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ゲゲゲの鬼太郎 (2007)
| 放送年 | 2007年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 100話 |
| 原作 | 漫画 |
ゲゲゲの鬼太郎の古典的な物語が再び描かれる。ゲゲゲの鬼太郎シリーズの通常のストーリーである。鬼太郎はゲゲゲの森/墓地(多くの妖怪が徘徊する土地)に、ほぼ死んでいる父親(目だけで生き残っている)、砂かけ婆、猫娘、子なき爺と共に住む少年である。このシリーズの他の鬼太郎との大きな違いは、この鬼太郎が兄弟を持つということである。
作品概要・あらすじ
あらすじ
水木しげる原作の人気妖怪漫画を原作とした2007年版テレビアニメ。ゲゲゲの森の墓地に住む少年・鬼太郎は、目玉の父や砂かけ婆、猫娘、子なき爺といった妖怪仲間とともに、人間と妖怪の間に起こるさまざまな事件を解決する。過去シリーズとの大きな違いとして、鬼太郎に兄弟が存在するという新要素が加えられており、物語に新たな広がりをもたらしている。みどころ・魅力
① 歴代シリーズの魅力を継承しつつ新要素を追加
2007年版は原作の世界観をしっかりと踏まえながら、「鬼太郎に兄弟がいる」という新設定を加えることで物語に深みを与えています。長年のファンも新鮮な気持ちで楽しめる構成が魅力です。② コメディ・ホラー・ファンタジーが絶妙に融合
日本の伝統的な妖怪たちが登場するホラー要素と、鬼太郎たちの個性あふれるキャラクターが生み出すコメディ要素が絶妙なバランスで融合。子どもから大人まで幅広い世代が楽しめる作品です。③ 個性豊かな妖怪キャラクターたちの掛け合い
目玉おやじ・猫娘・砂かけ婆・子なき爺など、おなじみの妖怪キャラクターたちの個性がいかんなく発揮されるシーンが随所に見られます。それぞれの掛け合いが物語に温かみとユーモアを添えています。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 貝澤幸男 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 三条陸 |
| キャラクターデザイン | 荒木伸吾 |
| OP | Shigeru Izumiya: 泉谷しげる「ゲゲゲの鬼太郎」 |
| ED | 諏訪部順一「Urameshiya」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
どのリメイクを見たのかが正直あいまいで、記憶が混ざっている。鬼太郎は版が多い。「2007年版だ」と特定できたのは、高山みなみの声がやけにはっきり残っていたからだ。少し鼻にかかった、性別の輪郭がぼんやりした声で妖怪の子どもを演じると、ああこれは生者でも死者でもない何かの声だと腑に落ちる。鬼太郎というキャラクターの「境界にいる感じ」を、声だけでここまで出せる人はそうそういない。
見返してみて最初に引っかかったのは、この鬼太郎には兄弟がいるという設定だ。他のシリーズでは孤独な保護者としての側面が強いのに、2007年版では家族の輪郭がある。そこがいまでも微妙に引っかかっていて、見るたびに「これは得したのか損したのか」と考えてしまう。
墓場から生まれた少年が、それでも「守る側」でい続けることの話
ゲゲゲの鬼太郎を「子ども向けホラーアニメ」として片付けるのは、ちょっと違う。少なくとも2007年版を見ていると、もう少し根っこの深いところに何かあると感じる。
鬼太郎はそもそも、存在の出自がおかしい。母親が死んで、墓場から生まれてくる。父親は眼球だけで生きている。普通の意味での「家族」なんてものは最初から持ったことがない。それでも彼は人間の側に立って、妖怪の害から守る役割を引き受けている。なぜか。
2007年版は、そこに兄弟という軸を加えることで、この問いをもう少し立体的にしている。一人で背負うのではなく、誰かと分有する形での使命。だからといって話がハッピーになるわけでもなく、むしろ守る対象が増えることで生まれる葛藤や重さが出てくる。子ども向けに作られた絵柄と演出の中に、「守護者であることのコスト」みたいなものが静かに埋め込まれている。
