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グラマラスヒーローズ
| 放送年 | 2017年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ(短編) |
| 話数 | 10話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | drop |
中国のオンラインゲーム「300 Da Zuozhan」を題材にしたeスポーツアニメ。かつての一流プロゲーマー青葉海斗は、ドーピング疑惑により剥奪されたプロ資格を取り戻すためゲーム界に復帰する。彼と仲間たちは陰謀に立ち向かい、ランキング頂上を目指して戦う。
作品概要・あらすじ
あらすじ
かつては一流プロゲーマーとして業界に名を轟かせた青葉海斗。しかしドーピング疑惑によってプロライセンスを剥奪され、表舞台から姿を消してしまう。失われた栄光と信頼を取り戻すべく、中国発の人気オンラインゲーム「300 Da Zuozhan」のプロシーンへと復帰を果たした海斗は、個性豊かな仲間たちとチームを結成。ゲーム界の裏側に隠された陰謀に気づいた彼らは、その真相を暴きながら、プロランキングの頂点へと向かって熾烈な戦いを繰り広げていく。みどころ・魅力
① 失われた名誉を取り戻す王道の熱血ドラマ
ドーピング疑惑という不条理な形で頂点から転落した元プロゲーマーが、再び頂点を目指して立ち上がる姿は、王道スポーツアニメの王道的な熱さに満ちています。仲間との絆や対戦シーンのスピード感が合わさり、一気に見られるテンポの良さが魅力です。② ゲーム×陰謀というサスペンス要素
単なるeスポーツアニメに留まらず、ゲーム界の裏に潜む陰謀の全貌が少しずつ明かされていく構成が見どころです。主人公たちが競技で戦いながら謎に迫るという二重の緊張感が、視聴者を画面に引きつけます。③ 中国eスポーツ文化を背景にした独自の世界観
中国発のオンラインゲームをベースにしたeスポーツアニメは国内では珍しく、当時急成長していた中国プロゲーミングシーンの雰囲気をリアルに反映した独特の世界観が楽しめます。日本のスポーツアニメとは少し異なる空気感が新鮮です。スタッフ
| 監督 | 布施木一喜 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 浜口頌平 |
| 美術監督 | 宮前光春、高野正道 |
| 音響監督 | 中野陽子 |
| OP | ショウ・シー「GLAMOROUS」 |
| ED | ショウシー「OVER」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「グラマラスヒーローズ」という名前、今日初めて認識した。2017年のeスポーツアニメというところだけ聞けば「あーあの時期の量産型か」と思いそうなものだが、実際に映像を見ると話が違う。中国のオンラインゲームを原作にしているという出自の珍しさで、まず1話をつけてみた。
短尺フォーマットだから尺の使い方が独特で、1回目は「情報量が多いな」という感想しか出てこなかった。2回目で気づいたのは、ゲーム内のバトル描写とドーピング疑惑というスポーツドラマ的な重さが意外に共存させられているということだ。配信がどこにもないので、見る機会を作ること自体が最初の試練だった。
汚名を晴らすためでなく、もう一度「ゲームを遊びたい」だけの話
eスポーツアニメ、と聞くと「努力・友情・勝利」の文脈に引っ張られがちだが、この作品が中心に置いているのはもう少し地味な動機だと思う。青葉海斗がプロ資格を取り戻したいのは、名誉回復でも復讐でもなく、ゲームのトップ層に戻りたいというシンプルな欲求に見える。この「純粋に強くなりたい」という動機は、スポーツ根性アニメの文脈では意外と珍しい。
ドーピング疑惑という設定がミソで、これは現実のeスポーツシーンでも完全に架空の話ではない。集中力を上げるための薬物使用問題は2016〜17年ごろ、海外リーグで実際に議論されていた。作品がそこをきちんと拾っているのかは判断が難しいが、少なくとも「陰謀に立ち向かう」という構造は、単なる試合スポーツ漫画よりも一段階複雑なドラマを可能にしている。
短尺という制約のせいで展開がかなり圧縮されるのだが、それが逆に「説明を省かれた感情の断片」みたいなものを生んでいる節がある。仲間との連携シーンが短くても印象に残るのは、セリフで説明しきれないからこそ画と音で処理しているからで、この辺りは短尺フォーマットの逆用法として機能している。原作が中国のゲームという背景もあって、キャラクターの設計思想が日本の少年漫画的ヒーロー像とは微妙にずれており、そのズレがこの作品の奇妙な引力になっている。
特に刺さったシーン
序盤、青葉海斗がゲームに復帰する瞬間の緊張感の作り方が好きだ。短尺なので長い助走をつけられないはずなのに、復帰前の静けさと復帰後の動きの切り替えがかなりはっきりしていて、「あ、今スイッチが入った」という感覚が画で伝わってくる。ここの演出、声優の息遣いの使い方が意外に丁寧で、セリフより前の間の取り方だけで主人公の状態が読める。
仲間たちとの連携が初めてかみ合う中盤の展開は、短尺アニメだと「なんとなく仲良くなった」で済ませがちなところを、ゲーム内の動きで関係性を見せようとしているのが伝わった。言葉で「信頼した」と言わせずにプレイで見せる、というのはスポーツアニメとして正しい判断で、思わずそこだけ巻き戻した。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- eスポーツ・競技ゲームのシーンに興味があり、現実の陰謀・組織論にも興味がある人
- 短尺アニメを「情報密度が高いもの」として楽しめる人
- 中国発のコンテンツが日本アニメ化された際の文化的なズレを面白がれる人
- 名誉回復よりも「もう一度やりたい」という静かな動機のキャラクターに共感できる人
合わない人
- キャラクターの感情をセリフで丁寧に説明してほしい人(短尺なので省略が多い)
- ゲーム画面描写にリアリティを求める人(原作ゲーム設定なので独自ルールが多い)
- 配信で気軽に見たい人(現状どこにもない)
- スポーツアニメの王道展開・熱血演出を求めている人
次に見るなら
競技ゲームの世界を舞台にしたドラマが気になるなら、ゲーマーズ!は同時期の作品として参照点になる。こちらはもっとラブコメ寄りだが、「ゲームが好きなだけ」という純粋な動機を中心に置いた作り方は共通している。
陰謀と組織戦を絡めたスポーツアニメという文脈では、SK∞ エスケーエイトが面白い比較対象になる。スポーツの種目はまったく違うが、地下シーンと公式シーンの二重構造・組織の権力との対立という構造が似ており、こちらは映像クオリティも高い。
短尺フォーマットで密度の高い物語を経験したい場合は、フリップフラッパーズも候補に挙げたい。ジャンルはまったく異なるが、短い尺で世界観と感情を圧縮する技法として見ると、短尺アニメへの目の向け方が変わる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
現在、グラマラスヒーローズは国内の主要な動画配信サービスでの配信は確認されていません。視聴をご希望の方は、DVDなどの物理メディアでの入手をご検討いただくか、各配信サービスへの追加状況を随時ご確認されることをおすすめします。eスポーツ黎明期を題材にした珍しい作品ですので、機会があればぜひチェックしてみてください。