映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生

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2016映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生

映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生

★ 3.5 / 5.0冒険コメディファンタジー
放送年2016年
フォーマット劇場版
話数1話
原作漫画
制作Shin-Ei Animation

ドラえもん映画第36作。1989年の「ドラえもん のび太の日本誕生」のリメイク。のび太は家出したくなるが、どこにも行き場がないことに気づく。すべての土地は誰かに所有されていた。友達たちもドラえもんも家出したくなる。誰にも所有されていない土地を見つけるには、人間が存在しなかった時代にタイムトラベルするしかないと気づく。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

家出を思い立ったのび太だったが、日本中どこの土地も誰かの所有であり、逃げ場がないと気づく。ドラえもんや仲間たちも同じ悩みを抱え、「誰の土地でもない場所」を求めて7万年前の原始時代へタイムトラベルすることに。広大な自然の中で新天地を探す5人を待ち受けていたのは、謎の少年ククルと、強大な力を持つ精霊使いとの対決だった。1989年公開の名作を現代のスタッフが丁寧に再生した、シリーズ第36作のリメイク劇場版。

みどころ・魅力

① 「逃げ場のない世界」から始まる共感必至の冒険

「家出したいのにどこにも行けない」という子どもなら誰もが感じたことのあるもどかしさを出発点にしているのが本作の巧さ。現代のリアルな閉塞感からファンタジーへとつながる導入は、大人が見ても深く刺さる。

② 原始時代の大自然と文明誕生の壮大なスケール感

7万年前の日本列島を舞台に、緑豊かな原野や猛獣が登場する冒険活劇として仕上がっている。現代技術で描かれた広大な自然描写はリメイクならではの見応えがあり、のび太たちの「自分たちの国を作る」というロマンが画面いっぱいに広がる。

③ 少年ククルとの友情が描く本作オリジナルの感動

原始時代で出会う謎めいた少年ククルとの交流が、本作の情感的な核となっている。言葉や文化の壁を越えて築かれる友情と、クライマックスの精霊との対決が感動的に結びつく。ドラえもん映画らしい「別れと絆」の余韻が残る一作。

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スタッフ

監督八鍬新之介
OPマオ「夢をかなえてドラえもん」
ED山崎まさよし「空へ」

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

子供の頃、映画館でドラえもんを見た記憶がある人間にとって、「リメイク」という言葉はちょっと複雑だ。1989年版の『のび太の日本誕生』は、当時の自分の中で完結しているから。「同じ話を今さら?」という気持ちが半分、「でもどう変えてくるんだろう」という好奇心が半分。そのまま劇場に足を運んだ。スクリーンに映し出された画面の解像度は上がっているのに、のび太たちのやっていることは変わっていない。家出しようとして、どこにも行ける場所がないと気づく。あのシーンを見た瞬間、「ああ、これは子供だけの話じゃないな」と思った。大人になってから見ると、最初に感じた以上に刺さってくる部分が出てくる。それが今作の不思議なところだ。

「どこにも行く場所がない」——この映画が本当に描いているのは、居場所のなさだ

表向きは冒険ファンタジーだ。タイムマシンで7万年前の日本に行き、そこで出会った少年族との交流を通じて成長する話。でも、この映画の出発点は「家出したいけど、どこにも行けない」という、子供が一度は感じる息苦しさだ。のび太が地図を広げて「ここならいける」と探しても、全部誰かの土地。現代日本に自分の居場所が物理的に存在しないという発見は、大人が見ると笑えないリアルさを持っている。

原作1989年版からこのテーマは変わっていない。でも2016年版が巧いのは、のび太たちが「誰もいない場所」を自力で作ろうとする点にある。与えられた居場所じゃなく、自分たちで掴みに行く。その行為が、単なる冒険の動機を超えて、少年が少年である時間の切実さを映し出している。7万年前の大地を走り回るシーンに、妙な解放感と同時に哀愁があるのは、それが「あの頃しかできなかったこと」だとどこかで知っているからだと思う。

