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ふたりはプリキュア Splash Star マジッ★ドキッ♥ 3Dシアター
| 放送年 | 2006年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Toei Animation |
希望の種が空から降ってきて、フラッピーの頭に落ち、耳の間で芽吹く。ゴーヤーンは希望の種を追いかけ、絶望の種を使ってウザイナを変身させ、プリキュアに大きなトラブルをもたらす。
作品概要・あらすじ
あらすじ
空から降り注ぐ「希望の種」がフラッピーの頭に落ち、そこから芽吹いたことで物語が動き出す。これを察知した悪の組織の幹部ゴーヤーンは「絶望の種」を使ってウザイナを巨大変身させ、咲と舞のプリキュアコンビに襲いかかる。希望と絶望の種をめぐる攻防を、3Dシアターならではの迫力映像で描いた短編劇場作品。
みどころ・魅力
① 3D映像で体感するプリキュアの変身・バトル
本作は劇場の3Dシアター向けに制作された短編作品。飛び出す演出と音響で、プリキュアの変身シーンやウザイナとのバトルがこれまでにない没入感で楽しめる。通常の劇場版とは異なるアトラクション的な体験が最大の特徴だ。
② フラッピーが主役級の活躍を見せるストーリー
希望の種がフラッピーの頭に落ちるという珍展開から物語が始まり、マスコットキャラクターのフラッピーがストーリーの中心に据えられている。普段はサポート役の彼が巻き込まれていく様子がほほえましく、ファンには嬉しい見せ場となっている。
③ Splash Star世界観をギュッと凝縮した短編の密度
短編ながらも「希望の種」「絶望の種」というSplash Starシリーズのキーワードをしっかり織り込み、世界観を損なわない構成になっている。シリーズ視聴者にとっては作品の雰囲気をそのままに楽しめる、濃密な一本だ。
キャスト・声優一覧


















スタッフ
| 監督 | 西尾大介 |
|---|---|
| 美術監督 | 行信三 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
Splash Starの3Dシアター版、か。プリキュアシリーズでこういう形態の作品、何本あるんだろうとずっと思っている。スーパー戦隊や仮面ライダーが長年やってきた「4Dショー」の延長線上にある文化なんだろうけど、2006年にそれをプリキュアでやっていたというのは、今見ると少し感慨がある。 配信で見始めたとき、正直「短いショートフィルムだろう」という軽い気持ちだった。ところがいざ見ると、空から降ってくる希望の種がフラッピの頭に落ちて、耳の間で芽吹くというビジュアルのシュールさに思わず笑った。ゴーヤーンが絶望の種でウザイナを呼び出す流れは本編とまったく同じ文法なのに、3D映像用に設計されたカメラワークが妙に攻撃的で、「ああ、劇場向けに組み立てられてる」とすぐわかる。短い時間の中に、Splash Starの空気がきれいに圧縮されている。「希望の種」を守る——説明しない誠実さ、という戦い方
Splash Starというシリーズ全体が、「自然と生命の循環」を軸に据えたプリキュアだった。水・木・風・土の四大元素を扱う敵が次々に現れ、プリキュアたちはその都度「守りたいもの」を問われ続ける。そのシリーズで「希望の種」「絶望の種」という対比を使うのは、実に正直な選択だと思う。難しいことを言わない。希望は育ち、絶望は広がる。それだけ。 このシアター作品の面白さは、そのシンプルさを3D映像という「体験型」フォーマットで提示したことにある。映画館の客席——多くは子どもたち——は画面から何かが「飛び出してくる」感覚を楽しみながら、同時にプリキュアが守ろうとするものの重さを体で受け取る。言葉で説明されなくても、弾が飛んでくると体が反応するのと同じように、希望を守る戦いが「怖くて、でも大事なもの」として皮膚感覚に届く。 大人になって配信でフラットなモニター越しに見ると、その効果は半減以下になる。正直なことを言えば、この作品は「劇場でどう見えるか」を抜きには語れない。ゴーヤーンが画面手前に向かって攻撃してくるシーン、フラッピの頭の上の芽がまっすぐこちらに向かって伸びてくる演出——そういう細部が全部、客席との距離を前提に設計されている。 それを踏まえてもなお、テーマの核は変わらない。希望は受け取るだけでは不十分で、誰かが守らないと消えてしまう。舞と咲がプリキュアとして戦う理由を、複雑な内面ドラマで説明するのではなく、「目の前に落ちてきた希望の種をゴーヤーンに渡したくない」という単純な動機で一本通す。そのシンプルさは、説教でも単純化でもなく、幼児向けコンテンツが持つべき誠実さだと思う。 森川智之が演じるゴーヤーンは、本編でも独特の存在感を持つ敵だが、この短い作品でも声の圧をきちんと使って「絶望側の重さ」を出している。子どもが映画館で聞いたとき、あの声が怖くて泣いた子もいたんじゃないか。特に刺さったシーン
