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銀の墓守り
| 放送年 | 2017年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ(短編) |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Studio LAN |
スイギンとレイは共にMMORPG「ダンジョンセンチュリー」をプレイしていた。数週間冒険を共にした後、サーバーは最新作へと移行する。「現実を超えた現実」を謳う「グレイブバスター」がリリースされ、レイが謎の力により仮想世界に引き込まれる。スイギンはいかなる代償を払ってでもレイを救出すべく、仮想世界へと乗り込む。
作品概要・あらすじ
あらすじ
スイギンとレイは、MMORPG『ダンジョンセンチュリー』を通じて出会い、数週間にわたって共に冒険を重ねてきた仲間だ。やがてサーバーは新作へと移行し、「現実を超えた現実」を謳う新作『グレイブバスター』がリリースされる。ところがある日、レイが謎の力によって仮想世界へと引きずり込まれてしまう。スイギンはいかなる代償を払ってでもレイを救い出すと決意し、自らも仮想世界へと身を投じていく。ゲームと現実が交錯する世界で、二人の運命をかけた戦いが幕を開ける。
みどころ・魅力
① ゲームと現実が交錯する超自然アクション
本作はMMORPGの世界観を軸に据えた超自然アクション。仮想と現実の境界が崩れていく独特の設定が物語の推進力となり、ゲームならではの能力やルールがバトルへと反映されていく。デジタル時代らしい世界観が、アクションとファンタジーを融合させた新鮮な見どころとなっている。
② テンポの良いショートアニメ形式
1話あたりの尺が短いTVショート形式で展開されるため、テンポよく物語が進んでいくのが特徴。隙間時間でも気軽に視聴でき、アクションシーンの勢いやキャラクター同士の掛け合いを凝縮した構成が魅力だ。サクサク観られて一気見にも向いた作りとなっている。
③ 救出をめぐるスイギンの覚悟
仮想世界に囚われたレイを救うため、危険を承知で飛び込むスイギンの姿が物語の核となる。コメディ要素を交えつつも、仲間を救おうとする強い意志が一本の軸として描かれ、冒険譚としての熱量が伝わってくる。バトルと人間ドラマの両面が楽しめる。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 大倉雅彦 |
|---|---|
| シリーズ構成 | きむらひでふみ、大倉雅彦 |
| キャラクターデザイン | 津幡佳明 |
| 音楽 | 関美奈子 |
| 美術監督 | 池田繁美、丸山由紀子 |
| OP | 暁 凛「マモリツナグ」 |
| ED | りよ「The Game」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
2017年あたりの短編枠を片っ端からさらっていた時期があって、その流れで引っかかったのがこれ。中国発のアニメで、MMORPGの世界に親友が引きずり込まれ、それを助けに飛び込む——あらすじだけ読んだ段階では、正直そこまで身を乗り出してはいなかった。「ゲーム世界もの、また一本ね」くらいの温度で再生ボタンを押したのを覚えている。ところが1話が数分で終わる短さが妙に手に馴染んで、寝る前に1本ずつ崩していく習慣ができてしまい、気づいたら最終話まで来ていた。
見終わってから、もう一度頭から追いたくなって配信を探した。どこにも無い。配信なしか。知らなかった。正規で観る手段がAmazonの円盤購入しか残っていないと気づいたときの、あの妙な静けさ。2回目を観るために結局それを買った。買ってまで戻りたくなる短編は、そう多くない。
現実では誰にも見ていない少年が、画面の向こうでだけ本物になる
