ハイスコアガール

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2018ハイスコアガール

ハイスコアガール

★ 3.8 / 5.0コメディドラマラブコメ
放送年2018年
フォーマットTVアニメ
話数12話
原作漫画
制作J.C.STAFF

1991年、6年生の矢口春男はゲームだけが生きがい。学校では不人気で、ハンサムでも面白くもなく、親切でもない。唯一の取り柄はゲームが上手いこと。ある日、ゲームセンターで同級生の大野晶と対戦する。彼女は人気で頭が良く、美しく金持ちだが、ストリートファイターで春男を圧倒する。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

1991年、小学6年生の矢口春男はゲームに明け暮れる毎日を送っていた。成績も見た目も性格も平凡な春男にとって、ゲームだけが唯一の自信の拠り所。ところがゲームセンターで、学校一の優等生・大野晶にストリートファイターIIで完敗を喫してしまう。才色兼備のお嬢様がなぜ自分よりゲームが強いのか――戸惑いながらも惹かれていく春男を中心に、ゲームと青春が交差するひと夏の物語が幕を開ける。

みどころ・魅力

① 実在のゲームタイトルが織りなす濃密な90年代再現

ストリートファイターII、餓狼伝説、メタルスラッグなど実名タイトルが次々と登場し、当時のゲームセンター・家庭用ゲーム機文化をリアルに体感できる。ゲームを知っている人は懐かしさで胸が熱くなり、知らない人も時代の空気感に引き込まれる唯一無二の作品世界。

② ほぼしゃべらないヒロインが語る感情表現の妙

大野晶はセリフがほとんどなく、表情・仕草・ゲームのプレイスタイルで感情を表現する。言葉のないコミュニケーションがむしろ雄弁で、春男との距離感が縮まる瞬間は静かな感動を呼ぶ。「伝わらなさ」と「伝わる瞬間」の落差がこの作品の核心。

③ 三角関係が生む甘酸っぱい青春ラブコメ

大野への想いを自覚できない春男と、素直に気持ちをぶつけてくる日高小春の対比が絶妙。ゲームの対戦シーンと恋愛の駆け引きがリンクする構成が巧みで、ラストに向かうにつれ青春特有のもどかしさと切なさが加速していく。

キャスト・声優一覧

矢口春雄
矢口春雄
メイン
›
天崎滉平
大野晶
大野晶
メイン
›
鈴代紗弓
日高小春
日高小春
メイン
›
広瀬ゆうき
宮尾光太郎
宮尾光太郎
サブ
›
興津和幸
矢口なみえ
矢口なみえ
サブ
›
新井里美
遠野麗子
遠野麗子
サブ
›
植田佳奈
業田萌美
業田萌美
サブ
›
伊藤静
じいや
じいや
サブ
›
チョー
チョー
土井玄太
土井玄太
サブ
›
山下大輝
大野真
大野真
サブ
›
赤﨑千夏
鬼塚ちひろ
鬼塚ちひろ
サブ
›
御堂ダリア
小学校の先生
小学校の先生
サブ
›
杉田智和

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スタッフ

監督山川吉樹
シリーズ構成浦畑達彦
キャラクターデザイン桑波田満
音楽下村陽子
美術監督鈴木朗
音響監督明田川仁
OPsora tob sakana「New Stranger」
EDやくしまるえつこ「放課後ディストラクション」

関連作品

アニメ

書籍

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

タイトルを知ったのはずいぶん前だった。「格ゲーと恋愛」という組み合わせで、どうせ表面だけゲームをなぞった青春ものだろうと思って後回しにしていた。いざ見てみると、1話の最初の5分でその予想は完全に外れた。ゲームセンターの空気感、筐体の並び方、コインを積む仕草。ゲーセン世代ではないけど、あの「場所」の雰囲気は何となく知っていて、それが画面から滲んでくる。

2回目に見たとき気づいたのは、春男の視点がほとんどゲームの話しかしていないのに、それが気持ちの話になっていることだった。1回目はコメディとして笑って見ていたシーンが、実はかなり繊細なことをやっていた。

言葉を持たない子どもたちが、ゲームでだけ本音を言う話

ハイスコアガールが描いているのは、恋愛ではなくコミュニケーションの不全だと思っている。春男も大野も、普通の意味での会話がほとんどできない。春男はそもそも語彙が貧しく、大野は家庭の事情もあって感情を言葉にする習慣がない。普通の青春ものなら「気持ちを伝えられない」というもどかしさで話を引っ張るところを、この作品はゲームを「代替言語」として機能させることで解決している。

格ゲーの描写が妙にリアルだと感じたのは、キャラクターの選択や対戦の流れが、そのままキャラクター同士の感情の動きになっているからだ。大野が春男に対して何を思っているか、セリフではなくコントローラーの操作で伝わってくる。これは演出の話であると同時に、「言葉より先に行動で示すしかない子ども」の話でもある。

伊藤静さんが演じる業田萌美は、この作品の中で唯一「ちゃんと言葉で気持ちを言える」キャラクターで、だからこそ浮いて見える場面がある。植田佳奈さんの遠野麗子も同様で、言語化できる人間が逆に損をするような構造になっている。春男と大野の間には何万の言葉より一回の対戦のほうが情報量が多い、という前提でストーリーが動いている。