フラッピの頭の上で芽が育ち始めるシーンを、山口勝平が「えっ、えっ」という困惑の声でリアクションするところ。それだけで笑えるのに、同時にゴーヤーンが希望の種を狙っているという緊迫感が走って、コメディとサスペンスが数秒で切り替わる。山口勝平の声って、こういう「困惑しているけど愛嬌がある」表現が異様にうまくて、フラッピというキャラクターの可愛さはかなりの部分が声で成立していると思う。 チョッピを演じた松来未祐の声も、「この子は信頼できる」という感覚が画面から素直に伝わってくる。2015年に亡くなっているので、今見ると少し胸に来るものがある。あの声がいた時代の記録として、こういう短い作品でも残っていることに、静かに意味を感じる。 榎本温子の美翔舞は、本編を通じて「落ち着いているようで激情を持つ」キャラクターだったが、このシアター版でもその緩急がきちんと出ていた。変身後の戦闘シーンで声のトーンがわずかに変わる瞬間——あの切り替えは、短い尺の中でもちゃんと輪郭がある。読んで見たくなったら——『ふたりはプリキュア Splash Star マジッ★ドキッ♥ 3Dシアター』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- Splash Starを通して見たことがあり、フラッピとチョッピが好きな人
- 2000年代の劇場アニメのフォーマットや「3Dシアター文化」の変遷に興味がある人
- プリキュアシリーズの外伝・シアター作品をコンプリートしたい人
- 松来未祐の出演作を追っている人
合わない人
- Splash Star本編を見ていない状態でこれから入門しようとしている人(導入にはならない)
- しっかりした物語展開や尺を求めて見る人
- 配信の小さな画面で3D映像ならではの体験を期待している人(それは劇場でしか機能しない)
次に見るなら
ふたりはプリキュア Splash Star チクタク危機一髪!——こちらはSplash Starの通常劇場版で、同じキャストで30分強の物語が楽しめる。3Dシアター版で舞と咲に触れた人が次に見るなら、まずはこちらを押さえたい。dアニメストア・Amazon Prime Video・Huluで配信中。 映画 ハートキャッチプリキュア! 花の都でファッションショー……ですか!?——「短い尺でシリーズのテーマを圧縮して見せる」という意味でSplash Starシアター版と同じ問いに答えようとしている作品。こちらのほうが後発なので演出は洗練されているが、2006年から何が変わったかを比較して見ると、プリキュア劇場版の進化がよくわかる。 映画 フレッシュプリキュア! おもちゃの国は秘密がいっぱい!?——2009年のシアター型劇場版で、Splash Starシアター版と系譜が近い。ショートフォーマットながらテーマをきっちり絞り込む手腕は、シリーズを通じて受け継がれている感覚がある。配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
『ふたりはプリキュア Splash Star マジッ★ドキッ♥ 3Dシアター』は、dアニメストア・Amazonプライムビデオ・Huluで視聴できます。3Dシアター向けの短編作品ながら、各サービスで手軽に楽しめる環境が整っています。Splash Starファンはもちろん、シリーズ入門としてもサクッと観られる一作です。
よくある質問
まとめ
『ふたりはプリキュア Splash Star マジッ★ドキッ♥ 3Dシアター』は、dアニメストア・Amazonプライムビデオ・Huluで視聴できます。3Dシアター向けの短編作品ながら、各サービスで手軽に楽しめる環境が整っています。Splash Starファンはもちろん、シリーズ入門としてもサクッと観られる一作です。