この作品を「ゲーム世界に潜って友達を救うアクション」とだけ要約すると、たぶん半分こぼれ落ちる。スイギンという主人公は、現実だと目立たない側にいる。成績はいいのに、その他のところで存在を勘定に入れてもらえないタイプ。教室にいても、いてもいなくても進行が変わらない人間として描かれる。ところがゲームにログインした瞬間、彼は伝説の墓守りになる。誰よりも強くて、誰よりも頼られて、名前を呼ばれる。この落差こそがこの話の芯だと、2回目でようやく腑に落ちた。
つまりこれは、仮想世界の冒険譚という外見をした「見られたい」という話だ。レイを助けに行く動機も、単なる友情というより、自分を一人の人間として見てくれた相手を失いたくないという必死さに近い。現実で透明になっている人間が、たった一人、自分の輪郭を認めてくれた相手のために、もう一つの世界の自分を総動員する。アクションの派手さやコメディのテンポはちゃんと表に出ているのに、その奥でずっと「誰かに本物として扱われること」の重さが鳴っている。
短編フォーマットなのも、この読み方だと効いてくる。長尺で世界設定を語り込む余裕がないぶん、説明より「彼がゲームの中でどう扱われるか」を見せることに尺を割く。回りくどい背景説明を捨てて、現実とゲームのスイギンの温度差だけを反復して刻んでくる。単なる尺の都合に見えて、テーマの置き方としては理にかなっている。派手な看板の裏で、地味で切実なものを描いていた一本だ。
特に刺さったシーン
刺さったのは、序盤でスイギンが初めて墓守りとして立つくだり。福山潤の声が、現実パートのどこか引っ込んだ喋り方から、ゲームの中のまっすぐな声へ切り替わる瞬間がはっきりわかる。同じ人物の同じ声なのに、背骨の通り方が違う。ここで「あ、この子はこっち側でだけ呼吸できるんだ」と思わず納得させられた。台詞の意味より先に、声の温度で人物像を呑み込まされる感覚がある。
周りの配役も短い尺のわりに効いていて、水樹奈々の菲比が場の空気を一段持ち上げ、小清水亜美の双子星が物語に湿度を足す。終盤で状況がひとつ動く展開では、菅生隆之の陸游七の低い声が一発入るだけで画面の重力が変わる。短編だから一人ひとりの出番は限られているのに、声の引き出しで役の格を一瞬で立ててくる。この贅沢な声の使い方を確かめたくて、結局もう一周してしまった。
読んで見たくなったら——サブスク配信はなし。Amazonで購入できる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 現実より画面の向こうで息ができる、という感覚に覚えがある人
- 1話数分の短編を毎晩1本ずつ崩していくのが好きな人
- 福山潤・水樹奈々あたりの声の切り替えを味わいたい人
- 中国発アニメの絵作りやテンポに偏見なく付き合える人
合わない人
- 世界設定を腰を据えて語り込むタイプの長尺を求めている人
- 1話完結の重い満腹感が無いと物足りない人
- 配信で気軽に流し見したい人(正規だと現状は円盤購入が前提になる)
次に見るなら
仮想世界に取り込まれた誰かを取り戻しに行く構図が好きなら、まずはソードアート・オンライン。あちらは長尺でゲーム世界の生死とアイデンティティを正面から描くので、銀の墓守りで芽生えた「もう一つの自分」への興味をたっぷり広げてくれる。
ゲームの中の自分こそ本物、という温度に惹かれたなら.hack//SIGN。事件より内面に潜っていく作りで、画面の向こうの居場所という主題をいちばん静かに掘っている。
そして中国発アニメの空気そのものが肌に合ったなら一人之下 the outcast。特殊な力とコメディのテンポの混ざり方が近く、銀の墓守りの軽妙さが好きなら素直に楽しめるはずだ。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
『銀の墓守り』は、現時点で配信が確定しているサービスは確認できていません。視聴を希望される場合は、各動画配信サービスの最新の配信状況をご確認いただくのが確実です。配信は時期によって変動することがありますので、こまめにチェックしてみてください。
よくある質問
まとめ
『銀の墓守り』は、現時点で配信が確定しているサービスは確認できていません。視聴を希望される場合は、各動画配信サービスの最新の配信状況をご確認いただくのが確実です。配信は時期によって変動することがありますので、こまめにチェックしてみてください。


