再会を信じる」一途さが生むピュアなロマンス
軽子が婚約話を前にしてもなお、幼い日の出会いを心の拠り所にし続ける姿は、ラブコメでありながらどこか純文学的な余韻をもつ。特別なドラマより「待つこと」「信じること」そのものを丁寧に描いた作風が、日常系ファンの心をくすぐる。
③ 短編ONA形式ならではのコンパクトな読後感
ONAという形式を活かし、余計な展開を省いた凝縮感のある語り口が特徴。一話完結に近い構成のため気軽に視聴でき、それでいて「続きが気になる」余白を残す丁寧な脚本設計が光る。ライトに楽しめるラブコメとして入門にも最適。
キャスト・声優一覧













スタッフ
| 監督 | 菅原静貴 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 岩佐裕子 |
| 音楽 | 立山秋航 |
| 美術監督 | 谷岡善王 |
| 音響監督 | 高寺たけし |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
タイトルを声に出してみて、「これ、どういう意味?」と一瞬固まった。ちちぶでぶちち。秩父でぶちち。口の中でくるっと転がる感じがして、でも何も想像できない。2018年のONAで話題になったわけでもなく、たまたまライブラリの奥底で見かけて、なんとなくクリックした。そういう出会いが、わりと侮れない。
最初は「また軽い日常ラブコメか」と思っていた。でも主人公の軽子が秩父へ向かう理由を聞いて、少し姿勢を正した。忘れられない人がいて、思い出の場所に戻れば会えると信じている。その一点だけで動いている。ものすごく不安定な信念だ。でも否定できない種類の不安定さでもある。2回目に見たとき、冒頭の軽子の表情がまったく違う顔に見えた。最初は漠然とロマンチックな顔だと思っていたのが、実はずっと怖い顔をしていた。
「場所を信じること」が、再会への唯一の根拠になる話
ラブコメと書いてあるけど、正直に言うとこれは「場所の話」だと思って見ている。恋愛の話でもあるんだけど、軽子が頼りにしているのは相手の連絡先でも共通の知人でもなく、「あの場所に行けば会える」という根拠のない確信だけだ。
その確信がどこから来るのかを考えると、答えは記憶の強度にある。人は特定の場所に紐づいた体験を、他の記憶よりずっと鮮明に保存する。秩父の風景、そこで交わした言葉、その瞬間の空気の温度。年数が経っても「あそこに行けば思い出せる」という感覚は、体で知っている人には当然のことだ。軽子にとって秩父は単なる観光地じゃなくて、あの時間がまだ存在し続けている場所なんだと思う。
この作品がうまいのは、その信念をドラマチックに扱っていないところだ。「運命の再会」というと劇的なものを想像するけど、軽子が秩父を歩きながら懐かしい場所で過ごす時間は、もっと地味で個人的な感じがする。思い出の場所を訪れることで、会いたい人ではなく「自分があのとき何を感じていたか」を確認している。そのプロセスが、外から見ると再会を待つ行為に見えていても、本人にとっては別の何かなんじゃないかという気がして、その曖昧さが刺さった。
恋愛として見ると物足りないかもしれない。でも「忘れられない場所と人がある」という体感を持っている人間には、軽子の行動がまったく非合理に見えない。そこが怖い。
特に刺さったシーン
軽子が記憶の場所をひとつひとつ辿っていくくだりで、黒沢ともよの声が妙に低体温なのが効いていた。感情を高めに出さないんだ、このシーンで。普通ならもう少し感傷的にやるところを、淡々と、でも確実に何かを確認しながら歩いている声になっていて、「ああ、軽子は泣きたいわけじゃないんだな」とわかった。黒沢ともよは感情が爆発する手前の、ギリギリ抑えているときの演技が特別で、このONAで久しぶりにそれを思い知らされた気分になった。
奈佐彰文が登場するくだりの小野大輔も印象に残っている。あの声はどこか遠いところからやってくる質感があって、「何年も前に会っていた人」という存在感にはまっていた。台詞の量より間の使い方の話で、声優の仕事って結局そこだよなと改めて思った。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 忘れられない人と、それにまつわる特定の場所の記憶がある人
- 「場所に会いに行く」という感覚が直感的にわかる人
- 再会が確約されていないロマンスに耐性がある人
- 黒沢ともよの低体温演技が好きな人
- 秩父に土地感がある人(ロケーション描写の密度で受け取り方が変わる)
合わない人
- 恋愛展開のテンポが遅いと途中で離脱するタイプ
- 主人公の行動に合理的な根拠を求める人
- キャラクターのコメディ面を期待してラブコメを見る人(この作品のコメディはかなり薄味)
- ONAの短尺でどこまで物語が動くか気になり続けてしまう人
次に見るなら
秩父という土地が好きになったなら、あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。は外せない。同じく秩父を舞台に、忘れられない存在と場所をめぐる話で、こちらは再会の形が少し違う。感傷の密度がずっと高いので、ちちぶでぶちちで「もう少しこっちへ引っ張ってほしかった」と思った感情を一気に持っていかれる。
「忘れられない相手への片道的な気持ち」というテーマで見るなら、心が叫びたがってる。も近い。こちらも特定の場所と記憶の結びつきが話の骨格になっていて、感情の出し方を抑えることで逆に何かが伝わるタイプの作品だ。
軽子の「根拠のない確信で動いている」部分に共感したなら、時をかける少女(細田守版)も面白い対比になる。同じく「あのときの場所・あのときの人」への執着が動力になっているけど、時間の使い方の方向がまったく逆だ。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
現時点で「ちちぶでぶちち」は主要な動画配信サービスでの配信は確認されていません。視聴にあたっては公式サイトや関連情報を随時チェックしてみてください。配信状況は変わることもありますので、最新情報をお見逃しなく。
よくある質問
まとめ
現時点で「ちちぶでぶちち」は主要な動画配信サービスでの配信は確認されていません。視聴にあたっては公式サイトや関連情報を随時チェックしてみてください。配信状況は変わることもありますので、最新情報をお見逃しなく。
