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だがしかし
| 放送年 | 2016年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | feel. |
田舎の和菓子屋の息子・四十八戸小此木は、漫画家志望。ある夏、有名な菓子会社の娘・しだれ蛍が現れ、父親をスカウトしようとする。父が応じる条件は、蛍がコココノツを倒すこと。かくして、和菓子と洋菓子の対決が始まる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
田舎の駄菓子屋の息子・四十八戸ココノツは、漫画家を夢見る高校生。ある夏、大手菓子メーカー「紅葉堂」の令嬢・しだれ蛍が突然現れ、父・四十八戸陽次をスカウトしようとする。しかし父が首を縦に振る条件はただひとつ——「蛍がコノツを駄菓子好きにすること」。個性爆発の蛍が繰り広げる怒涛の駄菓子プレゼンに巻き込まれながら、ひと夏の騒がしい日々が幕を開ける。みどころ・魅力
① 駄菓子への狂気じみた愛情が生む笑いの連鎖
蛍がラムネやうまい棒などの駄菓子を熱弁するたびに繰り広げられるトークが圧巻。ウンチクや食べ方の作法、歴史まで語り倒す姿はシュールでありながら妙に説得力があり、思わず笑ってしまう独特のテンポが本作最大の魅力となっている。② 夏の田舎を切り取ったノスタルジックな空気感
蝉の声、縁側、駄菓子屋の薄暗い店内——作品全体に漂う「あの頃の夏休み」感が心地よい。派手な演出を使わず、懐かしい日常風景の中でキャラクターたちを動かすことで、大人も子供も共鳴できるやさしい世界観が丁寧に描かれている。③ 個性的なキャラクターの掛け合いが生み出すテンポ感
マイペースで暴走気味な蛍と、常識人ながらも流されるコノツの凸凹コンビを軸に、幼馴染のサヤや個性派キャラが絡む群像劇が軽快。1話完結に近い構成でサクサク観られるため、気軽に楽しめる短編コメディとしての完成度が高い。キャスト・声優一覧














スタッフ
| 監督 | 高柳滋仁 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 高柳滋仁、加茂靖子 |
| キャラクターデザイン | 神本兼利 |
| 音楽 | 信澤宣明、大隅知宇 |
| 美術監督 | 高木佐和子 |
| 音響監督 | 本山哲 |
| OP | 當山美智子「Checkmate!?」 |
| ED | 竹達彩奈「Hey! カロリーQueen」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「駄菓子のうんちくアニメ」というざっくりした前情報だけで見始めた。駄菓子といえば子どものころの記憶の断片みたいなものだし、軽く流せるやつだろうと思っていた。ところが1話を見終わって気づいたら、ほたるのことしか考えていなかった。駄菓子の話、あったっけ、という状態。
2回目に見たとき、初回では完全に素通りしていた駄菓子の描写がちゃんと面白いことに気づく。スコーンの食べ方、カルミン、ブタメン——台詞の情報量がちゃんとある。ただそれでも、ほたるが画面に映るとすべてが吹き飛ぶ。これは設計の問題なのか、それとも竹達彩奈の演技が振り切りすぎているのか、どちらもたぶん正解だと思う。
「好き」を押しつけてくる人間が、一番エネルギーを持っている
この作品、表向きは駄菓子のうんちく日常コメディだけれど、核心にあるのはそこじゃない。枝垂ほたるというキャラクターを通して描かれているのは、「自分が好きなものを他人に伝えることへの、ほぼ暴力的なまでの熱量」だと思う。
ほたるは駄菓子が好きだ。それは明らかなのだけど、彼女の行動の動機はもっと単純で、「好きなものについて語りたい、相手にも体験させたい、そしてできれば同じ熱量で向き合ってほしい」という欲求だ。ここのところ、ふつうのキャラクターなら「押しつけがましい」になるところを、ほたるは押しつけがましさごとキャラクターの魅力に変換している。竹達彩奈の演技がその変換を可能にしていて、セリフの語尾ひとつ、息の使い方ひとつで「うるさいけど愛せる」人物として成立させている。
対するコナツは、漫画家志望という自分の「好き」を持っているのに、ほたるの前に出るといつも飲み込まれる。この構図が面白いのは、コナツが弱いのではなくて、ほたるのエネルギーが単純に規格外だからだ。阿部敦が演じるコナツの「まともな人間のリアクション」が毎回ちゃんとしているから、ほたるの逸脱がより際立つ。
田舎の駄菓子屋という舞台も、よく考えると絶妙で、インターネットも都会の刺激もない場所に、「好き」の化身みたいな存在が突然現れる。その異物感が日常系コメディとしての空気感を作っている。単なる「ゆるい夏アニメ」ではなく、「何かに夢中な人間の引力について」の話だと読むと、見え方が変わる。
特に刺さったシーン
ほたるが駄菓子ひとつを取り上げて、その歴史・食べ方・値段の意味まで一気呵成に語り倒すシーン——何度見ても構造が同じなのに、毎回引き込まれる。情報の密度はそれなりにあるのに、竹達彩奈の語り口が「授業」にならない。どこかがずっと浮いていて、熱量だけが先行している感じ。駄菓子の説明を聞いているのか、ほたるを観察しているのか、区別がつかなくなる。
それから、藤原啓治演じるヨウさんの存在感。出番はそこまで多くないけれど、出るたびに場の重力が変わる。「この父親がいるから、この駄菓子屋が成立している」という説得力を、台詞の多さではなく声の質感で出している。藤原啓治の声にはそういう力がある。
サヤの話。沼倉愛美が演じる遠藤サヤは、ほたるとは対照的に「普通の女の子」側にいるキャラクターで、コナツへの気持ちを見ているこちらがじりじりする。ほたるが暴風雨なら、サヤは静かに積もる雪みたいな存在で、この対比があるから話全体が単調にならない。
読んで見たくなったら——『だがしかし』はU-NEXTで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 竹達彩奈のハイテンション演技が好きな人——本作はそのひとつの頂点と言っていい
- 駄菓子世代(30〜40代)——知っているものが出てくると条件反射で懐かしくなる
- 「うんちくを語る人間を見ているのが好き」という視点で日常系を見られる人
- ゆるく、でも飽きない程度のテンポが好きな人
合わない人
- ストーリーの進展を求めている人——基本的に1話完結のうんちく+コメディで、大きく動かない
- ほたるのキャラクターが「うるさい」に振り切れる人——逆に言うと、彼女を愛せるかどうかで評価が真っ二つになる
- 駄菓子に思い入れがなく、うんちく情報にも興味がない人——そうなるとほたるを見るアニメになるが、それだけでも成立はする
次に見るなら
ポプテピピック——日常系コメディの「キャラクターの引力だけで見せる」という構造の、もっと尖った版。ほたるを好きになれた人なら、こちらのキャラクターの逸脱感も許容できると思う。
ゆるキャン△——「好きなものへの熱量を語る」という点で近い空気がある。キャンプというジャンルに対して、ほたるの駄菓子愛と同じ温度感で向き合っているキャラクターたちがいる。テンポが静かな分、だがしかしより落ち着いて見られる。
食戟のソーマ——うんちくと熱量という軸で並べると、こちらは料理バトル版。情報密度とキャラクターの濃さが似ていて、「一つのものについて真剣すぎるほど語る人間を見る快感」という点では近い体験ができる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『だがしかし』は現在、**U-NEXT**および**DMM TV**で配信中です。どちらのサービスでも視聴可能なので、加入しているサービスに合わせてお好みの方でお楽しみください。懐かしの駄菓子とともに、のんびりとした夏の空気を味わいたい方にぴったりの作品です。