1991年という設定も意味がある。インターネットも携帯もない時代、「その場にいないと会えない」という物理的な制約が関係性の密度を作っていた。ゲームセンターという場所は、偶然と必然が交差するポイントとして機能していて、それ自体がひとつの「言語空間」だった。

山下大輝さんの土井玄太、興津和幸さんの宮尾光太郎といったクラスメートたちが春男の周辺をうまく埋めていて、主人公がいかに「ゲーム以外では何も持っていない」かを相対化している。杉田智和さんが演じる小学校の先生は、子どもたちの世界に介入しきれない大人の距離感をちょうどよく保っていた。あの声でそれをやると、「大人はわかっていない」感が余計に強まる。

特に刺さったシーン

終盤、春男と大野が久しぶりに同じ筐体の前に立つ場面がある。長いこと会えていなかった後の再会で、セリフはほとんどない。それでも対戦が始まった瞬間、二人の間に積み上がっていた時間が一気に展開されるような感覚があった。1回目に見たときは「うまい演出だな」で終わっていたのが、2回目では春男の選択するキャラクターと操作の変化が、成長の証明として機能しているのがわかった。

伊藤静さんの業田萌美が春男に気持ちをぶつけるシーンは、声の温度が絶妙だった。感情的になりすぎず、でも確かに傷ついている。あのバランスは難しい役だったと思う。植田佳奈さんの遠野麗子は序盤のコメディ担当から後半に向けてどんどんシリアスになっていく変化があって、特に後半の静かな諦念の演技が印象に残っている。

読んで見たくなったら——『ハイスコアガール』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 90年代ゲームセンター文化に思い入れがある、あるいは「雰囲気だけ知っている」世代
  • 感情を言葉にするのが苦手なキャラクターの恋愛に共感できる人
  • ラブコメに「テンポよく進む告白」ではなく「すれ違いの密度」を求める人
  • 格ゲー描写に細部のリアリティを期待している人(ちゃんとある)

合わない人

  • 恋愛が進展しないと苦痛になるタイプ(かなりじれったい作りになっている)
  • ゲーム要素がフレーバーでいいと思っている人(思ったより比重が大きい)
  • 主人公に共感できる要素を求める人(春男は序盤かなり扱いにくい人間として描かれる)

次に見るなら

スラムダンク(THE FIRST SLAM DUNK)——競技の描写を感情の代替言語として使う手法が近い。言葉より先にプレーで語るキャラクターたちの関係性が好きなら間違いなく刺さる。ハイスコアガールとは時代も違うが、「その場にいる」ことの密度という点で共鳴する。

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。——子ども時代に言えなかったことが大人になっても尾を引く、という構造が似ている。ハイスコアガールより直接的に感情をぶつけてくるが、「言葉にできなかった関係」というテーマで見ると並べて観たくなる。

SHIROBAKO——時代の空気感を丁寧に再現する姿勢と、業界・職場という「場所」への愛着の描き方が近い。ゲームセンターという舞台に感じた「場所の記憶」への愛着が気に入ったなら、こちらも同じ感覚で見られる。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT×¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
『ハイスコアガール』はdアニメストア・DMM TV・Netflix・Huluで視聴可能です。主要な配信サービスに揃っているため、利用中のサービスからすぐに視聴をはじめられます。シーズン1・2に加えてOVAも配信されているサービスがあるので、まとめて一気見したい方はラインナップを確認してみてください。

よくある質問

Q. 原作を知らなくてもアニメから楽しめますか?
A. 問題なく楽しめます。アニメ単体でストーリーが完結しており、ゲームの知識がなくても登場作品の魅力や時代背景は十分に伝わります。むしろゲームを知っていると懐かしさが倍増する作りになっています。
Q. 全何話ですか?続きはありますか?
A. TVアニメはシーズン1(2018年)・シーズン2(2019年)の全24話+OVA3話構成です。原作漫画は完結済みで、アニメもほぼ原作通りに描かれているため、続編の予定は現在発表されていません。
Q. 子どもと一緒に観ても大丈夫ですか?
A. 暴力表現や過激なシーンはなく、全体的にほのぼのとした青春ラブコメです。小学生〜中学生が主人公のため、お子さんと一緒に観ながら親御さんが90年代ゲーム文化を語れる機会にもなります。
Q. ゲームシーンはどのくらいの割合で出てきますか?
A. ゲームシーンは随所に登場しますが、あくまで物語の舞台装置として機能しており、恋愛・成長ドラマがメインです。ゲームが苦手な方でも「ゲームが好きな少年少女の青春もの」として違和感なく視聴できます。

まとめ

『ハイスコアガール』はdアニメストア・DMM TV・Netflix・Huluで視聴可能です。主要な配信サービスに揃っているため、利用中のサービスからすぐに視聴をはじめられます。シーズン1・2に加えてOVAも配信されているサービスがあるので、まとめて一気見したい方はラインナップを確認してみてください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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