高木渉のねずみ男が毎度うまい具合に裏切るのも、この構造を補強している。ねずみ男は人間でも妖怪でもなく、どちら側にもいれる便利な存在として描かれているが、見方を変えると「どちら側にも徹底できない存在」の悲喜劇でもある。鬼太郎が「妖怪でありながら人間を守る側」に固定されているとしたら、ねずみ男はそのポジションを流動させることで生き延びている。どちらが賢いかは、見る側の価値観次第だ。
コメディとホラーとファンタジーが混在するフォーマットは、このシリーズの歴史的な強みでもあるが、2007年版が特徴的なのは笑えるシーンと重いシーンのテンポの切り替わり方にある。ギャグで油断させてから、人間と妖怪の境界の話をさらっと出してくる。それが「子ども向けだと思って見ていたら、いつの間にか引っかかっている」感じの正体だと思う。
特に刺さったシーン
鬼太郎が人間の子どもと接するシーンで、高山みなみの演技が一番生きていると思う。バトルの声じゃなくて、静かに語りかけるときの声。「人間と完全には交われないが、それでも関わろうとしている」というポジションが、声の温度感だけで伝わってくる。台詞の内容というより、声そのものが語っているシーンが何度かあって、そこで2回目に見て初めて気づいた。
高木渉のねずみ男は、コメディパートでは安定した笑いを取りつつ、たまに本当にズルいことをするシーンでトーンが変わる。愛嬌のある悪役として機能しているが、2007年版では悪役に振り切らない微妙な位置取りが続いていて、それが効いている。どのシーンというより、ねずみ男が登場するたびに「今回はどっちに転ぶか」という薄い緊張感がある。そこが面白い。
浅野真澄のミウ、園崎未恵の葵、池澤春菜のアマビエという顔ぶれも、脇を固める以上の役割がある。アマビエは病や疫病に関わる妖怪という文脈を持つキャラクターで、声の当て方次第で怪しさの質が決まる。池澤春菜の声にはある種の「清潔感のある不気味さ」があって、そこが合っていた。
読んで見たくなったら——『ゲゲゲの鬼太郎 (2007)』はNetflixで視聴できる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 鬼太郎シリーズをどこかで見たことがあり、版による違いが気になっている人
- 子ども向けと思って見始めて、実は違う層の話をしていると気づくタイプのアニメが好きな人
- 高山みなみ・高木渉のキャリアをある程度追っている声優ファン
- コメディとホラーが同じ作品内で共存している雑多な空気感を楽しめる人
- Netflixで日本の古典的妖怪アニメを掘りたい人(現状配信はNetflixのみ)
合わない人
- 緻密なストーリーラインや伏線回収を期待している人(エピソード完結型の構成が基本)
- 作画の時代感でリタイアする人(2007年なりの古さはある)
- ホラー要素がゼロの、純粋なコメディかファンタジーを求めている人
- 鬼太郎シリーズをどれか一本見てみたいという人が最初に選ぶには、やや地味な入口
次に見るなら
妖怪と人間の境界を主軸にした話として、夏目友人帳は相性がいい。鬼太郎ほどバトルに重心を置いていないが、「妖怪に見えてしまう人間」という設定が持つ孤独の描き方は丁寧で、見終わった後の余韻がある。ホラー色を抜いたぶん、静かに沁みる方向に振れている。鬼太郎の後に見ると、守護者という立場の重さの描き方の違いが面白い。
コメディと妖怪アクションの両立という点では、幽☆遊☆白書が近い。ジャンルとしては少年バトルに寄っているが、人間と霊界の境界で戦うというポジションは鬼太郎と通底している。古典的な妖怪アニメの文脈で掘るなら一度は通っておきたいタイトルだ。
現代的な文脈で「妖怪×日常」をやるなら、境界の彼方も選択肢に入る。半妖の主人公が人間と妖怪の両側から引き裂かれる構造は、2007年版鬼太郎が持っていたテーマと重なる部分がある。作画のクオリティで見たい人にも向いている。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『ゲゲゲの鬼太郎 (2007)』はNetflixで視聴できます。妖怪ホラーとコメディが融合した本作は、Netflixのアカウントがあればすぐに楽しめます。懐かしの妖怪たちと新たな物語をぜひNetflixでご覧ください。