もう一点。この映画はドラえもんとのび太の関係性をきちんと描いてくる。のび太のためにひみつ道具を出し続けるドラえもんが、自分自身も「家出したい」と思っている——このセットアップが地味に重要で、「助ける側も限界がある」という本音が透けて見える。子供向けの映画でそこをやるのは、かなり真摯な作り方だと感じた。単なるリメイクではなく、現代の子供たちに向けてチューニングし直された「居場所の映画」として、見ると印象が変わる。

特に刺さったシーン

のび太たちが7万年前の地に降り立って、「ここは誰のものでもない」と気づくシーンは、台詞じゃなくて画で見せてくれる。広大な原野に子供たちが小さく立っている構図。あの空の広さが劇場のスクリーンサイズで広がったとき、思ったより胸に来た。IMAXほどではなくても、大きなスクリーンで見ることの意味がある映画だと感じた瞬間だった。

大山のぶ代版から水田わさびへ移って久しいが、水田わさびのドラえもんは感情の細かいさじ加減が巧い。「僕だって家出したい」という台詞の言い方に、くたびれた大人みたいな重みがあって、笑えるのに笑えない。子供の頃に見たら気づかなかった部分が、大人になってから見ると別の意味を持ってくる——そういう台詞設計をきちんとやっている。

読んで見たくなったら——『映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 子供の頃に1989年版を劇場で見た記憶がある人(リメイクとしての比較が楽しめる)
  • 「居場所がない」という感覚を大人になってからも引きずっている人
  • ドラえもん映画の中で冒険ファンタジー寄りのトーンが好きな人
  • 子供と一緒に見て、後で自分もじわじわくる映画を探している親

合わない人

  • オリジナル版に強い思い入れがあり、リメイクに根本的に抵抗がある人
  • ドラえもん映画に泣けるエモーショナルな展開を強く期待している人(今作はそこより冒険寄り)
  • 2時間弱のドラえもん映画のテンポが子供向けすぎると感じる大人

次に見るなら

映画ドラえもん のび太の新恐竜(2020年)は、「居場所を求める」テーマをより感情的に押してくる一本。今作が気に入ったなら、現代版ドラえもん映画の到達点として見ておきたい。劇場体験を前提に作られた映像の密度も高い。

映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲は、子供向けアニメ映画が「大人が見ると別の意味を持つ」というフォーマットの極地。今作と同じような見え方の変化を体験したい人に。

映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021は、同じくリメイク作品として今作と比較しながら見ると面白い。リメイクの意義をシリーズで追いかけるには良い題材になる。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア×¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
『映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生』は、ABEMA・U-NEXT・Netflix・Huluで配信中です。主要な動画配信サービスで幅広く視聴できるため、お好みのプラットフォームからすぐに楽しめます。無料期間や料金プランはサービスごとに異なりますので、各サービスの公式サイトでご確認ください。

よくある質問

Q. 『新・のび太の日本誕生』はどこで視聴できますか?
A. ABEMA・U-NEXT・Netflix・Huluで配信中です。各サービスの料金プランや無料期間を比較して、ご自身に合った方法でお楽しみください。
Q. 1989年版との違いはありますか?
A. 基本的なストーリーラインは原作を踏襲しつつ、現代のアニメーション技術で映像が全面リニューアルされています。声優陣も現在のレギュラー陣が担当しており、新旧どちらから見ても楽しめる内容です。
Q. 子どもと一緒に楽しめますか?
A. はい、全年齢向けの内容です。家族みんなで楽しめる冒険活劇でありながら、「居場所を探す」という普遍的なテーマは大人の心にも響きます。親子での視聴にとてもおすすめです。
Q. 本作を見る前に1989年版を見ておく必要はありますか?
A. 必要はありません。本作単体で完結した物語として楽しめます。ただし1989年版を先に見ておくと、リメイクによる演出の進化を比較しながら楽しむことができます。

まとめ

『映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生』は、ABEMA・U-NEXT・Netflix・Huluで配信中です。主要な動画配信サービスで幅広く視聴できるため、お好みのプラットフォームからすぐに楽しめます。無料期間や料金プランはサービスごとに異なりますので、各サービスの公式サイトでご確認ください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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