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超游世界 -BEING THE REALITY-
| 放送年 | 2017年 |
|---|---|
| フォーマット | ONA |
| 話数 | 20話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Asahi Production |
謎の存在「ディザスター」が世界の平和を脅かす世界。これに対抗するため特殊軍事部隊「セイバー」が組織される。民間企業や独立防衛組織「ブレイド」も立ち上がり、敵に立ち向かう。高校生ノイはセイバーに入隊してディザスターと戦うことを憧れている。謎めいた少女モティスが転入してきた後、彼の人生は大きく変わることになる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
謎の存在「ディザスター」が世界の平和を脅かす近未来。これに対抗するため特殊軍事部隊「セイバー」が結成され、民間企業や独立防衛組織「ブレイド」も戦線に加わる。ディザスターとの戦いに憧れ、セイバーへの入隊を夢見る高校生のノイ。ある日、謎めいた少女モティスが転入してきたことで、彼の運命は大きく動き出す。アクション・ファンタジー・ラブコメが交差する、中国発の新感覚ONA作品。みどころ・魅力
① 多組織が入り乱れる重層的な世界設定
国家の特殊部隊「セイバー」、民間企業、独立組織「ブレイド」と、ディザスターに対抗する勢力が複数存在する点が本作の特徴です。それぞれの思惑や立場が絡み合いながらストーリーが展開するため、単純な勧善懲悪ではない複雑な人間ドラマを楽しめます。② 謎の転入生モティスが変える主人公の運命
平凡な高校生活を送りながらセイバーへの入隊を夢見るノイの前に現れる謎の少女モティス。彼女の正体や目的が物語の核心に関わっており、登場後から展開が一気に加速します。「何者なのか」という謎が視聴者を引きつける仕掛けになっています。③ バトルとラブコメが同居する独自のテイスト
シリアスな世界観でのアクションシーンと、ノイとモティスを中心としたラブコメ要素が共存しています。緊張感あるバトルシーンの合間に差し込まれる軽快な掛け合いが作品にテンポをもたらし、幅広いジャンルのファンが楽しめる仕上がりです。キャスト・声優一覧














スタッフ
| 監督 | 園田雅裕 |
|---|---|
| OP | 飯田里穂「Change the World」 |
| ED | Shamisen: 三味線「君のところへ」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
正直に言うと、タイトルで一瞬「中国系の作品?」と思いながら再生ボタンを押した。2017年のONAというだけで情報がほとんどなく、データベースを漁っても出てくる情報が薄い。「謎の作品」という言葉がそのまま当てはまる。こういう掘り出し物的な出会いはたまにあって、半分は外れで半分は予想外に引き込まれる。
セイバーへの入隊を夢見る高校生ノイ、という出発点は王道中の王道だ。最初に見たときは「どこかで見た学園×バトルものだな」と斜に構えて眺めていた。ところが謎めいた転入生モティスが登場してから空気が変わる。ラブコメの文法とアクションの文法が雑に混在しているようで、じわじわとそのバランスが気になり始めた。2周目で気づいたのは、ノイというキャラクターの「憧れ」の描き方が意外と丁寧だということ。ヒーローになりたい少年の話は腐るほどあるが、この作品のノイには「現実とのズレ」への視線が入っている。
憧れが現実に触れたとき——少年の「戦いたい理由」が試される話
ディザスターという脅威、セイバーという組織、そしてブレイドという独立した民間の戦力。この三層構造が意味することは単純で、「守る側」の論理が一枚岩ではないということだ。高校生のノイはその複雑さを飛び越えて「セイバーに入れば戦える」と信じている——そのナイーブさをこの作品はわりと正面から扱っている。
転入生モティスがノイの前に現れることで、話はラブコメ的な色を帯びるが、そこで面白いのは彼女が「謎を持つ少女」という記号以上の役割を担っている点だ。モティスの存在はノイの憧れを揺さぶる触媒として機能している。憧れというのは基本的に抽象的なものだ。「戦いたい」「強くなりたい」「世界を守りたい」——それが具体的な誰かと結びついたとき、初めてその動機の強度が問われる。単なる夢想なのか、それとも守るべきものを見つけた者の意志なのか。
アクション、冒険、ファンタジー、ラブコメという四つのジャンル表記は、一見すると節操がないように見える。しかし振り返ると、それはノイの内面の四つの層に対応しているとも読める。戦士としての自分、冒険者としての自分、ファンタジーの世界に生きる自分、そして誰かを好きになる自分。ONAというフォーマットの制約もあって全部を丁寧に描ける尺ではないのだが、それでも核にあるのは「憧れが現実に触れる瞬間の痛みと成長」だと思う。TVシリーズなら2クール使うところを圧縮しているぶん、粗さはあるが密度はある。
特に刺さったシーン
序盤、ノイがセイバーへの入隊を夢見ながら独り練習しているシーンがある。戦闘訓練というより、ほとんど「ごっこ」に近い。堀江瞬のノイへの声の当て方がここで効いていて、熱さの中に微妙な「背伸び」の感触がある。力んでいるけれどどこか空回りしている少年の声だ。あの演技がなければノイの憧れはただの記号で終わっていたかもしれない。
久保ユリカが演じるキャスは出番のたびに空気を変える。セイバー周辺の女性キャラという位置づけだが、久保ユリカ特有の「芯の通った軽さ」がキャラクターに体積を与えている。出演本数が84本という蓄積からくる安定感で、台詞の少ないシーンでも存在感が消えない。
終盤の戦闘シーンは、ONAとしての映像クオリティの限界が見えつつも、演出のテンポで乗り切っているところがある。TVシリーズほどの予算はないが、カット割りと声の芝居でカバーする作り手の意地みたいなものを感じた。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 2017年前後のONA作品を掘るのが好きで、知名度に関係なく見る人
- 学園×バトル×ラブコメの混合ジャンルを受け入れられる人
- 堀江瞬・久保ユリカの演技を追って作品を選ぶ人
- 「謎の作品」を謎のまま楽しめる人——配信がなく情報も少ない、その不透明さ込みで
合わない人
- 世界観の設定や戦闘システムに明快な説明を求める人
- 配信で手軽に見たい人(現時点では正規の視聴手段がない)
- 全ジャンルを高水準で処理することを期待する人——バトルを見ればラブコメが邪魔に感じ、ラブコメを見ればバトルが雑に見える時期が必ずある
- ONA特有の尺の短さ・展開の圧縮に慣れていない人
次に見るなら
コードギアス 反逆のルルーシュは、組織vs組織の構図と高校生が巨大な力に巻き込まれていく構造が近い。こちらは全2クールの大作なので尺の不満は一切ない。「守る側の論理が複数ある世界」を掘り下げたいなら真っ先に。
IS〈インフィニット・ストラトス〉は同じ学園×バトル×ラブコメの混合ジャンルで、ノイと似た「特別な力を持つ少年の周囲に個性的なキャラが集まる」構造だ。2011年の作品だが、ジャンルの作りの整理された例として見ると比較になる。
アクセル・ワールドは「現実から切り離された戦いの世界への憧れ」というテーマが近く、主人公の内面の葛藤をより丁寧に描いている。超游世界の核にあるものをより膨らませた形で見たい人向け。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
現在、『超游世界 -BEING THE REALITY-』は日本の主要な定額動画配信サービスには配信が確認されていません。視聴の際は海外の動画サイト等で最新の配信状況をご確認ください。2017年公開の中国産ONA作品のため、今後の日本語字幕付き正規配信については不透明な状況です。