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アニメ ひみつの花園
| 放送年 | 1991年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 39話 |
| 原作 | その他 |
| 制作 | Aubec |
メアリー・レノックスはインドでコレラの流行により両親を亡くし、イギリスの叔父の元で暮らすことになった。叔父は無口で距離的な人物で、メアリーは屋敷で孤立していた。やがて使用人の少年ディコンと彼の姉マーサと友人になる。その後、メアリーは何かを発見することになった。
作品概要・あらすじ
あらすじ
インドでコレラの流行により両親を亡くした少女メアリー・レノックスは、イギリスに住む叔父アーチボルトのもとへ引き取られる。広大な屋敷の中で孤立していたメアリーだが、使用人の少女マーサとその弟ディコンとの出会いを経て、少しずつ心を開いていく。そして屋敷の奥深くに隠された「秘密の花園」を発見したことで、メアリーの人生は大きく変わり始める。みどころ・魅力
① 孤独な少女の成長と心の変化
自分本位で無愛想だったメアリーが、屋敷の人々や自然と触れ合う中で徐々に変わっていく様子が丁寧に描かれています。内面の成長が丁寧に積み上げられる構成は、世代を超えて共感を呼ぶ本作最大の魅力のひとつです。② 英国の情景と「秘密の花園」の美しさ
荒涼としたムーア地帯の風景から、生命が息吹く花園の情景まで、1991年当時のアニメーションで丁寧に描かれた映像美が際立ちます。季節の変化とともに花園が蘇っていく過程は、視覚的にも印象深いシーンが多く残ります。③ フランシス・バーネットの名作を忠実に映像化
世界的な児童文学の古典を原作とし、原作の持つ「再生と希望」というテーマを丁寧に映像化しています。子どもだけでなく大人が観ても深みを感じられる物語構造は、1991年の放送から現在まで愛され続けている理由のひとつです。スタッフ
| 音楽 | 田中公平 |
|---|---|
| OP | 早坂良枝「逆転タイフーン」 |
| ED | 早坂良枝「はらほろひれはれ」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
タイトルに「アニメ」ってわざわざ入れてるのがまず引っかかった。『アニメ ひみつの花園』——ほぼ自己紹介が完結している。律儀というか、時代だなと思いながら再生した。
フランシス・バーネットの原作は知ってた。イギリスの屋敷に閉じ込められた孤独な少女が、秘密の花園を発見して少しずつ変わっていく話。1991年の作品だから覚悟はしていたけど、最初に見たときは中盤以降から目が離せなくなって、気づいたら最後まで止められなかった。2回目に見て気づいたのは、メアリーが最初からずっと「嫌な子ども」として描かれていること。そこから始めることへの迷いがなくて、それが誠実だと思った。
孤独な子どもが「世話をする」ことで人間になっていく話
「自然に癒やされて心が開く話」として読むと、たぶん半分しか見えていない。
メアリー・レノックスはとにかくかわいくない。感謝も愛嬌も持ち合わせていない。インドで使用人に囲まれて育ち、親の愛情も記憶にない。コレラで両親を亡くしてイギリスの叔父の屋敷に来ても、悲しみより怒りと苛立ちが先に出てくる。この造形が作品の骨格だ。
彼女が変わるきっかけは「花園」だが、それは花を見て心が溶けた話ではない。誰も入れなかった秘密の庭を、自分が世話をして甦らせていくプロセスの中で、メアリーは初めて「何かのために動く」という経験をする。ディコンと土を掘り、植物の状態を気にかけ、翌日どうなっているかを楽しみにする——そこに「自分の外側にあるものを大切にする」という感覚の最初の芽が出てくる。
叔父の息子・コリンとの関係も同じ構造を持っている。コリンは病弱で死を怖れる少年で、ある意味かつてのメアリーの鏡だ。世界から切り離されたところにいる。メアリーがコリンに向き合うシーンは、自分自身の孤独を外側から見るような場面でもある。自分の孤独を他者の中に見るとき、人は少しだけ自分の外に出られる。
「世話をする」という行為がこの作品のテーマの軸にある。植物でも、他者でも、放置されてきたものに手をかけることで、やる側にも何かが戻ってくる。その相互性をドラマチックに描かずに、じわじわと積み上げていく脚本の選択が、今見ても効いている。
特に刺さったシーン
花園の扉を開けるシーン、ではなくてその手前の部分——錆びた鍵を見つけたメアリーが、屋敷の中でそれをこっそり握りしめているカットが好きだ。まだ何も起きていない。ただ鍵を持っている。でもあの表情のかすかな変化は「これで何かが変わるかもしれない」という期待を初めて持った子どもの顔をしていて、セリフなしで乗せた息の変わり方が印象に残った。
コリンとの初対面も何回見ても飽きない。お互いに意地を張っていて、でも同じ孤独の匂いがして、反発しながら惹きつけられる。あのやりとりの噛み合ってなさがリアルで、「友達の作り方を知らない子ども同士がぶつかるとこういう感じ」と思った。うまく仲良くならないのが良かった。序盤から中盤にかけてのあのギクシャクした感じは、何度か見返しても「そうだよな」ってなる。
読んで見たくなったら——『アニメ ひみつの花園』はAmazonプライムビデオで視聴できる(30日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- バーネットの原作を読んだことがあって、映像版も押さえておきたい人
- 子どもの成長を「内面の変化」として丁寧に描いてほしい人
- 主人公が最初から好感度高くなくていい、という人
- 世界名作劇場路線の空気感が好きな人
- イギリスの古い屋敷と庭の絵が好きな人
合わない人
- テンポが早くスカッとした展開を求めている人
- ファンタジー要素や非日常的な盛り上がりを期待している人
- 主人公に最初から感情移入できないとしんどい人
- 現代的な作画・演出を重視する人(1991年の絵柄は独特)
次に見るなら
孤独な少女が新しい環境で自分を取り戻していく物語なら、小公女セーラは外せない。ロンドンの寄宿学校を舞台に、境遇が激変しても自分を失わないセーラの姿を時間をかけて積み上げた作品。世話をされる側ではなく世話をする側に回るところも、このアニメに通じる。
同じバーネット原作で「見捨てられた子どもが屋敷に引き取られる」という出発点が似ているなら、小公女(1986年版)も近い感触を持っている。こちらはよりドラマの起伏が大きく、感情的な山場がはっきりしているので、ひみつの花園が地味すぎると感じた人にはむしろこちらが合うかもしれない。
「子どもが自分の外側の世界に手を伸ばすことで変わっていく」というテーマで現代的な作品を見たいなら、魔女の宅急便が近い感触を持っている。成長の描き方が断片的で、特定のターニングポイントを大仰に演出しないところが似ている。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『アニメ ひみつの花園』は現在、Amazonプライムビデオで視聴可能です。プライム会員であれば追加料金なく視聴できますので、ぜひこの機会にチェックしてみてください。英国の名作児童文学を原作とした心温まる物語を、手軽にお楽しみいただけます。